うさぎのご飯「ペレット」の役割と選び方を紹介！おすすめ商品も解説

うさぎの主食はなに？

うさぎの主食は「牧草」、副食は「ペレット」です。
野うさぎは主に草花や芽などを食べていますが、それだけだと栄養が偏ってしまいます。
家庭で飼われているうさぎはペレットで栄養バランスを補いましょう。

しかし一言でペレットと言っても実に様々な種類があり、どれを与えたらいいのか分からないという方もいるのではないでしょうか。
その子に合わないペレットを与えても、うさぎが食べない可能性があります。
そのため好みや必要な栄養素などを見極めながら選んであげる必要があるでしょう。

◆うさぎに必要な栄養素

うさぎに必要な栄養素としてあげられるのは「たんぱく質」「ミネラル」などがあげられます。
ペレットではうさぎに必要な栄養素を効率よく摂取でき、なおかつ種類によって様々な特徴、利点があるため、毎日のうさぎの健康管理に必要不可欠です。

◆おやつとして与えていい物

うさぎのおやつとして与えるものは乾燥させたパイン、かじり木などが挙げられます。りんご味やレモン味などがありますが比較的りんご味を好む傾向にあります。
もちろんおやつだけでは食事として成り立ちませんし、栄養が大きく偏ってしまうためあくまで他の主食（ペレット、牧草など）のサブ的存在として位置する食事です。
しかし中には飲み込んで胃腸に溜まってしまった毛玉を排出する役割があるおやつもあるため、よく吟味してうさぎに合ったものを選びましょう。

またおやつの役割として、うさきの食欲がない時などに少し与えて食欲を促進させたり、ご褒美のような形であげることもおすすめです。
例えば病院や薬などの後にあげることにより、飼い主とのコミュニケーションにつながることもあるでしょう。

●あわせて読みたい

>>うさぎにあげてもいいおやつの種類、量、選び方のポイントは？<<

うさぎは人と同じようにおやつが大好きです！おやつの習慣をプラスすれば、うさぎさんの生活がより楽しいものになるでしょう。ただし、おやつの与え方が間違っていると健康に良くない影響を及ぼすことも。うさぎを飼う際は、どんなおやつをどれくらいの量あげたらいいか把握しておくことが大切ですね。そこで今回はうさぎのおやつの選び方、量、与えるタイミングについてまとめました。

さらに注意点として、生の野菜を与えることはあまりおすすめしません。
うさぎといえば誰しもにんじんのイメージを思い浮かべるかもしれませんが、生の野菜はうさぎにとって消化しづらく、お腹を緩くしてしまう恐れがあります。
学校のうさぎや牧場のうさぎなど、生野菜を食べている場合もありますが、一旦ご家庭では乾燥させた市販の食事を与えるようにしましょう。

ペレットとは一体どんなもの？

ペレットも元の形は牧草です。
牧草を固めて作られていて、気軽に栄養を摂取することができます。
のうさぎは野草を食べますが、家庭で暮らしているうさぎはペレットで栄養を補う必要があるため、必需品と言えるでしょう。

またうさぎの歯はかなり伸びやすく、何もしないとどんどん伸び続けてしまいます。
現在ペットとして飼われているうさぎの祖先にあたるのは、野うさぎとして生息しているヨーロッパアナウサギです。彼らは野草を食べることにより歯を削り、伸びすぎを防いでいるのです。

うさぎのペレットの選び方

ペレットは細かく種類が分かれています。
うさぎの体の大きさと種類、さらに毛の長さや年齢の違いによって、合うものが異なります。

ペレットの主原料はチモシーかアルファルファかで異なります。どちらも牧草の種類です。
成長期のうさぎは内臓に負担がかかる恐れがあるため、柔らかめの牧草にあたるアルファルファを与えましょう。
さらにカルシウムとタンパク質の量が比較的高いです。
またチモシータイプのものは細かく年齢に合わせて分かれていて、それぞれの時期にあった原料を使用しています。7ヶ月までは成長期用、7歳までは維持期用、そして7歳以降はシニア期用として考えると良いでしょう。

また重要なのは年齢だけではありません。
体調や環境も大きく関わってくるため、どの種類を選んだらいいかについては飼い主さんが吟味する必要がありますが、なるべく新鮮で高品質なものを選んであげると良いでしょう。
うさぎの様子、毎日の健康状態などもしっかりサポートしてあげましょう。

一日にどのくらいペレットを与えればいい？

ペレットを量らず、なんとなくの感覚であげていませんか？
適量はうさぎの体重の3〜5％ほどとされています。
また子供のうさぎや成長期のうさぎは1日の中でたくさん食べますが、大人になるにつれ量は少しずつ調節し減らしていきましょう。大人になっても同じ量のペレットを食べ続けていると、太り過ぎの恐れがあります。
シニア期が近づいてくるにつれ食事量を「牧草＞ペレット」と切り替えていくのは鉄則です。
また食事の回数は1〜2回がよく、夜行性の傾向があるうさぎにとっては夕方以降にあげるのが理想的です。

おすすめのうさぎのペレット4選

ここからは具体的に、うさぎにおすすめのペレットについて詳しく紹介していきます。

◆チモシーペレット100 700g［ペレット牧草］

こちらのペレットは新鮮な牧草に何も付け加えずに固めている、純度100％のチモシーペレットです。
比較的タンパク質は控えめ、さらに散らばりにくくお掃除がしやすいのも魅力の1つ。

こちらは食物繊維がたっぷり含まれていて、そのまま牧草を食べているかのような自然な風味で比較的どのうさぎにも馴染みやすい商品です。
シンプルな成分のためダイエットメニューにも適しており、最近肥満が気になるといううさぎにも人気です。
またペレットから粉が出にくいという特徴もあるため、アレルギーをお持ちの飼い主さんのためにも。

◆バニーセレクション

「バニーセレクション」は、ペレットの中でも鉄板ブランドと言えるでしょう。
年齢や環境によって細かく種類が分かれており、比較的どのうさぎにもあうようにつくられているプレーンタイプです。
ペットショップなどでもよく使われています。

バニーセレクションの「グロース」は7ヶ月までの子うさぎや妊娠授乳期の母親うさぎの主食です。
アルファルファ牧草がたっぷり配合されているため、成長期に必要な栄養を補い、毛艶の良い健康で元気なうさぎに育つよう配慮がなされています。

また「メンテナンス」は、7ヶ月以上の親うさぎの主食です。カロリーが低く、さらに食物繊維も豊富。適切な体重の管理をサポートします。適切なカルシウム量に抑え、乳酸菌も配合されています。

また「シニア」というものもあり、こちらの場合は5歳以上の高齢うさぎ用ペレットとなります。特に健康状態が気になる子供が食べると良いでしょう。
高繊維質にして低カルシウムのチモシー牧草を使用しており、健康維持はもちろんのこと飲み込んでしまった毛玉の処理、排出についてもしっかり考慮されています。特に換毛期の時期は1日だけでもかなりの量のケア抜けるため、うさぎが誤って飲み込んでしまうこともしばしばあります。喉に詰まらせてしまう可能性もあるため、こちらのペレットを試すのおすすめです。

さらに年齢がもっと上のうさぎには「スーパーシニア」がおすすめです。
加齢とともにどんどんなくなっていく「Q10」（コエンザイム）を配合しているという、ペレットにしては珍しい商品。健康な内臓、細胞づくりを行います。
さらにグルコサミン、コラーゲン、乳酸菌なども配合していて、毎日のうさぎの健康づくりに役立ちます。

そのほかにも「ヘアボールコントロール」という、飲み込んでしまった毛を体外に出す働きを促すペレットもあります。
食用油脂を使用していて、うさぎが飲み込んでしまった毛をスムーズに排出する手助けをするこちらの商品は、タンポポやオオバコなど野草粉末を使用しており、お腹の健康を維持します。

◆ウサギの健康食 にんじんプラス

こちらはペレットとにんじんをフレーク状にしたものをブレンドしています。うさぎが喜ぶ栄養素がたっぷり配合されていて嗜好性が高いです。

そのためおやつばかりを欲しがってしまううさぎや、成長期でより多くの栄養素を取り入れたいといううさぎにはぴったりです。

◆ラビットプレミアム　フード

こちらの商品は子うさぎから大人のうさぎまで食べることができるペレットであり、チモシー（牧草）だけでは摂取することができない栄養素をおぎないます。
年齢に応じてペレットが変わることにストレスを感じてしまう子、または変わると食べないという子にもおすすめめです。
ベースは嗜好性の高いアルファルファを使用しており、食べやすい小粒タイプです。

まとめ

以上がうさぎのペレットに関する紹介でした。
ペレットにはさまざまな種類があり、年齢だけでなく環境や体調によっても合うものが異なります。
必要な栄養素なども視野に入れつつ、体に合うものを選んであげましょう。

–　おすすめ記事　–