【掲載:2021.11.01 更新:2025.12.03】
ハムスターにブロッコリーを与えても大丈夫?

ブロッコリーはペットに安心して与えられる野菜で、ハムスターにもぜひ食べさせてあげたい食材のひとつです。栄養があって嗜好性が高いので、ハムスターの副食に適しています。主食にはペレットを与え、副食やおやつとして時々ブロッコリーを与えるとよいでしょう。
私たちにもなじみの深い野菜ですが、改めてブロッコリーの特徴と栄養価、ハムスターに与えた場合に期待できる効果を確認してみましょう。
◆ブロッコリーとは
ブロッコリーはアブラナ科の緑黄色野菜です。キャベツやケールの仲間で、私たちが主に食用としている部分は、花蕾(つぼみ)が集まる房と茎の部分にあたります。
旬は冬ですが、日本全国で栽培されていること、海外からも輸入していることから、どの季節でも手頃な価格で買い求めることができます。
私たちがサラダなどにして食べる場合は、茹でる、電子レンジで加熱する、などの加熱調理をしますが、ハムスターが食べる場合は、生をそのまま与えてOKです。
ちなみに、もこもこした形の一般的なブロッコリーの他、房が小さくて茎が長い「スティックセニョール」やブロッコリーの種を発芽させた新芽「ブロッコリースプラウト」など種類も増えています。もちろんこれらもハムスターに食べさせることが可能です。飼い主さんが調理に利用する分を少しおすそ分けしてあげると、ハムスターも喜ぶでしょう。
◆ブロッコリーに含まれる主な成分
緑黄色野菜のブロッコリーはβカロテンを多く含んでいる他、ビタミンC、葉酸の含有量は野菜の中でもトップクラスを誇ります。その他、たんぱく質、カリウム、ビタミンE、ビタミンK、食物繊維、アブラナ科の植物特有の成分「スルフォラファン」などさまざまな栄養成分が含まれています。また、水分と糖質はそれほど多くないので、下痢や糖尿病などが気になるハムスターにも安心して与えられる野菜といえます。
以下はブロッコリーに含まれる主な栄養素です。ハムスターの副食で人気の高いキャベツ、リンゴと含有量を比べてみました。
ブロッコリー及びキャベツ、リンゴに含まれる主な栄養素(100g中の含有量)
| ブロッコリー | キャベツ | リンゴ | |
|---|---|---|---|
| エネルギー | 37kcal | 21kcal | 56kcal |
| たんぱく質 | 5.4g | 1.3g | 0.2g |
| 糖質 | 1.5g | 3.4g | 14.2g |
| β-カロテン | 900mg | 49mg | 22mg |
| ビタミンC | 140mg | 41mg | 6mg |
| ビタミンE | 3mg | 0.11mg | 0.4g |
| 葉酸 | 220μg | 78mg | 3g |
| 食物繊維 | 5g | 1.81mg | 1.9g |
参照:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)
HP : https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/mext_01110.html
こうして3つの食品を比較してみると、ブロッコリーはキャベツやリンゴよりビタミン類、食物繊維が多く含まれていることがよく分かります。
また、ハムスターは肥満や糖尿病になりやすい動物ですが、ブロッコリーは果物のリンゴより糖質が少なく、野菜としてもカロリーがそれほど高くないのでおやつとしても理想的な食品といえます。
◆期待できる効果は?
ブロッコリーをハムスターに与えることで期待できる効果は以下の3点です。
◎免疫力を高める
◎皮膚や粘膜をすこやかに保つ
◎丈夫なカラダをつくる
ブロッコリーには抗酸化作用をもつβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、スルフォラファンが豊富に含まれます。β-カロテンは体内でビタミンAに変わる栄養素です。
抗酸化作用とは、細胞のさびつきを抑えて免疫力を高め、病気や老化から守る働きのことです。単体で摂取しても高い効果があるのですが、ビタミンA、C、Eをまとめて摂取すると相乗効果で抗酸化作用がさらに高まることが分かっています。
また、β-カロテンとビタミンCには皮膚や粘膜をすこやかに保つ作用があり、皮膚病や粘膜にできた傷の修復を早める効果も期待できます。
そして、たんぱく質、ビタミンCが筋肉、臓器、血液などの生成に役立ち、丈夫な体つくりを促進します。そのほか、ビタミンEは老化防止やホルモンバランスを整える作用、食物繊維には腸の調子を整える作用が期待できます。
また、ブロッコリーはアミノ酸の一種グルタミン酸が多く含まれ、うま味を強く感じさせるので、食欲の低下しているハムスターの食事にもおすすめできます。
キャベツやチンゲン菜といった葉野菜より水分が少なく、下痢する危険性が低いところも嬉しいポイントです。
ブロッコリーの与え方

ブロッコリーは、房の部分だけでなく太い茎や葉の部分も与えることができます。ハムスターの好みや体調に合わせて、食べやすい方法で与えるとよいでしょう。
◆茎・葉っぱもOK
ブロッコリーの可食部は上部にある房の部分だけと思われがちですが、太い茎や付いている葉も食べることができます。茎や葉もおいしくて同じように栄養があるので捨てずに利用しましょう。茎は表面が硬いので、皮をむいて与えるのがよさそうです。
◆生で食べられる
ハムスターが食べる場合、ブロッコリーは生でも問題ありません。むしろ、加熱するとビタミンCや葉酸などは減ってしまうので、生で与えるのがおすすめです。
◆茹でる
生のブロッコリーはコリコリした歯ごたえがあり、ハムスターによっては硬くてかじりにくい場合があります。柔らかい方がよい場合は、茹でたブロッコリーを与えましょう。高齢な子、歯の調子が悪い子なども食べやすくなります。
茹でる場合は、よく洗ってから房を小分けし、鍋で沸かしたお湯で3分ほど茹でます。太い茎の部分も拍子切りにして一緒に茹でます。茹で上がったらざるに上げて、そのまま熱を冷まします。
ハムスターに与える前には、よく水気を切ってくださいね。
◆レンジで温める
電子レンジで加熱すると短時間で火が通り、水に溶けやすいビタミンB・Cの流出も防げます。ブロッコリーはビタミンCが豊富に含まれているので、特に電子レンジでの加熱がおすすめです。
加熱する際は、よく洗ってから房や茎を小さく切り、耐熱皿に広げてラップをしてから2分ほど加熱します。
◆冷凍ブロッコリー
家庭で冷凍ブロッコリーを利用する場合は、その一部をハムスターにおすそ分けしても問題ありません。生より水っぽくなりやすいので、水気をよく切ってから与えるようにしましょう。
◆乾燥ブロッコリー
野菜の水分が多くて下痢が気になる場合は、小動物用の乾燥ブロッコリーを与えるのもおすすめです。生の野菜より日持ちしやすく、フリーズドライ加工でサクサクして食べやすいのでハムスターも喜びます。
おすすめアイテム
★サラダバー 芽キャベツ&ブロッコリー 8g
ハムスターに人気の高い芽キャベツとブロッコリーをフリーズドライにしています。無添加で安心して与えられるおやつです。
風味・栄養まるごとフリーズドライ。ビタミンCで毛並みフサフサ。

★ヘルシーレシピ ブロッコリーの葉 12g
少し珍しいブロッコリーの葉のおやつです。ビタミンC、ポリフェノールは花蕾の約2倍と栄養豊富で、ハムスターの健康管理にも役立ちます。
ヘルシーレシピは、天然素材をそのまま乾燥させた着色料・保存料不使用の、安心して与えられるコミュニケーションおやつです
うさぎ・小動物が喜ぶ素材を選び乾燥することで生の状態より保存性も優れ、いつでも与えることができます

◆ブロッコリースプラウト
「ブロッコリースプラウト」はスルフォラファンが高濃度に含まれ、健康によいことで注目されています。かいわれ大根にそっくりな見た目で、ちょうどハムスターが手に持って食べやすい形をしていますよね。ハムスターには1日に1~3本を与えるとよいでしょう。
ブロッコリースプラウトを与える場合は、スーパーで販売しているパック入りの商品を利用し、十分に水洗いしたものを与えてもよいですし、ブロッコリースプラウト用の種を買って自家栽培したものを与えるのもおすすめです。(種より上の部分で茎を切って与え、種は食べさせないようにしましょう。)
ブロッコリーを与えるときの注意点は?
ブロッコリーは安心して与えられる野菜ですが、与え方が正しくないとハムスターの健康に影響を及ぼす可能性があります。ハムスターにブロッコリーを与える際は、以下の点に注意しましょう。
◆よく洗う
ブロッコリーは表面に見えない農薬や汚れが付いているので、十分に水洗いをしてから与えましょう。房は農薬が残りやすく、細い茎のすき間には虫がひそんでいる可能性もあります。
ブロッコリーを洗うときは、ボウルかビニール袋に水を入れてブロッコリーを漬け、20~30分間ほどそのまま浸しておくと、汚れや虫が自然に取れます。その後にボウルの水に逆さにしたブロッコリーを漬け、水の中で房を振り洗いすると、汚れがきれいに落ちますよ。
◆与え過ぎない
ブロッコリーは与え過ぎにも注意します。ゴールデンハムスターなら1回に付き1cm角、ドワーフハムスターなら5mm角サイズに切ったもの、ちょうどハムスターが両手に持って食べられるくらいのサイズが適量の目安です。
ハムスターが喜ぶからといってブロッコリーを大量に与えると、下痢をしたり主食のペレットがあまり食べられなくなったりすることがあります。
◆新鮮なものを与える
ブロッコリーは新鮮なものを与えましょう。古くなると栄養が失われ、傷みやすくなります。
買ってきてすぐ食べられない場合は冷蔵庫で保存せず、ブランチング(軽く茹でてから冷凍保存する)もおすすめします。
◆塩茹で、味付けしたものは与えない
ブロッコリーに味付けは不要です。塩分、糖分はハムスターの健康を害するので、茹でるときはお湯に塩を入れず、味つけしていない状態のブロッコリーを与えましょう。
◆ほかの野菜も与える
ブロッコリーは栄養価の高い野菜ですが、ブロッコリーばかり与えると栄養バランスが偏ります。副食はローテーションで色々な食品を与えましょう。
体調を崩した場合の対処方法は?
ブロッコリーを食べ過ぎた場合、水分の摂り過ぎで軟便や下痢をする可能性があります。その際はブロッコリー、野菜や果物を与えるのは中断してください。
下痢をすると体力を奪われカラダの調子が崩れやすくなります。ケージ内は25℃くらいに保温して環境を静かに保ち、ハムスターの体力が低下するのを防ぎましょう。もし下痢が半日以上続く場合は、動物病院を受診してください。
まとめ
ブロッコリーはクセがなくほのかに甘いので、大好きなハムスターも多いでしょう。一年を通して入手しやすく、栄養価が高いのでハムスターの副食に最適です。ぜひブロッコリーをハムスターの食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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