1.うさぎを車移動させるタイミング
1-1.病院に連れていく
1-2.旅行・帰省
1-3.引っ越し
1-4.お散歩
4.うさぎを車に乗せる時の注意点
4-1.なるべく揺れないようにする
4-2.キャリーの中に入れる
4-3.牧草はいつでも食べられるように
4-4.給水器の水は少なめに
5.自分で運転するときの注意点
5-1.絶対にキャリーから出さない
5-2.運転に集中する
6.うさぎをタクシーに乗せるには?
6-1.タクシー会社に事前確認しておくと安心
6-2.乗車時に「うさぎを連れています」と言う
7.うさぎを電車・バスに乗せるには?
7-1.ホームページを見てペットの乗車について確認する
7-2.手荷物料金がかかる場合もある
うさぎを車移動させるタイミング
普段、うさぎを車移動させることは少ないかもしれませんが、どうしても車移動しなければいけない、という場合もあります。
そのようなときに慌てないためにも、心構えや準備をしておくと安心です。
ここでは、うさぎと一緒に車移動しなければいけないタイミングとして考えられる状況についてご紹介します。
◆病院に連れていく
うさぎを診てもらえる病院は、意外に少ないものです。自宅の近くにあればよいですが、病院までがどうしても車移動しなければいけない距離、ということもあるでしょう。
定期的な健康診断のような元気なときだけでなく、突然の体調不良など元気がないときの車移動についても想定をしておく必要があります。
◆旅行・帰省
うさぎを診てくれる病院が少ないのと同様に、うさぎを預かってくれるペットホテルも、ワンちゃんやネコちゃんのように多くありません。
旅行に行きたい、帰省をしなければいけないというときは、うさぎを連れていくことも検討しなければならない場合もあります。
◆引っ越し
遠い地への引っ越しの場合は、車移動は必須といえるでしょう。本来、うさぎにとってはあまり環境を変えない方がいいというのは当然のことですが、こればかりは仕方がありません。
特に、車移動が長距離になる場合は、十分に注意を払ってあげながらの移動を心がけてあげてください。さらに、新しい環境でのうさぎのケアは必須です。
◆お散歩
うさぎを広くてのびのびできる場所にお散歩に連れて行ってあげたい、日帰り旅行に連れて行ってお散歩させてあげたい、と考えている飼い主さんもいらっしゃるでしょう。
うさぎにかかる車移動のストレスを考えるとおすすめはできませんが、事情により連れて行かなければいけないような場合は、適度に休憩を入れるなど、うさぎにとって無理のないスケジュールにしましょう。
うさぎは車酔いする?
うさぎは、ワンちゃんやネコちゃんに比べて、比較的、乗り物に強いといわれています。
とはいえ、乗り物酔いをしないわけではありません。うさぎは、嘔吐できない体のつくりになっているため、乗り物酔いで吐いてしまうようなことはありません。
しかし、振動により、うさぎの元気がなくなったり、食欲がなくなったりするなどの車酔いのような症状が出ることがあります。
そのため、車移動の際は、極力、揺れないようにしてあげることが大切です。
どの程度時間耐えられる?
車移動に耐えられる時間は、うさぎによって個体差があります。
とはいえ、どんなに乗り物に強いうさぎでも、ストレスを感じていないわけではありません。車移動は、可能な限り短めにしましょう。
どうしても、車移動が長時間になってしまうようなときは、1時間に1回くらいは休憩を取り、うさぎを落ち着かせてあげることをおすすめします。
うさぎを車に乗せる時の注意点
うさぎは乗り物に強いといわれていますが、ストレスを感じないわけではありません。
また、車は、人間が思っている以上に振動の大きい乗り物です。少しでも、うさぎにストレスを感じさせないよう、十分注意を払う必要があります。
では、どのような点に気を付けたらよいのでしょうか。
ここでは、うさぎを車に乗せるときの注意点について、ご紹介します。
◆なるべく揺れないようにする
振動に敏感なうさぎが少しでも落ち着いて過ごせるよう、ケージやキャリーは、後部座席にシートベルトでしっかりと固定させた状態にしてあげてください。
なお、移動時間が短い場合は、キャリーを飼い主さんの膝の上に載せたり、座席において飼い主さんが押さえておいてあげたりしてもよいでしょう。たまに声をかけたりしてあげると安心します。もちろん、無理せず、安全運転を心がけてください。
◆キャリーの中に入れる
車移動では、車の揺れで体が動いてしまうような広いケージにうさぎを入れるのは危険です。車移動の時は、キャリーを利用しましょう。
うさぎにとって、キャリーの暗く、狭い空間は、かえって落ち着きやすい環境です。そして、可能であれば、うさぎが身体を伸ばしたり、好きな態勢で過ごせたりするくらいの広さがあるキャリーがよいでしょう。
また、うんちやおしっこを踏んだりすることがないよう、すのこが付いたものにすると、より安心です。
◆牧草はいつでも食べられるように
車移動中は、いつものように食べたり、飲んだりできないかもしれませんが、うさぎが欲しいときにいつでも腹ごしらえや水分補給ができるよう、必ず、給水器と牧草はいつでも口にできるようにしておいてあげましょう。
こまめに休憩を取り、落ち着いて水を飲んだり、食べたりできる時間を作ってあげることも大切です。
◆給水器の水は少なめに
給水器にたくさんの水を入れておくと、車の振動でこぼれてしまう可能性があります。万が一、キャリー内が水浸しになってしまうと、うさぎに余計なストレスを与えることになります。そのため、給水器の水は、極力少なめにしておいた方が安心です。
併せて、揺れで動いてしまうようなものは、キャリーのなかには入れないようにしましょう。
自分で運転するときの注意点
たとえば、うさぎが体調を崩し、急いで病院に連れて行かなければならないようなときは、うさぎを乗せ、心配な気持ちを抱えながら運転しなければなりません。
このようなときは、より一層の注意が必要です。
ここでは、うさぎを乗せ、自分で運転するときの注意点についてご紹介します。
◆絶対にキャリーから出さない
心配だから、様子が気になるからと、うさぎをキャリーに入れず、膝や座席に乗せて運転するようなことは絶対にやめてください。ちょっとした弾みでうさぎが驚き、想定外の動きをして運転に支障が出たり、ドアを開けた瞬間に外に逃げ出してしまったりする可能性もあります。
うさぎにとっても、飼い主さんにとっても、安全であることが最も大切なことです。
とにかく、うさぎのためにも、絶対にキャリーから出さないようにしましょう。
◆運転に集中する
うさぎの体調が悪く心配だからといって、運転中にうさぎにばかり目をやることは、事故につながる恐れがあります。うさぎを乗せて車移動するときも、とにかくよそ見をせず、いつも通り目的地まで運転に集中してください。
うさぎをタクシーに乗せるには?
車移動が最適な手段であっても自分で運転ができないという場合は、タクシーを検討することになります。
そもそも、うさぎは、タクシーに乗せてもらえるのでしょうか。
◆タクシー会社に事前確認しておくと安心
うさぎをタクシーに乗せて移動したいときは、事前にタクシー会社に確認をしておくことをおすすめします。
そして、問題がないようであれば、あらかじめ予約をしておくと安心です。
一般的には、キャリーに入れていればよいと言われることが多いです。ただし、トラブルを防ぐためにも、乗車中はキャリーを開けないようにしましょう。
◆乗車時に「うさぎを連れています」と言う
キャリーに入れておけば問題ないといわれることがほとんどですが、運転手さんがアレルギーをもっていたりする可能性もあります。
そのため、乗車時には、必ず「うさぎを連れている」ことを告げ、「乗ってよいか」を確認するようにしましょう。これは、飼い主さんの最低限のマナーです。
うさぎを電車・バスに乗せるには?
うさぎを連れた移動が、電車やバスになることもあります。
ペットを乗せるルールは、各鉄道会社・バス会社によって異なるため、事前に確認をしておくと安心です。
◆ホームページを見てペットの乗車について確認する
乗車する電車・バスを運行する鉄道会社やバス会社のホームページで、事前に、ペットの乗車時のルールについて確認しておくことをおすすめします。
多くの場合、キャリーに入れるなどの条件を満たしていれば、うさぎなどの小動物を連れて電車やバスに乗ることも可能です。
鉄道各社では、一般的に、次のような条件を提示しています。
- タテ・ヨコ・高さの合計が120cm以内
- キャリーとペットを合わせた重量が10kg以内
乗車する前に、乗車する電車・バスにおける正確な情報を確認するようにしましょう。
◆手荷物料金がかかる場合もある
たとえば、JR線(在来線・新幹線など)は、改札口でキャリーを見せ、「普通手回り品切符(1ケースごとに290円)」を購入して乗車する必要があります。
多くの場合、電車もバスも料金は必要ないものの、周りの乗客に迷惑をかけないよう、キャリーのサイズや対応についての条件が提示されています。
まとめ
今回は、うさぎを連れての車移動を中心に、いろいろな乗り物に乗せるときの注意点についてご紹介しました。
体調を崩したうさぎを病院に連れていく際の車移動は、飼い主さんも気が気ではないでしょう。しかし、運転中に気にしていても、何もしてあげられません。
このようなときは、「うさぎの様子より、まず病院!」です。とにかく、病院まで安全に連れていくことを最優先に考えてください。
また、その他、どうしてもうさぎを連れて出かけなければならないようなときは、まずうさぎのことを一番に考えた移動プランを立てましょう。乗り物を使った移動は、人間が思う以上にうさぎにとって負担が大きいということを忘れてはいけません。
さらに、公共交通機関を使うときは、運行会社のルールに従い、周りの乗客の迷惑にならないよう配慮することも大切です。
ペットを連れた移動は、飼い主さんにとっても負担の大きいことです。少しでもペットも飼い主さんも気持ちよく移動できるよう、しっかりと準備するようにしましょう。
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