【犬よりなつく?】ファンシーラットってどんなペット?特徴、飼育方法、必要なグッズを紹介

2022.06.14

【犬よりなつく?】ファンシーラットってどんなペット?特徴、飼育方法、必要なグッズを紹介

犬のようになつくネズミと評判のファンシーラットは人の言葉まで覚えると言われるほど賢いねずみで、欧米ではペットとして絶大な人気があります。一体どんな生き物なのでしょう。この記事では、ファンシーラットの生態と飼うために必要な情報を解説します。

【目次】
1.ファンシーラットとはどんな生き物?
 1-1.歴史
 1-2.サイズ感
 1-3.性格
 1-4.寿命

2.ファンシーラットの代表的なカラーと毛の特徴
 2-1.【カラー】ホワイト系
 2-2.【カラー】ブラックハスキー系
 2-3.【カラー】ベージュハスキー系
 2-4.【カラー】アグーチポイント系
 2-5.毛並みも模様も様々

3.ファンシーラットのここが可愛い!
 3-1.犬よりなつく?!高い知能を持つネズミ
 3-2.笑い声をあげる?

5.ファンシーラットの値段

6.ファンシーラットの飼育環境
 6-1.必要な基本のグッズ一覧
 6-2.温度設定
 6-3.飼育の注意点

7.ファンシーラットの飼い方
 7-1.ご飯について
 7-2.トイレについて
 7-3.臭いについて
 7-4.かかりやすい病気について

8.まとめ

【掲載:2021.03.11  更新:2022.06.14】

ファンシーラットとはどんな生き物?

ファンシーラット
ペットの専門店コジマより引用

ファンシーラットとはネズミ科クマネズミ属ドブネズミ種に属するネズミの仲間です。
ドブネズミと聞くと食べ物を食い散らかしたり、病原菌を媒介する害獣として知られているので、一瞬驚いてしまいます。しかしペット用として販売されているファンシーラットはドブネズミを何世代も品種改良を重ね、人の手で飼育されてペット化したもので、人畜共通感染症のリスクは一般のペットを飼う場合と変わりありません。
ファンシーラットは攻撃性が少なく犬のようになつき、とても知能が高く、飼い主を区別できます。それだけでなく芸まで覚えられるため、海外ではとても人気のあるペットです。
ペットとして飼うにはどのような準備が必要なのでしょう。
まずは、ファンシーラットの生態からご紹介してまいります。

◆歴史

ファンシーラットの起源は、18世紀ごろのヨーロッパで当時害獣だったドブネズミを捕獲するネズミ捕り屋と呼ばれる商いをしていた人たちが家畜化したことが始まりと言われています。
当時、ヨーロッパではブラッドスポーツという、動物同士を戦わせる見せ物が流行っていました。
ネズミ捕り屋は、害獣として捕獲したドブネズミをブラッドスポーツで使用するだけでなく、その中の珍しい色のネズミを取り除き、ペット用に交配して改良・販売していました。
そんな歴史から、イギリスやアメリカをはじめとする欧米ではメジャーなペットとして親しまれ、愛好家も多くいます。
日本国内ではまだペットとして浸透していないファンシーラットですが、とても賢いことや、人になつくことからこれから人気に火が付いていくと思われます!

◆サイズ感

ペットとしておなじみのハムスターなどとは違い、大きな体と長いしっぽが特徴的です。
ファンシーラットは体長約20~25cm、体重約200~500gで、メスよりもオスのほうが大きくなりやすい生き物です。

ファンシーラットのサイズ感

しっぽを含めると40cmほどで、手の上に乗せるとずっしり感じるサイズ感になります。

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◆性格

性格は、警戒心が強く、臆病ではありますが、非常に好奇心が強く学習能力も高いことからマメにコミュニケーションをとっていればよくなつきます。この、学習能力が高いというところがファンシーラットの大きな魅力のひとつでしょう。
慣れると体を触らせてくれたり、膝の上で寝たりと飼い主ともよく遊ぶようになります。そうした性格から、猫のようにジャレる動物とも言われています。

◆寿命

ファンシーラットの平均寿命は約2~3年です。
小動物の中でも寿命がとても短い生き物です。ファンシーラットは、一緒にいられる時間は少ないですが、その短い生涯の中で一生懸命に愛情表現をしてくれ、行動で楽しませてくれる素晴らしいペットです。
ラットと一緒に過ごした時間はかけがえのないものになるでしょう。
ともに過ごせる時間を大切に、仲良く過ごしてくださいね。


ファンシーラットの代表的なカラーと毛の特徴

ファンシーラットには多種多様な毛色と毛並みがありますので、きっと自分好みの子に出会えますよ。
代表的なカラーを写真で紹介します。

◆【カラー】ホワイト系

ホワイト系_1

全身単色のベースカラーの子です。ホワイトの他にもブラウン、ベージュ、ブルー(グレー)など様々な種類があります。
全身単色で覆われている子をセルフと呼びます。

◆【カラー】ブラックハスキー系

ブラックハスキー系_1

頭部が逆V字に色が抜け、背中全体に色が入る模様をハスキーといいます。犬のハスキーをイメージするとわかりやすいですね。

◆【カラー】ベージュハスキー系

ベージュハスキー系_1

こちらもハスキー系ですがベージュカラーで優しい印象です。色でこんなにも印象が変わるのも魅力の一つです。

◆【カラー】アグーチポイント系

アグーチポイント系_1

茶色と黒が混じったような「アグーチ」が、ポトリと墨を落としたように入っている「ポイント」が特徴のカラーです。
このように体の一部に特徴的な色が入っている例は、頭部のみ色が入っているキャップド、頭部と背中に色が入るフーディットなどがあります。

◆毛並みも模様も様々

カラーのほかにも、巻き毛のレッキスタイプや、毛がないスキニータイプ、一般的な個体よりも耳が低い位置についていて耳が大きなダンボなど様々な見た目の特徴を持つラットがいます。
成長の段階で色の退色があり、幼いころとは色が変わる子もおり、どの子も個性的で魅力たっぷりです。


ファンシーラットのここが可愛い!

◆犬よりなつく?!高い知能を持つネズミ

ファンシーラットは犬よりなつくといわれることもあるほど、人になつくペットです。知能も高いため、芸を教えるなどしてコミュニケーションを取ることもできます。
多頭飼育をすれば、ファンシーラット同士で仲良く遊びます。

ファンシーラットは人とのコミュニケーションに喜びを感じる子が多いため、飼い主さんと遊ぶのも大好きです。触れ合う時間をたくさん取ってあげることで、飼い主さんのことが大好きになりたくさんの愛情表現をしてくれるでしょう。

◆笑い声をあげる?

ラットには人には聞こえない「ラットの笑い声」を発するという研究結果があるそうです。
ラット同士で遊んでいるときに高周波を発することがあり、これが笑い声と呼ばれています。
人にくすぐられる際にも同じ声を発することがあると言われています。
他にも人の手にじゃれながら遊んでいるときも笑い声を出しているそうですよ。
「嬉しい」「楽しい」と感じた時に声を出して笑っていると想像するととても可愛いですよね。


ファンシーラットの値段

ファンシーラットの値段には幅があります。愛玩用としてペットショップやブリーダーで販売されているものは3,000~6,000円くらいが多いです。


ファンシーラットの飼育環境

ファンシーラット
ペットの専門店コジマ

それでは、ファンシーラットを飼育する際に必要なものや、快適な環境を作る上ための留意点をご紹介致します。

◆必要な基本のグッズ一覧

・ケージ

ファンシーラットは運動量の多い動物です。また、横だけでなく縦にも動くことが好きなので、ある程度高さのあるケージがお勧めです。
大人になると体長20~25cmまで成長しますので、最低でもW60×H50×D50ほどあると良いでしょう。
ストレスがたまらないように、立体的なレイアウトを心掛けてケージ内でもしっかり遊べるようにしましょう。

ウサギ用やフェレット用の飼育ケースは掃除しやすく使い勝手が良いものが揃っています。
また、排泄物の量が多く、臭いがこもると体調に悪影響を及ぼすため、通気性の良いタイプがおすすめです。
衣装ケースなどでも代用できますが、その場合、蓋を網状にするなどリメイクが必要です。

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イージーホーム・ネクスト 70-SCA

コンパクトなのに広々使える小動物用のケージです。
高さがあるので、小鳥にもおススメです!

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・床材

排泄物の匂いがきついため、簡単に手軽に掃除できるかどうかは飼育する上で重要なポイントとなってきます。
ファンシーラットは掘ったり隠れたりすることも好きなので、粒状のものが良いでしょう。
トイレのしつけはできないため、消臭効果の高い床材を使用するか、猫用のトイレ砂をケージに敷き詰めると良いです。猫用の砂を使用する場合、尿で固まるタイプのものは誤飲の原因となりますので使用しないでください。

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ZERO 消臭パルプエコマット

ホコリが出にくい無漂白バージンパルプを使用しています。
ヤシ油から抽出した消臭成分配合で、強力消臭します。
エコで安心・安全な床材です。

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・給水器

ファンシーラットはハムスターなどと比較すると体が大きいこともあり、水分を多く必要とする動物です。そのため、水入れはやや大きめが好ましいです。
水は毎日清潔なものと交換してください。
学習能力が高いので給水器から飲むことは可能ですが、初めて使用する場合にはちゃんと飲めているか目で確かめてください。

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・ハンモック

ファンシーラットは狭い隙間に入ったり潜ったりするのが好きな動物です。ハンモックの他にもハウスやトンネルなどファンシーラットの遊び場兼、隠れ場所になるようなものをケージの中に入れておくと喜びます。

・回し車はいらない

ハムスターやデグーなど、ネズミの飼育ではおなじみの回し車ですが、ファンシーラットには用意する必要がありません。
回す際にしっぽがぶつかってしまい、痛める可能性が高いことや、ぶつかることを避けて尻尾をあげたまま走り、それが癖になって戻らなくなるホイールテイルという病気になることがあります。
使用しないほうが安心です。

◆温度設定

ファンシーラットの飼育適温は18~25℃、湿度は50~60%程度が理想です。
特に冬は寒さ対策が必要になってきます。ケージ内にヒーターを設置するのが理想ですが、ファンシーラットは噛むことが大好きな動物です。コードが剥き出しのタイプは危険ですのでやめましょう。

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CASA ヒートセラミック 100W

赤外線放射で暖める陶器製ヒーター。タテ・ヨコ自在にレイアウト可能。便利な中間スイッチ付。

・赤外線放射で暖める
目に見えない赤外線がペットのカラダをじんわり暖めます。光を出さないのでペットの生活リズムを崩しません。
・保温性に優れたセラミック球
陶器製なのでガラス製電球タイプと比べて割れにくく、また熱を逃がしにくいので保温力に優れています。
・ペットの安全を考えた保護コイルとスチール製カバー
あやまってかじってしまったり、熱源に触れるのを防ぎます。

プラスチックのケージ類でのご使用は破損の原因となることがありますのでお控えください。

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◆飼育の注意点

・噛み癖に注意

とにかくなんでもかじるのが大好きです。部屋の中を散歩させる場合には、電気コードや家財道具などかじられてしまわないようカバーで覆うなどの対策が必要です。
ケージ内にはファンシーラットがいつでも好きな時にかじれるよう、かじり木を入れておくと良いでしょう。

・多頭飼育がおすすめ

ファンシーラットは社会性がとても強い動物です。そのため、多頭飼いをするのもおすすめします。個体によっては相性が悪かったり、異姓のラットを入れると繁殖してしまうことから兄弟や姉妹で飼うことが良いです。
1匹で飼う場合には寂しがりますので、毎日たくさん話しかけ、コミュニケーションをとってあげてください。


ファンシーラットの飼い方

◆ご飯について

ファンシーラットは雑食性の動物です、基本的にはなんでも食べますが、栄養バランスを考えると専用フード(ペレット)が好ましいです。あまり数は選べませんが、日本でもファンシーラット専用フードが販売されています。
同じものばかり与えるとグルメなラットは飽きてしまうため、専用フードの他に、ハムスター用に販売されている野菜や果物のミックスブレンド、葉物野菜をあげたり、タンパク質を多く含むフェレット用のおやつなどを少量与えると良いでしょう。

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ファンシーラットフード 400g

ラット用メインフード。ファンシーラット本来の食性を考え、穀物を中心に、人口のビタミンやミネラルを使用せず、すべての栄養が自然の食材から得られるフード設計で作られた総合栄養フードです。

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ファンシーラットは太りやすい傾向もあります。肥満は健康面に悪影響を及ぼしますので、適切な食事を心がけてください。
また、ラットは自分で食事の量を調整し、何回かにわけてこまめに食事をしますが、6時間ほど食べていないと胃が空になってしまいます。
比較的、絶食には弱いので常にごはんを食べられる環境にしてください。

◆トイレについて

ファンシーラットはトイレのしつけができません。
個体によっては同じ場所でしたがる子もいますが、性格によるものが大きいので、しつけようと思って取り組まない方が良いです。
また、排泄物の臭いがきついため、毎日取り除いてあげてください。
排泄物とその臭いがついた敷料を毎日掃除すれば、大掛かりな清掃は週に一度ほどで済みます。

◆臭いについて

清潔な環境を保つことができれば、ファンシーラット自体にはそれほど臭いはありません。しかし、自分の排泄物の上で体をこすったり、食べ物を一時的に隠そうとする本能が強いことから、食べ残しを放置してしまうと悪臭の原因となります。
中にはファンシーラットをお風呂に入れる飼い主さんもいるようですが、お風呂中の事故などリスクが大きいです。
日頃から清潔を心がけて管理することが大切です。

◆かかりやすい病気について

・外部寄生虫症

衛生状態が良くない環境で大量生産されたラットの中には販売されるとき既に寄生虫に感染しているラットがいます。
寄生虫は駆虫剤で簡単に対処できますので、ラットを購入したら体調が悪くなくても動物病院で検診してもらうと安心です。

・不正咬合

げっ歯目にとても多い症状です。ほとんどのげっ歯目は歯が一生伸び続ける性質があります。毎日硬いものをよくかじっていれば自然と摩耗するため問題にはならないのですが、飼育下で柔らかいものを食べる機会が多いと過度に伸びた歯が口内を傷つけてしまう原因となります。

・バンブルフット

足にできた小さな傷から雑菌が入り化膿していく病気のことです。抵抗力が落ちていたり、年をとったラットがかかりやすくなります。
ケージ内を清潔にすること、床を金網がままむき出しにしておかないなどの工夫で感染するリスクを減らすことができますので、いつも以上に衛生面に気をつけて管理すると良いでしょう。


まとめ

日本ではまだまだペットとして飼われているファンシーラットは少なく、情報が乏しいのが現状です。
購入する前にはしっかりと生態について調べ、最後までお世話できるかよく検討してください。適切な環境で飼育すれば、知能が高く、飼い主にもよくなつくとても素敵なパートナーとなるでしょう。



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