フェレットを飼うのにいくらかかる?種類別の価格やエサの値段などを調査しました!

2022.11.11

フェレットを飼うのにいくらかかる?種類別の価格やエサの値段などを調査しました!

小さくて可愛らしい見た目と人懐こい仕草をするフェレットは、近頃人気があります。 フェレットにはいくつかの種類があり、それぞれ違った特徴を持っています。 種類ごとの価格やエサ情報について、調査してみました。

【目次】
1.フェレットの種類はどんなものが?種類別の特徴や価格の違いについて
 1-1.マーシャルフェレット…日本では代表的なフェレット
 1-2.パスバレーフェレット…丸い顔立ちで愛嬌がある
 1-3.カナディアンフェレット…大きい体格
 1-4.ニュージーランドフェレット…まんまるぬいぐるみ風
 1-5.ルビーフェレット…日本では珍しい
 1-6.アンゴラフェレット…毛が長いフェレット
 1-7.マウンテンビューフェレット…おとなしい子が多い
 1-8.ホールデンフェレット…がっちり系のフェレット

2.価格に影響するフェレットの毛色

3.フェレットのエサ代はどのくらい?

4.フェレットを飼育するときに必要な費用

5.まとめ

【掲載:2020.11.14  更新:2022.11.11】

フェレットの種類はどんなものが?種類別の特徴や価格の違いについて

日本にいるフェレットの多くは、ファームと呼ばれる外国の繁殖場から輸入されています。
「どこの国のどこのファームか」によって、名前も違います。

●あわせて読みたい
人気のフェレットの毛色の種類5選!特徴や魅力は?フェレット用語”ファーム”とは?

フェレットは、長い胴体と短い脚が特徴のイタチ科に属する動物です。鳴き声が小さく、ワンちゃんのように散歩の必要がないため、一人暮らしの方や日中留守にすることが多い方にも人気です。フェレットにおとなしいイメージをもつ方も少なくありませんが、フェレットは種類も多く、性格や特徴をもそれぞれ異なります。 そこでこの記事では、フェレットの特徴や種類について紹介します。これからフェレットをペットとして迎えたいという方は、ぜひ参考にして下さい。

記事はコチラボタン

また、顔立ちや体型、性格、価格にまで違いが見られます。
日本で有名なフェレットから、めったにお目にかかれないフェレットまで…。
いろいろな種類のフェレットがいます。

「フェレットを迎えたい」と思ったら、フェレットの名前や特徴、性格など、おおまかにでも覚えておくといいでしょう。

フェレットの価格は、入手のしやすさ、日本での流通量、繁殖数、人気の種類、毛色などでもだいぶ変わります。
種類別に価格をまとめてみましたが、あくまでも参考程度に考えてくださいね。

◆マーシャルフェレット…日本では代表的なフェレット

マーシャルフェレットは、アメリカ・ニューヨーク州にあるファームで繁殖しているフェレットです。
日本で流通も多く、とても人気があります。
初めてフェレットを飼う人にもおすすめされることが多いのがマーシャルフェレットです。

・大きさや特徴

マーシャルフェレットの平均体重は、0.8~1.5キロほどです。
25~35センチの体長で細長い見た目が特徴的。
顔立ちや体型と、全体的に結構ほっそりしています。
耳に入っている入れ墨が「マーシャルフェレット」の見分け方です。

・性格

マーシャルフェレットは、ほかのフェレットよりも穏やかでおとなしい性格の子が多いです。
生まれた直後から、お母さんフェレットや仲間達、ファームのスタッフと過ごす時間が長く、穏やか系に育つ子が多いためです。
温和で噛み癖もほとんどないことから、初心者でも飼いやすいでしょう。

・価格

マーシャルフェレットの価格の相場は、5~8万円ほどです。

◆パスバレーフェレット…丸い顔立ちで愛嬌がある

アメリカのペンシルバニアにあるファームで生まれるフェレットが「パスバレーフェレット」です。
フェレットのファームとしては、最大規模と言われています。

・大きさや特徴

マーシャルフェレットの次に、日本で飼育数が多いのがパスバレーフェレットです。
規模の大きいファームなので、安定した繁殖で流通数が多いです。
毛色のバリエーションがたくさんあります。

パスバレーフェレットは、やや筋肉質で丸顔です。
体重は0.8~1.8キロほどとマーシャルフェレットよりも少しがっしりした雰囲気に見えるでしょう。

・性格

パスバレーフェレットは、活発な性格をしています。
ちょっとわんぱくですが、比較的飼いやすいと言われています。

・価格

パスバレーフェレットの価格相場は、3~6万円ほどです。

◆カナディアンフェレット…大きい体格

名前からイメージできるように、カナダ生まれのフェレットがカナディアンフェレットです。

・大きさや特徴

カナディアンフェレットは、ほかのフェレットと比べて「大きな体」が特徴です。
1~1.8キロが平均体重で、オスは大きく育ちやすいでしょう。

・性格

カナディアンフェレットは大柄ということもあり、気が強い性格の子が多いです。
噛み癖があるので、初心者にはあまり向かないと言われています。

・価格

カナディアンフェレットは毛色の色が豊富なこともあり、色によって価格が異なります。
価格の相場は、7~10万円ほどです。
日本ではかなり入手が難しいでしょう。

◆ニュージーランドフェレット

ニュージーランドのファームで生まれたフェレットがニュージーランドフェレットです。

・大きさや特徴

ニュージーランドフェレットは、1~1.8キロほどに成長します。
特に、オスは2キロほどに成長することもあります。

顔や体が丸く、ぽっちゃりしているので、ぬいぐるみのような雰囲気でかわいらしいですね。
毛色の種類は少なく、パンダのような毛色の子が多いです。

・性格

ニュージーランドフェレット大型に育つため、荒い性格をしています。
もともと噛み癖を持っているため、しつける必要があります。
初めて飼う人は飼育が難しいフェレットと言えるかもしれません。

・価格

日本ではあまり見かけない珍しいフェレットです。
価格の相場は、5~8万円前後でしょう。

◆ルビーフェレット…日本では珍しい

アメリカのアイオワ州にあるファームで生まれたのがルビーフェレットです。

・大きさや特徴

0.8~1.5キロほどが平均体重で、体格はしっかりしています。
丸顔が特徴です。

・性格

パスバレーフェレットをもとに繁殖されていたことがあり、性格は似ていると言われています。
しかし、個体差があるので、「ルビーフェレット」という種類としての性格の傾向は定まっていません。

・価格

価格の相場は、7~8万円ほどです。
日本ではあまり流通しておらず、入手は難しいでしょう。

◆アンゴラフェレット…毛が長いフェレット

アンゴラフェレットは、毛が長いフェレットを指します。
突然変異によって誕生したため、独特な外見が特徴的です。

・大きさや特徴

アンゴラフェレットは、ほかのフェレットよりも大きめに育ちます。
骨太でたくましく、1.5~2キロほどになるのが一般的です。

毛が長いフェレットで、「ロング」「セミロング」「ショート」と、毛の長さがいろいろあります。
鼻が独特な形をしています。

・性格

個体差がありますが、気性の激しいタイプが多いでしょう。
初心者には向いておらず、フェレットを熟知した飼い主さんにおすすめです。

・価格

アンゴラフェレットの価格は、ロングになると高く、ショートになると低めになるので、価格帯に幅があります。
全体で、8~18万円ほどが価格の平均相場です。
日本でもあまり入荷しないため、入手は結構難しいかもしれません。

◆マウンテンビューフェレット…おとなしい子が多い

アメリカのニューヨークで生まれたのがマウンテンビューフェレットです。

・大きさや特徴

同じ出身地のマーシャルフェレットと、体重や体格、毛色などが似ています。
体重は0.8~1.5キロ程度ですが、ややがっちりした丸顔が特徴的です。

・性格

マウンテンビューフェレットは、全体的におとなしめの子が多いと言われています。
人間にも慣れやすく、噛み癖はあまりありません。
比較的飼いやすいでしょう。

・価格

マウンテンビューフェレットは、日本では希少です。
価格の相場は、6~7万円が参考値です。

◆ホールデンフェレット…がっちり系のフェレット

ホールデンフェレットは、カナディアンフェレットと同じカナダ出身です。
体型も似た雰囲気のため、間違われることがあります。

・大きさや特徴

1~2キロほどが平均体重で、がっちりした体格をしています。
よく似ているカナディアンフェレットとの見分け方は、耳に入っている「H」という入れ墨です。

・性格

体が丸くて大きめなので、わんぱくな性格の子が多いです。

・価格

2015年以降に日本に初めてやってきたフェレットの種類です。
比較的日本でも入手がしやすいでしょう。
7~8万円が価格の相場です。


価格に影響するフェレットの毛色

同じ種類のフェレットのなかでも、毛色によって価格が異なります。
もっとも多いのが「セーブル」と言われる被毛です。

オーバーコートが茶色で、アンダーコートがクリーム系の色です。
顔の中心や足、肩などに濃い色がついていて、一見、タヌキを連想させるような見た目です。
同じセーブルでも明るめなものがライトセーブル、濃いものをブラックセーブルと言います。

同じ種類のフェレットのなかでも、セーブルのように流通量が多い毛色は価格の相場から極端にかけ離れることはありません。
しかし、そのほか珍しい毛色になると、価格は高くなってしまうでしょう。


フェレットのエサ代はどのくらい?

フェレットを飼育するなら、毎月必要になるエサの値段も知っておきましょう。

犬や猫と同じように、カリカリとしたドライフードがフェレットの基本のエサです。
雑食の犬のエサは、肉食のフェレットには適していないので代用しないようにしましょう。
フェレットに必要な栄養が入っている「フェレット専用のエサ」与えてくださいね。

ドライフードは賞味期限が長く保存しやすいのが特徴です。
粒の大きさや原材料が違うので、選ぶときにはパッケージをよく読み、原材料にも注目しましょう。
フェレットは肉食のため、動物性たんぱく質が含まれているかチェックしてみてくださいね。

●おすすめ商品
フェレット オリジンズ 2kg

栄養素は自然からのもので獣医によって開発されました。
オーストラリア産の新鮮な材料を厳選して使用しています。
自然のチコリーの根を含み、腸の動きと免疫機能を促進します。
独自の押出し成型によるペレットで、最適な消化、安全、おいしさを保証します。
フェレットの成長期、妊娠中、授乳期など全てのライフステージにあった食事です。

商品詳細を見る

1キロ1000円程度から購入ができますが、極端に安いものは、粗悪な原材料が使われているリスクがあるので注意が必要です。

そのほか、肉の風味が感じられる「ウェットフード」もあります。
缶詰タイプのものは、1缶200~300円程度から購入が可能です。
フェレットの大きさや年齢にもよりますが、1か月のエサ代は2000~3000円程度を見ておくといいでしょう。

●おすすめ商品
小動物のためのおいしいお肉 ブオナカルネ 鶏ささみ 80g

体の小さな小動物の消化器官に負担をかけないやさしいフードです。
消化しやすい、新鮮な原料を使用し、食物繊維でおなかの健康を保ちます。

商品詳細を見る

また、フェレットは生後半年程度までベビーフード、その後はアダルトフード、4才を過ぎたらシニアフードというように、年齢で切り替えていきます。
成長ステージに合わせて、エサを選んでいきましょう。

同じエサばかり食べていると、切り替えたときに新しいエサを食べないフェレットもいます。
2~3種類くらいのエサを混ぜて与えておくと、栄養の偏りもおこらず、切り替え時にもスムーズです。

年齢に関係なく与えられるオールステージ向けのフードもあります。


フェレットを飼育するときに必要な費用

フェレット

さまざまなものがフェレットの飼育には必要です。
エサのほか、ケージ、トイレ用品、給水器、おもちゃ、オヤツなどです。
それぞれ、大きさや素材、デザインなどで値段は異なります。

例えば、フェレット用のケージ。
迎えるフェレットのサイズに合わせて選ぶようにしましょう。
サイズの広いものや段数のあるものは、価格は高めになります。

1万円以内で買えるコンパクトでシンプルなものから、2~3万円もする大型で丈夫なものまで市販されています。
選ぶ商品にもよりますが、フェレット用のトイレ、給水器なども合わせて、飼育アイテムを揃えると5万円ほどかかるでしょう。

●おすすめ商品
クリーンホーム フェレット

・床敷材やトイレ砂の飛び散りを防止する 取り外し可能なカバー付き!

商品詳細を見る

さらに、2000~3000円程度のエサ代にプラスして、トイレの砂などの消耗品が月々2000~3000円かかっていくかと思います。

●おすすめ商品
ZERO PXリター 7L

パイン材の樹皮を取り除き、吸収性に優れた木質部のみを高圧縮して使用!パイン材の持つ物質”フィトンチッド”と、配合されているクエン酸の優れた吸収性・消臭力・殺菌作用で、オシッコの強力なアンモニア臭を1分間で99%消臭します。天然素材を100%使用していますので、小動物が口に入れても安心安全なトイレ砂(敷材)です。

商品詳細を見る

また、予防接種やフィラリアの薬、健康診断など、フェレットの健康維持のためのお金が定期的に必要になります。
病気になれば、思いがけない出費として通院費用や手術費用などの病院代もかかることがあります。
ケガや重い病気になると、手術になることもあります。
一度で数十万円もの費用をかけなくてはならないことも。

4歳を過ぎると高齢となり病気にかかるリスクもあがるので、フェレットを飼育するときには、あらかじめ想定しておく必要があります。


まとめ

フェレットの種類はたくさんあり、種類によって大きさや特徴、価格まで異なることが分かりました。
日本では流通が少ない珍しいフェレットは、生体の価格が高くなるでしょう。

フェレットを育てるために揃えなければならないものも多いです。
生体代にプラスして、初期費用として考えておきましょう。

また、エサの購入代は毎月数千円程度で済むものの、高齢になると病気のリスクも高まり、予想外の出費となることもあります。
フェレットを一生かけて守れるように、ふだんから少しずつお金を貯めておくと安心です。



– おすすめ記事 –

・スキニーギニアピッグを飼いたい!特徴や性格、飼育の注意点を紹介
・ジャンボセキセイインコとは?セキセイインコの違いなどを紹介
・カラーも模様もいろいろ!ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)の飼い方
・ハリネズミはどんな生き物?飼育方法や性格などハリネズミの魅力を紹介


focebookシャア
ツイート

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
PetSmileすもーる部

PetSmileすもーる部

小動物大好きPetSmileすもーる部です。小動物にまつわるエピソードやお役立ち情報を発信します♪


記事に関するお問い合わせはこちら