1.抱っこできるサイズの小動物は?
1-1.フェレット
1-2.ミーアキャット
1-3.ウサギ
1-4.チンチラ
1-5.モルモット
3.なぜ一緒に寝ないほうがいいの?
3-1.窒息など事故防止のため
3-2.飼い主さんの病気やケガ防止のため
抱っこできるサイズの小動物は?
小動物と言ってもその大きさはそれぞれ異なります。
小さすぎても大きすぎても抱っこしにくいですよね。
ここではまず、おすすめの小動物5種類のサイズや特徴、可愛いポイントについて紹介していきます。
実際に一緒に暮らすことを想像しながら読んでみてください。
◆フェレット
フェレットは飼育がしやすいことから、小動物の中でも特に人気の高い動物です。
気になるサイズは体長30〜50㎝ほどであり、抱っこするのに丁度いいでしょう。
オスよりもメスの方が体が小さいという特徴があるので、小さめを希望するならメスを選ぶといいかもしれません。
フェレットは優れた動体視力を持っており、遊び好きなので、おもちゃを素早く動かして遊んであげるのがおすすめです。
犬とは異なり、フェレットは遊んでいる最中でもほとんど鳴くことはなく、万一鳴いても、鳴き声自体が非常におとなしいため、集合住宅での飼育も可能です。
また、フェレットは嗅覚と聴覚が発達しています。
毎日お世話をしたり遊んだりしているうちに、飼い主さんの匂いや声を覚えて懐いてくれますよ。
◆ミーアキャット
ミーアキャットはペットとして飼うイメージがあまりないかもしれませんが、最近人気の小動物です。
体長は25㎝〜30㎝で、性別による体格差はありません。
サイズを考えると容易に抱っこできそうですが、ミーアキャットは野生の血が濃く、慣れるまでは攻撃的になる子もいるようです。
生活環境に慣れるまではなるべくストレスを与えないような飼育を心がけてあげましょう。
ミーアキャットと言えば、立ち上がった姿が有名ですよね。
2〜40頭の群れで生活しているミーアキャットは、天敵がいないか周囲を見張ったり、気温の下がる夜間に備えて日中に日光浴をしたりといった大切な行動を仲間と交代で行って暮らしています。
そのため一度慣れると、強い信頼関係のもとでとても懐いてくれるでしょう。
◆ウサギ
ウサギは小動物のペットとして王道といっても過言ではないでしょう。
種類が複数あるため、サイズの幅が広く、体長は大体20〜50㎝とされています。
動物園の小動物ふれあいコーナーでもよく見かけますが、実は中には抱っこが苦手な子もいるようです。
嫌そうな素振りがあるときは無理に抱っこせず、たくさん撫でてあげてくださいね。
ウサギは記憶力が良く、感情表現が豊かな小動物です。
何度も呼んでいるうちに自分の名前を覚えて、反応してくれるようになります。
ごはんの時間を覚えた時には、遅れてしまうと足をだんだんと踏み鳴らして不満をアピールすることもあるでしょう。
ちなみに撫でている時に歯をカチカチ鳴らすのは「気持ちいい」「安心する」というサインですよ。
また、ウサギといえば寂しがりやの代名詞として使われることの多い小動物ですが、実際の性格はさまざまです。
警戒心が強い子もいれば、大雑把な子や人懐っこい子などもいます。
◆チンチラ
近年ペットショップで見かけるのが当たり前になってきた小動物といえばチンチラです。
ハムスターに似た外見をしていますが、チンチラの体長は約20〜35㎝と抱っこしやすい大きさです。
平均寿命も10歳前後と、長く一緒に暮らせる小動物をお探しなら、大変おすすめです。
毛並みのカラーは約15種類もあるので、好みのカラーの子を探すのも楽しいでしょう。
チンチラはあまり鳴かないだけでなく、体臭やフンの匂いもほとんどないため集合住宅での飼育も可能です。
夜行性なので日中は寝ていることがほとんどですが、運動することは大好きです。
夜には走ったりジャンプしたりと動き回って遊べるような遊びで、運動させてあげましょう。
また、チンチラはコミュニケーション能力が非常に高い小動物です。
嫌なものを近づけたり、触ってほしくない気分だったりする時には手で払いのけるような仕草をするなど、感情表現がとても分かりやすいですよ。
◆モルモット
モルモットは長年ペットとして愛されてきた小動物です。
もともとペット用として改良されているため、体長約20〜40㎝という抱っこしやすいサイズ感で鳴き声もおとなしく、本当に飼いやすいのが特徴です。
ウサギのように足を踏み鳴らすような音も出さないので、壁の薄い集合住宅でも問題なく飼育できます。
また、種類が多いという特徴もあります。
種類によって毛の長さや色が変わるため、自分だけのお気に入りの子を見つける楽しみもあるでしょう。
モルモットは基本的に臆病で警戒心の強い性格の子が多いですが、一緒に生活するうちにどんどん仲良くなれる小動物です。
慣れてくると小さな鳴き声を出して甘えたり、名前を呼ぶと近寄ってきたりとコミュニケーションをとってくれますよ。
一緒に寝られる小動物はいる?
ペットを飼ったら一緒に寝るのが夢だという方はいませんか?
ハムスターなど、小動物の中でも小さすぎると一緒に寝ようとはなかなか考えませんが、ご紹介した小動物5種類はどれも抱っこに適したサイズ感で、そのまま一緒に寝ることもできそうに思えます。
実際にSNSなどではウサギやフェレットと一緒に寝る飼い主さんを見つけることもできるでしょう。
しかし結論から言うと、小動物とは基本的に一緒に寝られるとは考えないでください。
なぜ一緒に寝ないほうがいいの?
実際に小動物と一緒に寝ている飼い主さんもいるのに、どうしてだめなのでしょうか。
一緒に寝ることをおすすめできない理由は大きく2つあります。
◆窒息など事故防止のため
まず1つ目の理由は、寝ている間にペットの小動物を窒息させてしまうといった事故を防止するためです。
大切なペットと一緒に寝るのだから、飼い主さんはいつも以上に寝相に気をつけるはずです。
それでも押しつぶしてしまったり、布団に巻き込んでしまったりといった事故が起きる可能性はゼロにはなりません。
◆飼い主さんの病気やケガ防止のため
2つ目の理由は、寝相が悪いせいでペットに噛まれてしまったり、ペットの体毛などでアレルギー症状が出てしまったりといった、飼い主さんの病気やケガを防止するためです。
飼い主さんの寝相が悪い場合は窒息させてしまうよりも、噛むなどして抵抗してくれた方が良いと考える方もいるかもしれません。
しかし、ペットが眠っている場所によっては顔に傷がついてしまう可能性もあるのです。
また、小動物は人間のように頻繁にお風呂に入ることはありません。
体にノミやダニがついている場合もあり、そのまま一緒に寝ると飼い主さんにアレルギー症状が出てしまうこともあるのです。
以上のようなリスクから、小動物と一緒に寝ることはおすすめしません。
どうしても一緒に寝たい場合は、ベッドの近くにケージを設置するなどの工夫をすると良いでしょう。
犬や猫と小動物たちの飼い方は違う
小動物を飼う時に必ず理解すべきことは「犬や猫と小動物の飼い方は違う」ということです。
小動物を飼う時に特に気をつけるべきことを2つご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
①触れ合いすぎない
犬や猫の場合はたくさん触れ合ってコミュニケーションを取りますが、小動物の場合は少し違います。
小動物には警戒心が強かったり環境の変化に弱かったりする種類がたくさんいます。
そのため、過度なストレスをかけないように軽めで短時間のスキンシップから始めて、徐々に触れ合う時間を伸ばしていきましょう。
②室温管理をさらに徹底的にする
小動物は温度変化によって体の不調が出やすい場合が多いです。
最近は猛暑日や極寒日が多いため、犬・猫用の冷感・温感グッズを見かけることも増えましたよね。
しかし、小動物は犬や猫よりもさらに徹底的に温度管理が必要です。
冷暖房を365日稼働させたり、専用のヒーターを購入したりと、小動物の種類によって対応は様々です。
必ず適温を確認してからおうちに迎えてあげましょう。
適切な距離感でお互いにストレスなく暮らそう
小動物と暮らすには、とにかくストレスを与えないようにすることが鉄則です。
犬や猫のようにほぼ1日中触れ合っていたり、一緒に寝たりといったコミュニケーションを小動物ととるのは難しいと心得ておく必要があります。
適切な距離感を保って、小動物と飼い主さんの両方がストレスのない状態で暮らしていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。この記事ではペットにおすすめの小動物について解説しました。
自分の名前を覚えたり、甘えたりといったコミュニケーションを取ることができる小動物が多く、驚いた方もいるでしょう。
確かに温度管理などの飼育上の注意点はいくつかありますが、小動物ならではの魅力もたくさんありますよね。
ぜひ、この記事を参考にして、小さな家族を迎えてみてはいかがでしょうか。
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