【自由研究にも】ノコギリクワガタの特徴や寿命、上手な飼育方法を紹介

2026.07.10

【自由研究にも】ノコギリクワガタの特徴や寿命、上手な飼育方法を紹介

クワガタの中でも、ノコギリのようなツノをもつノコギリクワガタは見た目のかっこよさや種類の豊富さが人気です。 ペットショップでの取り扱い数も多く、手に入りやすい点も人気の理由です。 本記事ではノコギリクワガタの飼い方について紹介します。 ノコギリクワガタの飼育を検討している方や、ノコギリクワガタについて興味のある方は参考にしてくださいね。

【掲載:2021.04.14  更新:2026.07.10】


ノコギリクワガタとは?

ノコギリクワガタ

ノコギリクワガタの基本的な情報を紹介します。
ノコギリクワガタの最大の特徴はそのツノですが、種類によりその見た目はさまざまです。
自分好みのノコギリクワガタを見つけるための役に立てば幸いです。

◆種類

日本国内に生息している代表的なクワガタであり、雄の大顎の内側に鋸状の歯が数多くなんでいることからこの名前がつきました。
現在、ノコギリクワガタは6亜種に分類されておりそれぞれ日本国内で採取することができます。

ヤクシマノコギリクワガタ、クチノエラブノコギリクワガタなど南部の小島に生息していることが多く、温かな気候を好みます。

◆原産国・生息地

日本国内を中心に、韓国などの朝鮮半島でもその姿を見ることができます。
日本では、北海道から屋久島まで生息しており、広葉樹林を中心に都市郊外の小規模の林にまで生息しています。

◆特徴・性格

・特徴
一夏の思い出として飼育する方も多いノコギリクワガタですが、比較的攻撃性は少なく初心者にも扱いやすい品種です。
最大の特徴は鋸状の大きな顎であり、黒から赤褐色の体色をしています。

大きさはオオクワガタよりも小ぶりであり、最大4cm前後に成長します。
繁殖は容易であり、オスメスを1つのケージに入れておくとすぐに産卵します。
幼体が成熟するための飼育環境を整えてあげる必要がありますが成虫にするのは、難しくありません。

・性格
性格は穏やかですが懐く生き物ではないため、スタイリッシュな姿を鑑賞して楽しむことが主な飼育スタイルになります。
また、するどい鋸状の歯に挟まれると出血を伴うこともあるため、取り扱いには十分に注意しましょう。
優しく胴体を持って、移動させてあげましょう。

◆寿命

越冬するオオクワガタとは違い、ワンシーズンで亡くなってしまうことがほとんどです。
成虫の寿命はカブトムシ同様に短く、羽化してから半年ほどになります。
中には1年近く生きる個体もいますが、2年以上生きることはありません。

幼虫の期間は1年〜2年であり、合わせると約2年前後が寿命になります。

◆他のクワガタとの違いについて

ノコギリクワガタは他のクワガタに比べると、穏やかな品種といわれています。
クワガタのオス同士で戦わせる昆虫相撲などは子供に人気ですが、オオクワガタなどに比べると、闘争心の低いノコギリクワガタは立場的には弱いです。

また、他のクワガタよりも小ぶりですが顎には無数の鋸状の歯があり取り扱う際には怪我をしないように注意して下さいね。


ノコギリクワガタの値段

ノコギリクワガタの値段は1万円前後になります。
オオクワガタや他の種類のクワガタよりもやや高価ですが、取り扱うペットショップは多いので入手はしやすいです。

ノコギリクワガタの成虫は半年ほどしか生きないため、値段を見て高いと感じる方は幼虫を購入して繁殖させてみることも検討してみて下さいね。


ノコギリクワガタはひとつの虫かごで多頭飼いできる?

ノコギリクワガタは単一での飼育が基本になります。
ノコギリクワガタは闘争心の低い品種といっても、狭い空間に複数のノコギリクワガタがいると喧嘩の原因にもなり、常に緊張状態になります。
ひとつの虫かごで飼育すること自体はできますが、オス同士で喧嘩してしまい、怪我をする危険があります。
せっかく購入した個体が早死にしてしまうことにもなるため、ノコギリクワガタは単独で飼育するようにしましょう。

ノコギリクワガタは繁殖力が大変高く、オスメスを一緒の虫かごに入れておくと容易に繁殖します。
ノコギリクワガタは繁殖後に死んでしまう個体が多いため、繁殖の予定がない場合にはオスメスも一緒にすることは避けましょう。


ノコギリクワガタの飼育方法

ノコギリクワガタの基本的な飼育について紹介します。
ノコギリクワガタをお迎えする前の参考にしてくださいね。

◆必要な基本のグッズ一覧

ノコギリクワガタの飼育には以下のグッズがあると便利です。

  • ・飼育ケース
  • ・マット
  • ・朽木
  • ・餌皿
  • ・霧吹き
  • ・コバエ防止フィルム

飼育ケースは一般的なプラスチックケースで問題ありません。
ノコギリクワガタは意外と脱走の名人であり、隙間からすぐに外に出てしまいます。
飼育ケースには必ずフタをして密閉するようにしましょう。
ノコギリクワガタが休むための場所として、朽木や上り木を入れてあげます。
運動することにより、長生きしてくれるようになります。

また、エサは昆虫ゼリーで問題ありませんが甘い匂いとマットの湿気によりダニやコバエが発生しやすくなります。
自然界にもそれらの虫はいますので、ノコギリクワガタの飼育に問題はありませんが、見た目と衛生的な問題として、コバエやダニが入り込まないようにフタと飼育ケースの間にフィルムを設置するのが、おすすめです。

ノコギリクワガタは湿度の高い環境を好むので、マットが乾燥してきたら霧吹きで水分をたしてあげましょう。

◆ご飯について

ご飯は市販の昆虫ゼリーで問題ありません。
栄養的にも昆虫ゼリーのみで十分になります。

注意したいのは、きゅうりやスイカと言った野菜をあげると水分が多過ぎてしまい身体が冷える原因になります。
ノコギリクワガタの突然死の原因になるので、スイカやきゅうりは与えないようにします。

昆虫ゼリーも定期的に新しいものに交換するようにします。
古いものをそのまま放置しておくと、コバエやカビの原因になり、ノコギリクワガタが病気になりやすくなります。

飼育スペースは綺麗に保つようにして、昆虫ゼリーは新鮮なものが食べられるように定期的に新しいものに交換しましょう。

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◆ニオイについて

ノコギリクワガタ自体からはニオイはほとんどでませんが、飼育用のマットが腐敗したり、排泄物を放置することによりニオイの原因になります。
昆虫マットを入れ替えるなどして排泄物を取り除くようにしましょう。

また、スイカや野菜を与えると痛みやすくコバエが発生してニオイがきつくなる要因になります。
衛生環境が悪くなるとニオイが出やすくなりますので、野菜などは必要がない限りは与えないようにしましょう。

特に朽木など、やや湿り気のある環境を好むノコギリクワガタの飼育スペースは独特のニオイが出やすく、カビなども発生しやすい状況になりやすいです。
ニオイ発生を予防するために換気できる場所に飼育スペースを作るとよいでしょう。

◆温度設定

ノコギリクワガタが過ごしやすい温度は25℃前後になります。
夏に活動するノコギリクワガタは暑い環境でも耐えられるようなイメージがありますが、30℃を超えてしまうと、急に弱るため高温にしないように適温をキープするようにします。

逆に20℃を下回っても弱ってしまう原因になるため、適度に日の当たる風通しの良い場所に飼育ケースを設置します。

◆幼虫について

・産卵

自然採取したノコギリクワガタは交尾済みである可能性がありますが、繁殖個体を産卵させたい場合は、まずオスとメスをペアリングする必要があります。

小さめの容器に1週間程度一緒に入れておき、交尾を確認したら別のケースで飼育するようにします。
この際、気性の荒いオスはメスを殺してしまうこともあるため、しっかりと様子を観察するようにしましょう。

産卵セットは発酵マットだけでも問題ありませんが、失敗したくないという方は産卵木を使用しましょう。

・産卵~幼虫期間

幼虫飼育も、菌糸ビンを使用する場合もありますが、発酵マットでそのまま飼育することもできます。
幼虫期間は6~12か月程度です。
夏以降に羽化した個体は、蛹室で翌年の夏まで休眠すつため、気長に待ちましょう。


まとめ

ノコギリクワガタの特徴や飼育方法について紹介しました。
ノコギリクワガタは一夏の楽しみとして、飼育する方も多い昆虫ではないでしょうか?

日本国内で生息しているノコギリクワガタは親しみやすく、初心者にもおすすめの昆虫です。
飼育スペースのマットやゼリーをこまめに取り替えるようにすれば、臭いの発生も抑えられ、飼育は容易です。

なにかペットを飼育してみたいと考えている方は、ノコギリクワガタを候補に入れてみて下さいね。



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