最近話題のパンダハムスターって知ってる?パンダ柄になりやすい種類とは?

2022.05.21

最近話題のパンダハムスターって知ってる?パンダ柄になりやすい種類とは?

小さく可愛らしいハムスターは人気のあるペットですが、最近話題の「パンダハムスター」をご存知でしょうか? どうして“パンダ”なのか、パンダハムスターの特徴やほかのハムスターとの違いをお伝えしていきます。

【目次】
1.豊富な種類がいるハムスター
2.“パンダ”ってどういうこと!?パンダハムスターとは?
 2-1.パンダを思い起こさせる“白黒模様”のハムスター
 2-2.品種名ではない
3.パンダハムスターになりやすいハムスターはいる?
 3-1.ゴールデンハムスターってどんなハムスター?
 3-2.キャンベルハムスターってどんなハムスター?
4.パンダハムスターにはどんな特徴がある?
 4-1.特徴1.パンダを連想させる色使い
 4-2.特徴2.ほかのカラーと比べて価格が高め設定のケースもある
5.同じ“パンダ”でも品種によってサイズ・性格が異なる
 5-1.サイズの違い
 5-2.性格の違い
 5-3.馴れやすさの違い
 5-4.寿命の違い
6.パンダハムスターを飼うときの注意ポイント
 6-1.どの品種か確認をする
 6-2.長生きのためにしたいこと
7.まとめ


豊富な種類がいるハムスター

キンクマ

みなさんは、“ハムスター”と聞いた時、どんな姿が頭に浮かぶでしょうか?
おそらく多くの人が「手に乗るような小さな体」「すばしっこく動く小動物」などをイメージするのではないでしょうか。
実際は、ハムスターにはさまざまな種類があって、小さなサイズばかりではありません。
手のひらにおさまるようなコンパクトなサイズのハムスターもいれば、体長20㎝を超えるようなビッグサイズのハムスターまで24もの種類がいると言われています。身体の大きさはもちろん、被毛の色や性格までさまざまです。
世界各国に分布し野生している種類もありますが、品種改良によって生み出された種類もあります。また、種類ごとに販売価格帯も異なり、1000~3000円前後が一般的です。
多くの種類は数千円程度で購入できるものの、“レア”と呼べるような珍しいハムスターは若干高額となることもあるでしょう。


“パンダ”ってどういうこと!?パンダハムスターとは?

話題となっているパンダハムスターですが、“パンダ”とはいったいどいう意味なのでしょうか。
パンダハムスターについて見ていきましょう。

◆パンダを思い起こさせる“白黒模様”のハムスター

ドミナントスポット

パンダハムスターは、白黒の毛色で構成されています。
白黒2色構成というのは、まるでパンダを彷彿させますよね。
白色の毛、そして黒色の毛が混じったハムスターが「パンダハムスター」と言われています。

◆品種名ではない

ハムスターにはたくさんの種類がありますが、パンダハムスターは品種名を指していません
白と黒の毛色でパンダの雰囲気を連想させるハムスターを総称しているネーミングです。
ですから、同じ品種のハムスターでも「白&黒のパンダっぽい毛色をしている場合」と「品種でよくあるノーマルタイプの毛色をしている場合」とでは見た目が結構変わります。


パンダハムスターになりやすいハムスターはいる?

可能性としては、さまざまな毛色が出るハムスターの種類に“パンダ柄”が出ることはあります。
そのなかでも、パンダ柄が出やすいのは、「ゴールデンハムスター」「キャンベルハムスター」と言われています。

◆ゴールデンハムスターってどんなハムスター?

ゴールデンハムスター

ゴールデンハムスターと言えば、ハムスターのなかでも大きめの体格が特徴的です。
シリアやレバノン、イスラエルなどに生息しています。“ゴールデン”とついているので「金色」の被毛をイメージするかもしれませんが、毛色・毛質ともにバラエティーに富んでいます。
原種に近いのは白いお腹まわり、オレンジ系の茶色の背中が覆われたゴールデンハムスターでこちらは「ノーマルタイプ」と呼ばれています。
そのほか、アプリコットやホワイト、ブラック、グレーなどさまざまな毛色が見られます。

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◆キャンベルハムスターってどんなハムスター?

パンダ キャンベル

キャンベルハムスターは、ゴールデンハムスターと比べるとかなり小さく感じます。
ハムスターのなかでも小型種で、ロシアやモンゴル、中国北部に生息するハムスターです。
キャンベルハムスターにも毛色や毛質はさまざまです。
背中とお腹が違う色で野生に近い色合いのノーマルから、全身1色構成のシナモンやブラック、アルビノなど見た目のバリエーションを楽しむことができるハムスターです。

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パンダハムスターにはどんな特徴がある?

ゴールデンハムスターみつめる

白黒でパンダ柄の“パンダハムスター”だからこその特徴をいくつか見ていきましょう

◆特徴1.パンダを連想させる色使い

まず、大きな特徴がパンダハムスターの色構成は「パンダのよう」という点です。“パンダ”と言っても、パンダのような顔立ちにはなりませんが、パンダをフッと連想させるような色合いをしています。一般的にハムスターと言えば、茶色や白、オレンジ色が織り交ざったような色合いをイメージするものですよね。淡い色は、優しく柔らかい印象を受けますが、パンダハムスターのように白と黒が入ることで“カッコよさ”も感じられるのではないでしょうか。

◆特徴2.ほかのカラーと比べて価格が高め設定のケースもある

前述したようにパンダハムスターが出やすいハムスターの品種はいくつかあります。ただ、パンダハムスターが生まれるように自由自在にコントロールできるわけではありません。
定番のカラーと比べると珍しく、レア感はそれなりにあります。ペットショップによっては、パンダハムスターを「一般的なノーマルカラーと比べると珍しい」として、価格が少し高めになっていることもあるでしょう。


同じ“パンダ”でも品種によってサイズ・性格が異なる

前述のように、パンダハムスターは品種の名前ではありません。「ゴールデンハムスター」や「キャンベルハムスター」などの品種改良により誕生した、毛色が特徴的なハムスターをパンダハムスターと呼んでいます。
そのため、同じパンダ柄でも品種によって大きさや性格などの特徴が異なります。

◆1.サイズの違い

サイズは両極端と言えるかもしれません。
ゴールデンハムスターは、ハムスターのなかでも大型種です。オス・メスともに、体長は20㎝近く、体重は85~150g程度です。
一方、キャンベルハムスターはハムスターのなかでも小さめ。オス・メスともに体長7~12㎝程度、体重30~40gくらいになります。
キャンベルハムスターは、数あるハムスターのなかでも体格が小さい部類です。“小型の”という意味を持つ“ドワーフ”から、キャンベルハムスターのように小さな体をしているハムスターの総称を「ドワーフハムスター」と言います。
キャンベルハムスターとゴールデンハムスターを比べると、体長は2倍程度、体重は2~3倍程度もの差があることが分かります

◆2.性格の違い

ゴールデンハムスターとキャンベルハムスターは、体のサイズ感はもちろん、性格まで両極端と言えるでしょう。
体が大きめなゴールデンハムスターは、数あるハムスターの品種のなかでも「おっとり系」です。ペットとして迎えた初めのうちは、臆病なところもあるかもしれませんが、人懐こい性格が本質的にあるため、ゴールデンハムスターは人馴れしやすいハムスターと言われています。
一方、キャンベルハムスターは真逆とも言える性格をしています。大人に成長しても10㎝程度ですから、見た目こそかなり愛らしいです。ただ、性格は結構ワイルド系です。
「体が小さく可愛いな~」と思って触れようとすると、臆病で警戒心が強いため、逃げてしまうことも多いです。どうしても抱っこしたいと詰め寄ると、警戒と威嚇が混ざった表情でファイティング体勢を見せてくることも少なくありません。小さく可愛い顔立ちですが、どちらかと言うとスキンシップはしにくい種類です。

◆3.馴れやすさの違い

ゴールデンハムスターは、小動物を飼うときの入門編とも言えるハムスターの一種です。人馴れしやすく、日本では「ハムスターを飼いたい」という人達の間でも人気種となっています。
基本的に穏やかな性格で、ゴールデンハムスターはスキンシップもしやすいハムスターです。ただ、ベタベタと触れようとするとストレスに感じることもあります。
コミュニケーションは取りやすいですが、ゴールデンハムスターの気持ちを読み取りながら、負担にならない程度に接しましょう。
一方、キャンベルハムスターの方は臆病で距離感が遠い子が多いです。ベビー時代から飼うと、エサを与えながらちょっとずつ距離を縮めることができます。
ただ、キャンベルハムスターは気が強いですから人馴れはしにくい傾向です。キャンベルハムスターの方は、初心者向けというよりも上級者向けといったところでしょうか。
でも、キャンベルハムスターの恐怖心を取り除くようにじっくりと距離を縮めていくこともできます。時間はかかるかもしれませんが、ゆっくりと時間をかけて馴れてくれるでしょう。

◆4.寿命の違い

寿命もやや異なります。ゴールデンハムスターの寿命は2年半から3年ほどなのに対し、キャンベルハムスターは2~2年半ほどです。キャンベルハムスターのように体が小さいドワーフハムスターは、大型のゴールデンハムスターと比べると寿命はやや短い傾向にあります。


パンダハムスターを飼うときの注意ポイント

ポイント

パンダハムスターを飼うときは、どんな点に注意したらいいでしょうか。

◆どの品種か確認をする

お伝えしたように、「パンダハムスター」は見た目を表す呼称です
そのため、「白と黒の毛色で構成されている」というほかは、大きさや性格はそもそもの品種によります。パンダハムスターをペットとして飼う前は、品種名を確認しておくことが重要です。パンダ色の被毛が出やすいゴールデンハムスターとキャンベルハムスターでは「大きさ」や「性格」がだいぶ変わります。迎えてから「知らなかった」と後悔しないように、事前にしっかりとチェックしておきましょう。

◆長生きのためにしたいこと

パンダハムスターに限ったことではないですが、もともと「ハムスター」という小動物自体が短命傾向にあります。犬や猫を飼うときと同じ気持ちで迎えると、寿命が短いことにビックリしてしまうかもしれません。迎えてからわずか2年前後で老いていくパンダハムスター。別れが近づいているかと思うと切なくなってきますよね。ただ、平均寿命は“平均の数値”です。
「長生きして欲しい」という意識を早くから飼い主さんが持つことでハムスターの寿命は延びます。

重視したいのは、

  • 食事管理⇒分量と時間を守って栄養のあるエサを与える
  • 健康管理⇒運動環境を整え、太らせないようにする
  • 衛生管理⇒ケージやトイレを不潔にしない、掃除をこまめに行う
  • 温度管理⇒季節に応じて部屋・ケージ内を適温に保つ

などです。

ハムスターは、飼い主さんのお世話がなければ、快適な環境で育つことができません。
食事や身の回りのお世話を通して、パンダハムスターの健康状態をチェックすることができます。食欲や体重の増減などだけでなく、パンダハムスターに触れてチェックすることで、皮膚や身体に異常がないかなども分かります。
ハムスターの寿命は、「飼い主さんがパンダハムスターにどう向き合うか」で左右します。長生きしてもらうため、常にパンダハムスターを気にかけてあげましょう。そして気になる点があったら、すぐに動物病院を受診しましょう。

まとめ

いかがでしょうか。パンダハムスターは、「白と黒の被毛が混じっているハムスター」を指しています。同じ「パンダハムスター」でも、黒色・白色の割合や、模様がどのように出るかも、個体差によって変わります。

  • 帽子をかぶっているみたいに頭が黒い
  • 顔全体が真っ黒
  • 水玉のように黒い円がいくつかある
  • お尻のあたりが黒い

など、黒・白のパターンが変わると印象が異なるでしょう。見た目が違うのも面白いですよね。パンダハムスターを迎えるときは、ぜひ、今回お伝えしたポイントを頭におさえておきましょう。
パンダハムスターになりやすいのが「ゴールデンハムスター」と「キャンベルハムスター」です。どちらのパンダ柄なのかによって、大きさや性格が真逆にもなりますので、パンダハムスターを迎える前には「何の品種か?」をチェックしてくださいね。



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