1.旅行・帰省中もハムスターのお世話は必要
3.旅行中にハムスターを留守番させる場合の準備
3-1.十分なエサ、お水
3-2.エアコンや保冷・保温グッズ
3-3.ペットカメラ
4.意外と盲点!ハムスターを留守番させるときの注意点
4-1.エアコンを消さないように注意
4-2.カーテンは閉めていく
4-3.傷みやすいエサは置かない
4-4.脱出対策
5.長期の旅行・帰省をする場合にハムスターをどうするか
5-1.一緒に連れて行く
5-2.信頼できる人に預ける
5-3.ペットホテルに預ける
5-4.長期利用可能なペットシッターサービスを利用する
旅行・帰省中もハムスターのお世話は必要
飼い主さんが旅行や帰省で家を空けている間も、ハムスターのお世話は必須となります。ハムスターは飼育に手間がかからないペットだと思われがちですが、何日もお世話されない状態で元気に生きていくことはできません。
日帰りする程度ならハムスターはひとりで留守番できるので問題はありませんが、1泊以上の宿泊を伴う場合は、
- ハムスターに留守番してもらう
- ほかの人に預ける
- 旅行に一緒に連れて行く
といった選択肢が出てきます。
飼い主さんとしては、ハムスターを置いて家を空けるのも不安ですし、旅行に連れて行くのも道中のトラブルが気になります。どうするのがよいのか悩んでしまいますよね。
基本的には、ハムスターは連れて行かず留守番をさせることが望ましいです。どうしてもやむを得ない場合のみ、万全な対策をした上でハムスターを連れて行くことをおすすめします。
ハムスターの安全を第一に考えながら、旅行日数や飼い主さんの都合にあわせ、適切な対処をとりましょう。
ハムスターは何日間お留守番できる?
ハムスターが安全で快適に留守番できるのは1泊2日程度です。
飼い主さんがいなくても、エサ、水、お部屋の温度がきちんと管理してあれば、ハムスターはストレスなく留守番することができます。
長期の留守番はできません。留守番が3日以上になるとお世話が行き届かないため、様々なトラブルが起こりやすくなります。ハムスターを放置したまま3日以上留守番させることはやめましょう。
旅行中にハムスターを留守番させる場合の準備
旅行中にハムスターだけで留守番させる場合は、ハムスターが普段と変わらず快適に過ごせるよう、以下に挙げる準備をしっかりしておきましょう。
◆十分なエサ、お水
エサと水は生命の維持に欠かせません。不足することがないよう、十分な量を補充しておきます。
エサ、水は、日数分の2倍程度と多めに準備しましょう。エサはペレット、水分の少ない食べ物(種、ハムスター用のおやつなど)にしてください。
◆エアコンや保冷・保温グッズ
留守中は室温を調節する人がいません。そのままだと暑さや寒さでハムスターが体調を崩す可能性が出てきます。旅行に行く際は部屋とケージの暑さ対策、寒さ対策をしっかり行いましょう。
ハムスターの適温は20~27℃。春と秋は、特に対策をとらなくても適温に保ちやすい日が多いでしょう。
夏と冬は何もしなければ20~27℃の範囲内に保つことは難しくなります。保冷・保温グッズ、必要に応じてペットヒーターやエアコンなどの冷暖房を使いましょう。
留守中の部屋を安全かつ適切に温度管理できるのはエアコンです。できれば、夏と冬はエアコンをつけっ放しにしておきましょう。
◆ペットカメラ
ハムスターを留守番させている間は、外出先でもハムスターの様子が気になりますよね。最近はペットカメラを設置して、留守中のペットの様子をチェックする人も増えています。
ペットカメラを設置すれば、ペットが元気にしていることが分かって用事に集中できますし、何かあったときはすぐ誰かに連絡をして対応がお願いできるので安心ですね。
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意外と盲点!ハムスターを留守番させるときの注意点
ハムスターが留守番できるよう準備してから出かけたつもりでも、ちょっとしたことで思わぬトラブルが発生することもあります。ハムスターを留守番させるときには、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。
◆エアコンを消さないように注意
エアコンを使う際に気をつけたいのは、出かけるときにいつもの習慣で消してしまわないことです。エアコンが付いていることを確認した上で出かけましょう。
また、エアコンに「人感センサー」が付いている場合は、ペットを感知せず勝手に消えてしまうことがあります。実際に、人感センサーが作動したためペットが熱中症にかかるケースが増えています。人感センサーを切っておくことも忘れないようにしましょう。
エアコンは、停電や故障などのトラブルによって電源が切れてしまう可能性もあります。エアコンが作動しなくなった場合に備え、冷感グッズや凍らせたペットボトルなどを併用しておくこともおすすめします。
◆カーテンは閉めていく
天気の良い日にカーテンが開けっぱなしだと、日光が当たって室内が想定外に暑くなってしまいます。
カーテンには遮光、断熱、保温効果があります。室温を一定に保つためにもカーテンは閉めていきましょう。
冬は、窓から来る冷気で室温が下がりやすくなります。冬は、窓のカーテンを閉めた上でケージにカバーをかけるなどして、しっかり保温することも大切です。
◆傷みやすいエサは置かない
生の野菜や果物などは水分が多くて腐りやすいので、留守中は与えないようにしましょう。夏場は半日くらいで傷むこともあります。
傷んだものを食べるとハムスターが下痢をしてしまいます。水分の少ない食べ物だけを与えておいてください。
◆脱出対策
留守中にハムスターが脱走した場合、誰にも気づかれないまま色々な所をうろうろして、思わぬけがや事故を起こす可能性があります。
ケージはハムスターの逃げるすき間がないことを確認し、万が一逃げたときに危なくないよう、部屋は片付けておいてください。
長期の旅行・帰省をする場合にハムスターをどうするか
旅行や帰省が長期になると、ハムスターだけで留守番することは難しくなります。3日以上家を空ける場合は、ハムスターも一緒に連れて行くか、ほかの人にお世話を頼むことを検討しましょう。
◆一緒に連れて行く
お世話を頼める人がいないなど、やむを得ない事情がある場合にはハムスターを一緒に連れて行きます。
ただし、ハムスターは連れて行ってもらうことが嬉しいわけでもありませんし、環境の変化に弱いため強いストレスを感じて体調を崩す危険性もあります。
そのことをふまえ「あちこちに連れ回さない」「目的地まで最短ルートで移動する」という前提で、ハムスターを同伴するようにしてください。
なるべく環境を変えないようにするため、ハムスターは普段使っているケージに入れて運搬しましょう。移動手段は、電車やバスより車のほうがハムスターにストレスがかかりません。
公共交通機関を利用するときは、ケージが大きくて邪魔になる場合があります。その場合は、ハムスター用のキャリーケース、バッグを利用しましょう。また、ペットの持ち込みは手荷物料金が発生する場合があります。事前に各交通機関のWEBサイトで情報を確認することも忘れずに。
ハムスターは繊細で光や音の刺激を怖がります。外出中はケージに布をかぶせるなどして、外部の環境から遮断するとよいでしょう。
移動中は、ケージやキャリーケースに振動を与えないように注意してください。ケージは揺れにくい平らな所に置きましょう。特にぶつけるなどの強い衝撃を与えるとケージ内のハムスターが転倒し、骨折などのけがをすることもあるので注意が必要です。
ちなみに、ハムスターを飼ったら早めにキャリーケースを用意しておくこともおすすめします。通院やケージの掃除をするときにも役立ちますよ。
いっしょにおでかけ ウィズキャリー S
軽量でシンプル。持ち運びに便利なキャリーです。
サイドパネルが透明で中が良く見え風除けにも役立ちます。
ハムスターや小鳥の移動用に!
荷物の邪魔にならないコンパクトサイズのキャリーケース。中が見えるのでハムスターの様子が分かりやすいです。
はむはむキャリー
ウォーターボトル付のおでかけキャリー
キュートなデザインのキャリーケース。ウォーターボトル付きで便利です。
◆信頼できる人に預ける
飼い主さんが不在になる場合、ハムスターの世話ができる人に預ける形が一番安心です。友人や親せきなど身の周りの信頼できる人にケージごと預け、飼い主さんの代わりにハムスターのお世話をしてもらいます。
その際は、飼い主さんが普段している掃除の仕方や好きなエサなどをメモして渡し、ハムスターの様子を教えてもらえるよう連絡先も交換しておくとよいでしょう。
◆ペットホテルに預ける
預かってくれる人が見つからない場合は、ペットホテルを利用するという方法もあります。
ただ、ハムスターも利用できるペットホテルは多くありません。急に思い立って利用しようとしても、近くに見つからない場合があるので、あらかじめハムスターが宿泊できペットホテル、動物病院やペットショップをチェックしておくことをおすすめします。
◆長期利用可能なペットシッターサービスを利用する
知り合いにあまり長くペットを預けると、先方が負担を感じることが出てきます。旅行が1週間以上になる場合は、ペットシッターサービスを利用することもおすすめします。
ペットシッターサービスは、専門知識を持ったペットシッターが留守中のお宅を訪問して飼い主さんの代わりにペットのお世話や簡単な雑用をするサービスです。
ハムスターは過ごす環境が普段と変わらないので、ストレスなく長期の留守番ができるようになります。信頼できる会社を選びましょう。
留守番・同伴とも過保護なくらいの対策が必要
飼い主さんが旅行に行くことでハムスターはいつもと違った状況に置かれます。このことがストレスになると、体の小さなハムスターは衰弱しやすくなり、最悪の場合は短期間で命を落す危険性も出てきます。
ハムスターの命を守るためにも、留守番させる場合、旅行に連れて行く場合のどちらとも過保護なくらいに対策を練り、ハムスターが安全に過ごせるように努めましょう。
まとめ
飼い主さんが旅行や帰省をする場合、ハムスターを一緒に連れて行くのはやむを得ない場合にとどめましょう。留守番をさせる場合も、ほったらかしのままで大丈夫というわけではないので、入念に準備をして出かけてください。最終的にどうするかは、飼い主さんそれぞれの判断になります。「ちょっとくらい大丈夫だろう」と軽く見ず、過保護なくらいの対策をとってお出かけをしてくださいね。
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