1.ハムスター以外にもいる?ペットとして飼えるネズミを紹介!
2.ペットとして飼育できるネズミ①モルモット
2-1.見た目
2-2.原産国・生息地
2-3.特徴、ほかのネズミとの違い
3.ペットとして飼育できるネズミ②チンチラ
3-1.見た目
3-2.原産国・生息地
3-3.特徴、ほかのネズミとの違い
3.ペットとして飼育できるネズミ③デグー
4-1.見た目
4-2.原産国・生息地
4-3.特徴、ほかのネズミとの違い
4.ペットとして飼育できるネズミ④ファンシーラット
5-1.見た目
5-2.原産国・生息地
5-3.特徴、ほかのネズミとの違い
5.ペットとして飼育できるネズミ⑤ハツカネズミ
6-1.見た目
6-2.原産国・生息地
6-3.特徴、ほかのネズミとの違い
ハムスター以外にもいる?ペットとして飼えるネズミを紹介!
ペットとして飼えるネズミとして、もっともポピュラーなのはハムスターですね。はじめて飼育したペットはハムスターという方も多くいる動物で、子どもから大人まで幅広い世代に人気があります。
広いスペースを必要とせずケージひとつで飼えるハムスターは、一人暮らしの方にもおすすめしたいペットです。
ところで、ハムスターの他にもペットとして飼えるネズミがいることをご存じですか?
こちらの記事ではペットショップで見かけることの多いネズミについてご紹介していきます。
ネズミと一緒に暮らしたいという方は必見です!
ペットとして飼育できるネズミ①モルモット
テンジクネズミの仲間であるモルモットはペットとして家畜化された生き物であり、野生では存在しません。
人に慣れやすく、飼い主さんの顔を覚えて鳴き声でコミュニケーションをとるなど可愛らしい一面を見せてくれます。
◆見た目
モルモットの毛質には2種類あり、短毛でツルッとしたタイプと長申し訳の毛が長いタイプが存在します。
体長40センチ〜50センチ前後の中型のネズミであり、体重は1Kg前後です。
完全草食動物であるモルモットはしっかりとした歯が生えており、牧草やペレットをすりつぶしながら食べます。
寿命は7年前後であり、販売価格は3000円から5000円前後です。
◆原産国・生息地
原産国は南米であり、野生のテンジクネズミの仲間が家畜化されてペットとして定着しました。
世界中でペットとして愛玩されている反面、海外では食用などとしても重用されています。
冒頭でも紹介したようにモルモットは野生下では存在せずに、完全家畜化された生き物になります。
日本でも繁殖されているモルモットは、ペットショップやホームセンターなどで気軽に購入することができる身近な存在です。
◆特徴、ほかのネズミとの違い
他のネズミとの違いは尻尾が短い点と丸々とした愛らしいフォルムです。
ハツカネズミなどには長い尾がありますが、モルモットの尾はきわめて短くぱっとみただけではわかりません。
また、モルモットは家畜化されてきた歴史から様々な経路が存在します。
基本的には白・黒・茶の三色から構成されており、模様の入り方には個性があります。
ペットとして飼育できるネズミ②チンチラ
手触りの良いグレーの被毛と丸いフォルムが愛らしいチンチラもネズミの一種になります。
耳が大きくくりっとした独特の目をしており、愛嬌があります。
臆病で敏感な子が多いですが、慣れると飼い主さんのてから餌を食べたりあまり過度なふれあいはストレスになるので、おすすめしませんが抱っこすることも可能です。
モルモットに次いでポピュラーなペットであり、飼育もしやすいのでおすすめですよ。
◆見た目
チンチラの最大の特徴はそのフワッとした手触りの良い被毛です。
チンチラ科のネズミであり体調は26センチ、体重600g前後の小ぶりな生き物です。
体毛はグレーが基本ですが、白やクリームなども存在しています。
ペットショップでは幼少期からチンチラが販売されていますが、メスの方が大きくなる傾向にあります。
◆原産国・生息地
南米のチリの固有種であり、標高400メートルから1500メートルの山地に生息しています。
草食性であり、野生の個体は草木の根やコケを食べます。
捕食者としてキツネやフクロウなどに狙われやすいため、敏感で俊敏な動きをします。
◆特徴、ほかのネズミとの違い
最大の違いはそのグレーの被毛であり、ネズミの仲間の中でも手触りは抜群です。
ついつい触って抱っこしたくなりますが、懐くか懐かないかは個体差が激しく観賞を主とした飼育方法が推奨されます。
また、基本的には単独飼育が望ましく同じケージに複数いると殺し合いの喧嘩に発展して命の危険があるため別々のケージで飼育することが望ましいです。
繁殖期であってもよほど相性が良くない限りは成功率が低く、ネズミの仲間の中でも気性が荒い面があります。
人に対して好戦的に攻撃してくることはほとんどありませんが、適度な距離を保ちながら生活することが重要になります。
飼育下ではさほど問題ではありませんが、縄張りを主張するために立っておしっこをすることがあります。
オスよりもメスの方がこの行動をとる場合があり、壁などにおしっこをかけられ内容に対策が必要になります。
ペットとして飼育できるネズミ③デグー
ネズミの仲間の中でも小型なデグーは賃貸でも飼育しやすいです。
しかし、エキゾチックアニマルに明るい獣医さんが少ないので体調不良になったときに診てくれる動物病院をチェックした上で飼育する必要があります。
小動物専門店などで入手可能であり、近年人気が高まっている種類でもあります。
◆見た目
デグー科に属するゲッシ目であるテグーはリスに似た見た目をしていますが、ネズミの仲間になります。
毛色は茶色が基本であり、フサッとした尻尾が特徴です。
食性は草食性であり、きのみや果物、花の蜜などを好んで食します。
寿命は10年前後、価格は1万円前後で入手可能です。
寿命は7年前後、販売価格は1万円〜2万円前後になります。
◆原産国・生息地
チリの山岳地帯が原産であり、木の上に寝床をつくり生活します。
ヨーロッパなどではペットとして人気であり、ブリードもされています。
◆特徴、ほかのネズミとの違い
ネズミ類の中でも人に懐きやすく、犬や猫のように信頼関係を築くことができるペットです。
砂浴びや小動物用のおもちゃで遊ぶことも好きであり、手乗りや肩に乗ってきたりとふれあいを楽しむことができます。
反面、嫌なことをされると根深く覚えておりその人物に近づかなくなるため信頼関係を回復するまでに長い時間を要することになるため、注意が必要です。
ペットとして飼育できるネズミ④ファンシーラット
いわゆる愛玩用に家畜化されたドブネズミであり、ファンシーラットの愛称で親しまれています。
日本でも昔からペットとして飼育されているネズミであり、主にヨーロッパでは一般的なペットとしての歴史が長いネズミになります。
◆見た目
寿命は5年前後であり、比較的安価で入手することができます。
ドブネズミというとあまりイメージが良くありませんが、ファンシーラットは家畜化されたネズミであり病気を媒介するなどの危険性はないため安心して飼育できます。
さらには成長しても10センチ前後にしか成長しないため限られた飼育スペースでも飼育しやすいネズミになります。
カラーも様々であり、自分好みの色を選ぶことができます。
◆原産国・生息地
世界中に生息しているファンシーラットですが、主にヨーロッパで繁殖されているネズミになります。
ドイツやイギリスなどでは古くからポピュラーなペットであり、したしまれています。
◆特徴、ほかのネズミとの違い
ネズミらしいネズミと言えるファンシーラットですが、意外にも知能が高く社会性のあるネズミのため複数飼育することも可能です。
一つ注意したいのは、繁殖力が強くすぐに増えてしまうため普段は別々に飼育するなど繁殖を望んでいない場合には、単独飼育が望ましいでしょう。
人にもよく慣れるためコミュニケーションを密にとることができます。
部屋でたまに離して散歩させてあげるとストレス発散や運動不足の解消に効果的です。
部屋の隙間などが好きなため逃走だけには注意しましょう。
ペットとして飼育できるネズミ⑤ハツカネズミ
ペットとしてもポピュラーであるハツカネズミはファンシーラットよりも小型のネズミになります。
成長しても30センチ前後にしか成長しないコンパクトな身体付きをしており、体重も25g前後にしかなりません。
アパートなどの賃貸でも飼育しやすいですが、実験用マウスとしても知られている種類のネズミです。
◆見た目
ハツカネズミというと白に赤い目のネズミのイメージが強いですが、ヨーロッパなどで繁殖されたこげ茶のハツカネズミが一般的に親しまれています。
また目の可愛らしさや飼いやすさからペットとしても人気があり、コロンとしたコンパクトなフォルムが魅力です。
◆原産国・生息地
世界中で生息しているハツカネズミは主に家性のネズミであり、人家の軒先や農耕地などに野生化しています。
ドブネズミ同様に害獣として扱われることもあるハツカネズミですが、家畜化されたハツカネズミは人馴れしており、高い学習能力があります。
その学習能力の高さゆえに様々な実験に用いられることも多く、様々な用途で親しまれてきたネズミです。
◆特徴、ほかのネズミとの違い
ネズミらしいネズミであり、ヨーロッパを中心に人気のあるネズミです。
さらには、コンパクトなサイズ感と小動物の専門店などで安価に手に入ることから初めてペットを飼う方にもおすすめです。
まとめ
ペットとして飼育できるネズミの仲間について紹介しました。
サイズや毛色など様々なネズミは自分好みを選ぶことができるのが魅力です。
大切に飼育すれば10年以上生きるネズミの仲間もいるため、飼育環境にあわせてお迎えしましょう。
ネズミの仲間に明るい獣医さんが少ないので、エキゾチックに対応した動物病院をチェックしてからお迎えすることがポイントになります。
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