イエアメガエルを飼いたい!特徴や飼い方について

2021.03.12

イエアメガエルを飼いたい!特徴や飼い方について

現在ではさまざまな種類のペットと暮らせるようになり、飼育の幅もグッと広がりました。 身近な生き物として、カエルは見たことがある方が大半でしょう。 カエルは奥が深く、一度飼育をし始めるとその魅力にどっぷりハマってしまう方も少なくありません。 カエル初心者にも飼育しやすい、イエアメガエルについて紹介します。 帰ると一緒に暮らしたいと考えている方や飼い主さんの参考になれば、嬉しいです。


イエアメガエルとは?

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イエアメガエルは大型の長寿なカエルであり、その丈夫さが魅力です。
初めての方も飼育環境をきちんと整えてあげることで、長い時間一緒に暮らすことができます。

イエアメガエルの基本的な特徴を紹介していきますね。

◆見た目

成長すると13センチ前後になるイエアメガエルは、丸々とした身体つきが特徴です。
体色は鮮やかな緑から褐色まで個体差があり、好みの体色を選ぶ楽しみがあります。

皮膚は滑らかな質感をしており、成熟した個体は目の周りや鼓膜の下の肉が垂れ下がったユーモラスな見た目になります。

ひじょうに筋肉質な身体つきをしており、運動能力も高くジャンプ力があります。

◆原産国・生息地

オーストラリア、ニューギニアが原産国であり、高温多湿な湿地帯を好んで生活しています。
樹上性のカエルであり、木の上が主な生活圏になります。

現地では最も身近なカエルであり、民家や庭先にもいるカエルとして親しまれています。

◆特徴・性格

カエルの中では人に慣れやすく、飼い主さんの顔を認識してエサをねだるなどの行動が見られます。
慣れてくると飼い主さんが持つピンセット越しにエサを食べるようになり、親近感が湧きやすいです。

物おじしない個体が多いため、飼育環境の変化にも適応しやすくどっしりと構えた性格をしています。

しかし、ふれあいができるといっても直接手で触れたりすると、手の体温により火傷してしまうことがあります。
早死にする原因にもなりますので、水槽の掃除など特別な場合を除いては無闇に触らないようにします。
触る時はゴム手袋をつけて、素早く別容器に移しましょう。

◆寿命

カエルの中でも長寿なイエアメガエルは、20年近く生きる個体もいます。
平均的な寿命は10年〜14年前後であり、個体差があります。

長寿であるイエアメガエルは、成長過程の変化を楽しむことができるカエルです。

◆他のカエルとの違いについて

イエアメガエルは幼体と生体で変化があるのが特徴です。
他のカエルは成長過程で変化が生じたとしても見た目にはさほど変化がありません。

しかし、イエアメガエルは幼体の時はつるんとした小さな身体ですが、成熟してくると皮膚が垂れ下がりずんぐりとした丸々な個体へとなります。

イエアメガエルの魅力とも言えますが、大きくなることを念頭にお迎えしましょう。


イエアメガエルの値段

購入場所や方法により価格は異なりますが、およそ3000円前後で購入可能です。
健康な個体を購入するためには、爬虫類専門店などカエルに特化したペットショップでの購入がおすすめです。


イエアメガエルの飼育環境

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イエアメガエルをお迎えした後の飼い方を紹介します。
爬虫類の飼育は飼育環境をきちんと整えてあげる準備が重要です。

基本的な飼育について紹介するので、用品を購入する際の参考にしてくださいね。

◆必要な基本のグッズ一覧

イエアメガエルの飼育には以下のグッズを用意しましょう。

  • 高さのある飼育ケージ
  • 床材
  • 樹などのオブジェ
  • 照明器具
  • 水皿
  • エサ(冷凍マウスやコオロギ等)
  • 室温計
  • ヒーター

イエアメガエルは木の上が主な生活圏のため、飼育スペースは高さを出しましょう。
地面にいることは少なく、木に上り身体を休めるイエアメガエルは高さがあることでリラックスして過ごすことができます。

また、爬虫類飼育には温度と湿度管理が欠かせません。
身体の体温が下がらないようにライトとヒーターを使用しましょう。
ヒーターの熱で火傷しないようにカバー付きのヒーターを使用します。

また、イエアメガエルが水浴びをする水皿を用意します。
感想には強いですが、皮膚病などの原因になるため新鮮な水を用意して、適度に霧吹きを吹きかけて湿度を保ちます。

エサは主食は昆虫であり、コオロギやミルワーム、メダカなどの小魚も食べます。
食欲旺盛でなんでもよく食べてくれるイエアメガエルは、餌の与えすぎに注意が必要です。
幼体の時はハエを1日2回程度与え、成熟してきたら2日に1度コオロギなどを与えましょう。

◆温度設定

イエアメガエルを上手に飼育するためには、温度管理は必要不可欠です。
イエアメガエルの適温は、25度前後、湿度70%以上が適温です。

爬虫類用のパネルヒーターを活用して、ケージ全体を温めてあげましょう。
夏場の暑さには強い種類ですが、低温になる冬場は苦手なため飼育環境を保温できるように整えます。

◆飼育の注意点

イエアメガエルは食欲旺盛なカエルであり、なんでもよく食べます。
パクパクと餌を食べている姿は可愛らしく、もっとあげたいなと感じる方もいるかもしれません。

しかし、ペットフロッグが突然死する理由として、餌の与え過ぎが上位にあがります。
野生の環境下では2〜3日餌を食べないことは普通であり、ゆっくりと消化をするため成熟したイエアメガエルには2日に1回の頻度で十分です。

また、イエアメガエルは乾燥に強いためカエル飼育には必須な霧吹きで湿度を維持するケアを多少忘れてしまっても問題ありません。

少なくとも、3日に一回は霧吹きをかけてあげましょう。


イエアメガエルの飼い方

イエアメガエルの基本的な飼育について紹介します。
初めにきちんと準備をしておくことで、早めに環境に馴染んでもらうことができますよ。

◆ご飯について

イエアメガエルの主食は、昆虫でありコオロギを好んで食べます。
その他、身体が大きくなってくるとメダカや冷凍マウスなどもよく食べるようになりますが飼育下ではあまり動かないイエアメガエルに与え続けると肥満になる可能性もあるため、量は少なめに与えるようにします。

基本的には、食欲旺盛な個体が多く餌を与えることにはそれほど苦労しません。
しかし、イエアメガエルはペットとして流通している個体は野生のものが多く、慣れるまでは生き餌を与えるのがベストです。

動いているものに噛みつく修正があるため、口の前にピンセットで餌を持っていき、餌をゆらゆら動かして与えましょう。

◆トイレについて

イエアメガエルの排泄物は感染症の原因や、汚れの元になるため見つけたらその都度取り除くようにしましょう。

また、水皿におしっこをした時にゲージにあるまま放置しておくと、アンモニアから有毒ガスが発生してイエアメガエルが体調不良を起こす原因にもなります。

床材を定期的に新しいものに交換して、水皿の水は常に新鮮なものに変えましょう。
カエルの排泄物は食べたものの数の原型がよく残っており、固めという特徴があります。
綺麗に取り除いて、清潔な環境を維持しましょう。

◆臭いについて

イエアメガエルの体臭はほとんどありませんが、問題となるのは排泄物の臭いです。
元々イエアメガエルの排泄物は臭いやすく、これに多湿な飼育環境が起因して菌が繁殖して臭いが出やすくなります。

こまめに水皿の水を新しく変えたり、床材を交換したりすることで軽減できますがポイントは風通しの良い場所に飼育ゲージを設置することです。

また、イエアメガエルは脱走の名人であるため蓋を完全に閉めた密封環境で飼育します。
またにイエアメガエルが脱走しないように注意しながら蓋を開けて換気することも有効です。

◆かかりやすい病気について

イエアメガエルは丈夫で初心者にも飼育しやすいカエルですが、餌の与え過ぎによる消化不良には注意が必要です。
カエルは餌の与え過ぎによる突然死も多く、生体は特に毎日餌を与える必要はありません。

前に与えた餌を消化し切る前に新しい餌を与えてしまうと、胃腸が詰まってしまい排泄異常によりガスが体内に溜まってしまう危険もあります。
餌量は飼い主さんが調節するようにしましょう。

イエアメガエルはビタミンDやカルシウムが不足すると代謝の疾患になる可能性があります。
これらの栄養素が不足すると、骨や関節の炎症、変形などがおきます。
普段の食事だけでは摂取できないビタミンDやカルシウムをサプリメントを使用して補うことも予防に有効です。


まとめ

ペットフロッグとしても人気のイエアメガエルについて特徴や買い方を紹介しました。
成長過程の変化を楽しめるイエアメガエルは長い間一緒に生活することができることも魅力的ですよね。

イエアメガエルを飼いたい方やカエルの飼い方について知りたい方の参考になれば、幸いです。
必要な用品を揃えれば初心者にも飼いやすく、リーズナブルな価格で購入できるのが嬉しいですね。

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