1.バードテントとはどんなもの?
1-1.ベッドのようなもの
1-2.インコの習性を応用している
2.バードテントはどう役立つ?
2-1.臆病な子に
2-2.夏場の保冷や冬場の保温に
2-3.遊び場
バードテントとはどんなもの?
バードテントは鳥が利用する三角のテントの様なものですが、ケージにぶら下げることにより、鳥が寝たり遊び場にしたりするパーソナルスペースとして過ごす場所になります。
バードテントは、主にウロコインコなど野生下で木の穴などを寝床にしている品種が、使うことが多いアイテムです。
バードテントにはいる子と入らない子がおり、好みによっては利用しないケースもあります。
早速バードテントの効果をしょうかいしましょう。
◆ベッドのようなもの
バードテントは布製のものが多く、鳥がリラックスしたりできる場所と上で紹介しましたが、そのまますやすや寝てしまう鳥もいます。
すやすやとバードテントの中で眠る愛鳥の姿は可愛らしく、癒されますよね。
そんなリラックス効果のあるバードテントは、愛鳥の避難場所としても効果的です。
緊急時や急な来客などにびっくりした時に自らを落ち着かせる隠れ家としての効果もあります。
バードテントにはいるかどうかは個人差がありますが、なにかに潜るのが好きな品種などにはバードテントを導入して、ペットを作ってあげるのが良いでしょう。
◆インコの習性を応用している
バードテントに入ってる姿
可愛い
夏用も探さなきゃ(^∇^)#バードテント pic.twitter.com/MdcWR4jVlf— (@w1dkzKCYdyl3oWd) May 3, 2021
バードテントには入る子と入らない子がいると触れましたが、バードテントはウロコインコなどの習性を応用したおもちゃになります。
野生のウロコインコは木の穴に入って眠る習性があります。
文鳥などもバードテントを利用することを好む傾向にありますがこれは、野生下で木の穴や隙間に入り身体を暖めたり休める習性に由来しています。
鳥の品種によっては、このように穴などの代わりにバードテントを活用する子が多く、本能的に好む傾向にあります。
逆にセキセインコなどは止まり木に乗って身体を休めるのがメインのため、あまりバードテントなどの閉鎖された空間に入らない子もいます。
もちろん、バードテントを好んで利用するセキセインコもおり、逆にウロコインコでもバードテントを利用しない事もあります。
愛鳥の性格や行動にあわせて用意してあげると良いでしょう。
バードテントはどう役立つ?
バードテントはどのようなものかということを紹介しましたが、具体的なバードテントの効果について紹介します。
バードテントの利用を検討している方は参考にしてくださいね。
◆臆病な子に
バードテントは避難場所にもなります。
臆病な性格の子や神経質な性格の子が隠れることにより、落ち着くことが可能です。
鳥類は周りの変化にも敏感であり、ちょっとした音などにもストレスを感じます。
ストレスが溜まると体調不良や早死にの原因にもなるため、飼育スペースやケージには愛鳥が安心して過ごせる場所を作りのがおすすめです。
バードテントは適度に閉鎖された環境ですので、外部の音を気にしつつ身体を休めることができます。
さらに布地の柔らかいバードテントを使用すれば柔らかさにより多少なりとも安らぎを感じることができますよ。
◆夏場の保冷や冬場の保温に
バードテントの多くは三角の形をしており、ケージにぶら下げて使うものです。
通しで穴が空いており、前後ろどちらからも出入りできるような形が多いです。
適度に風通しもよく保温効果があるバードテントは季節により、保冷や保温にも効果を発揮します。
夏場は日陰になるので風を通しながら直射日光を避けて涼むことができます。
冬場は柔らかい布地が愛鳥の体温により温まり、高い保温効果を発揮します。
バードテントにギュウっと留まることにより、身体を温める事が可能です。
特に冬場は部屋の寒暖差が出ないように温度管理をしっかりとする事がポイントになりますが、バードテントに愛鳥が入ることによりある程度自ら温度管理をすることが可能です。
◆遊び場
バードテントは適度に身を隠したり、入り口から出入りしたり、揺らしたりすることにより遊び場としての機能もあります。
飼育下の鳥はどうしても暇を持て余してしまうこともあり、運動不足やストレスを感じやすいです。
そんな時にバードテントを使用して遊ぶ事で適度に運動することもでき効果的です。
ストレスが溜まると自ら毛を引き抜いてしまう毛引きや体調不良、情緒不安定の原因になります。
バードテントは愛鳥の身を包んでくれる安心できる作りになっていますので、リラックスしながらストレス発散することが叶います。
適度な刺激もあり、遊び場として効果的です。
鳥によっては、お気に入りのおもちゃをバードテント内に持ち込んで、秘密基地のように利用する愛くるしい姿を見る事ができますよ。
バードテントの注意点は?
バードテントは愛鳥のリラクゼーションに効果的であり、機能性の高いアイテムですが使う子と使わない子がいます。
せっかく設置したのに全然使わない、警戒して寄り付かないという場合もあります。
バードテントを警戒して逆にストレスが溜まると良くありませんので、その場合は速やかに取り除きましょう。
無理やり使用しても良い効果はないので、愛鳥の様子を見ながら使用するのが、ベストです。
またバードテントは柔らかい布地のものが多くクッション性があります。
愛鳥がクッション部分を突っついたり、噛んでバラバラにしないように注意して観察しましょう。
破壊されてしまうと、カケラを誤飲してしまい窒息の原因になります。
また、保温性も落ちるためヤンチャな子や噛むのが好きな子に与える時には十分に注意が必要です。
バードテントのお手入れ方法は?
バードテントは汚れたら取り除いて優しくぬるま湯につけて押し洗いしましょう。
形を崩さないように汚れた部分のみ洗うようにします。
洗剤を使用する場合には、ごく少量を薄めた上で使用します。
すすぎをしっかりと行い、完全にかわかしてからまたケージに戻します。
バードテントを寝床として使用していると、抜けた羽やトイレ後の汚れが付着する場合があります。
皮脂や汚れをそのまま放置しておくと、悪臭の原因にもなります。
さらには、菌が繁殖してしまい感染症や皮膚炎をおこすことにも繋がるので、バードテントは定期的に洗ってきれいにしましょう。
バードテントは消耗品ですので、汚くなったら新しいものと定期的に交換するようにします。
バードテントを手作りしてみよう
バードテントは布を縫い合わせて自作することも可能です。
手作りは手間がかかりますが、愛鳥の好みに合わせて作る事ができますし、家にある余った布地を使えばコスパを抑えて作る事ができますよ。
◆バードテントの材料
バードテントには、何枚かの布地と底地をつける場合には厚紙や厚めの布が必要です。
布を重ね合わせて強度をだします。
100円ショップにある材料でもバードテントを作る事ができますので、洗い替えに作ってみるのも良いでしょう。
布地を縫い合わせる時は愛鳥に糸が絡まないようにしっかり目に縫うのがポイントです。
◆バードテントは多頭飼育に使える?
バードテントを複数の鳥に使用するのに、手作りしようか検討している飼い主さんもいるかもしれません。
できれば、同じケージ内で仲良く飼育されている愛鳥たちでもバードテントを巡って喧嘩になる可能性もあります。
バードテントは1羽につき1つ用意するのがおすすめです。
愛鳥の性格を観察して様子を見ながら数は調節してくださいね。
せっかく憩いの場としてバードテントを与えたのに、喧嘩の元になっては残念です。
怪我をした状態でバードテントにこもってしまうと、状態が悪化する可能性もあります。
バードテントには血などついていないか、中でぐったりしていないか愛鳥の様子を定期的にチェックして、安全に使ってもらう事が必要です。
まとめ
バードテントの特徴や使用方法について紹介しました。
バードテントは愛鳥のリラクゼーションに効果的であり、運動不足の解消や寝床としての役割もあります。
中の綿を破ってしまい、誤飲してしまうことには注意が必要です。
バードテントはペットショップやホームセンターなどで500円〜前後で購入できます。
特にウロコインコなど木の室や穴を好む種類の鳥におすすめですよ。
本記事を参考に愛鳥との生活がより充実したものになれば、幸いです。
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