ラミーノーズテトラの飼育方法!混泳には向いている?

2022.06.30

ラミーノーズテトラの飼育方法!混泳には向いている?

透き通る銀色ボディに赤く染まった顔。ラミーノーズテトラは、ずっと見ていたくなるような魅力を持つ美しい魚です。 飼育方法や注意ポイント、他の魚との混泳など、ラミーノーズテトラについてまとめていきます。

【目次】
1.ラミーノーズテトラってどんな魚?
 1-1.小型テトラの一種
 1-2.最大で5センチほどの小さな体
 1-3.鮮やかに赤く染まる頭部
 1-4.ゆらゆら揺れる黒白の尾びれ
 1-5.鑑賞魚としてはメジャーな魚
 1-6.よく似た魚に「レッドノーズテトラ」がいる
 1-7.寿命は3~5年ほど
 1-8.混泳も可能、存在感のある主役級の魚
 1-9.発色しない場合もある

2.ラミーノーズテトラってどうやって飼うの?飼育方法のポイントとは?
 2-1.ポイント1.小型なので小さめの水槽でも飼える
 2-2.ポイント2.しっかり水質管理をする
 2-3.ポイント3.水の替え方と頻度に注意する
 2-4.ポイント4.強い水流はNG
 2-5.ポイント5.混泳させるときの相手選びに注意する
 2-6.ポイント6.水温を適温に保つ
 2-7.ポイント7.餌の頻度と量について
 2-8.ポイント8.水槽の蓋はしめておく
 2-9.ポイント9.白点病にかかりやすい魚
 2-10.ポイント10.光の量を調整するにはLEDライトの導入を

3.まとめ


ラミーノーズテトラってどんな魚?

水槽と考える女の人

まず、ラミーノーズテトラがどんな魚なのか、主な特徴を見ていきましょう。

◆小型テトラの一種

ラミーノーズテトラは、小型魚の総称「テトラ」の一種です。テトラには、1匹1匹の身体は小さいですが、数十匹以上もの群れをなして泳ぐ“群泳”という特徴があります。
まとまって泳ぐ姿は、大きな熱帯魚にも負けないほどの見ごたえ。ラミーノーズテトラは、そんなテトラ種のひとつです。

◆最大で5センチほどの小さな体

ラミーノーズテトラは、アマゾン川の支流に分布している魚です。体長は個体差がありますが、大きく育っても5センチ程度と小さい体です。

◆鮮やかに赤く染まる頭部

ラミーノーズの大きな特徴は、頭部の“赤”。飼育環境が良く健康的なら、とても鮮やかで美しい発色をします。体は透き通るような銀色で、頭部は綺麗な赤色。そのコントラストがとても美しく、見惚れるほどです。
名前の「ラミーノーズ」には、“酔っ払いの鼻”という意味があります。少しアルコールがまじり、ほろ酔い気分で赤ら顔になった様子が連想できますね。
ラミーノーズテトラの赤色が、水のなかで綺麗に揺れる姿に見惚れます。

◆ゆらゆら揺れる黒白の尾びれ

赤く鮮やかな頭部と一転して、尾びれは黒白のモノトーン。おしゃれな模様をしています。
体全体を見ると赤や銀、黒、白…という色使いが素敵です。

◆鑑賞魚としてはメジャーな魚

ラミーノーズテトラの綺麗な体色は、水草にも映えます。鑑賞魚として人気があり、テトラ種のなかでも定番の魚です。
ラミーノーズテトラは、熱帯魚の専門店のほか、ホームセンターでも見かけることができます。メジャーな種類ですから、入手がしやすい魚と言えるでしょう。

◆よく似た魚に「レッドノーズテトラ」がいる

ラミーノーズテトラによく似ている魚に、「レッドノーズテトラ」という魚がいます。ラミーノーズテトラと同様に、レッドノーズも顔周りが赤いため、一見違いが分からないかもしれません。
「ラミーノーズテトラ」と「レッドノーズテトラ」の発色の違いは、赤い発色の範囲身体の中央に入るライン模様です。
レッドノーズテトラの方が赤の発色部分が少なく、頭部だけに見られます。一方のラミーノーズテトラは、頭部から体の側に向かって発色することがあります。
また、レッドノーズテトラには尾びれの方から体にかけて、黒いラインがはっきりと入る特徴があります。

◆寿命は3~5年ほど

ラミーノーズテトラの寿命は、平均して3~5年程度です。体の大きさから考えると、長生きしてくれる魚と言えるでしょう。
毎日姿を見ていると愛着が湧くものです。ラミーノーズテトラの独特な美しさを何年も楽しめるなんて、素敵なことですよね。

また、良質な環境で飼育ができれば、平均よりも長生きすることもあります。なかには、5年以上も長く生きるラミーノーズテトラもいます。

◆混泳も可能、存在感のある主役級の魚

ラミーノーズテトラは、たくさんの魚が泳いでいるなかでも、ひときわ目立つ“主役級”の存在感があります。穏やかな性格で、一緒に泳いでいる仲間との争いは好みません。
また、基本的に群れをなして泳ぐ習性があります。単独で飼うよりも、複数匹で飼い、まとまって混泳している姿を見るのも醍醐味です。綺麗な赤の発色に惹かれて、ずっと見ていたくなることでしょう。

◆発色しない場合もある

ラミーノーズテトラの健康状態が良好なほど、赤い発色が鮮やかになります。
迎えたばかりの頃にラミーノーズテトラの発色が思わしくないのは、「新しい環境になじめない…」という精神的な理由かもしれません。また、ほかの魚との群泳よるに水質が原因で発色が悪くなるケースもあります。

たくさんの仲間達と群泳している姿は美しいですが、狭い水槽では水が汚れやすくなります。
「水質管理が悪く汚れている」「ほかの魚との同居で遠慮していてストレス」などのケースは、顔の赤い発色と関わりがある要因です。


ラミーノーズテトラってどうやって飼うの?飼育方法のポイントとは?

水槽に餌をまくイラスト

次にラミーノーズテトラの飼育方法について見てみましょう。

◆ポイント1.小型なので小さめの水槽でも飼える

ラミーノーズテトラは、大きく育っても5センチほどです。
小型の魚ですから小さな水槽でも飼うことができますが、“泳ぐ魚”であることを意識することが大事。ラミーノーズテトラがゆっくり泳げる広さを準備しましょう。
30センチくらいの小さめの水槽でも、ラミーノーズテトラにとっては広いと感じると思います。

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ただ、注意したいのは“密にならない”ということです。
飼育数に対して水槽が小さければ、排泄物やエサの残骸などの汚れが増えます。水のなかにある酸素も足りなくなり、ラミーノーズテトラの身体への影響もあります。
単独および2~3匹程度なら30センチほどでも十分ですが、10~20匹前後と多数のラミーノーズテトラを飼うときには60センチ以上がいいでしょう。

水槽の大きさに迷ったときには、一般的に流通量の多い60センチほどがおすすめです。

◆ポイント2.しっかり水質管理をする

ラミーノーズテトラの綺麗な赤い顔色は、水質によって発色が変わります。良質な水で飼育してあげましょう。弱酸性から中性の軟水がラミーノーズテトラにとって適しています。
これを測る数値が「pH(ペーハー)」です。

ph値は常に一定を保つわけではなく、さまざまな要因で上がったり下がったりします。
ph値が下がるのは、

  • 糞や尿などが増えてアンモニアが発生した
  • 二酸化炭素が増えた
  • 飼育数に対して水の量が少ない

などの原因が考えられます。

一方、pH値が上がるのは

  • 砂利や石が多い
  • 頻繁に水を替えている

などが影響しているかもしれません。

pH値は、ラミーノーズテトラの飼育環境を整えるために大切です。
紙や試薬で測るキットが市販されているので、ラミーノーズテトラの飼育の際には準備しておくといいでしょう。
それによって、適正なpH値ではない場合、「水を替える」「調整剤でpH値を安定させる」などの方法を試みてくださいね。

◆ポイント3.水の替え方と頻度に注意する

水質の汚れ環境によってpH値が適切ではなくなった場合、水槽の水を替える方法で改善ができます。
しかし、実はこの「水替え」がラミーノーズテトラの命を危機にさらしてしまう可能性もあるので注意しましょう。
これは、「pHショック」と言われ、水質が急に変わったことに魚が耐えられなくなって身体に異常をきたす現象です。pHショックを起こした魚は、「呼吸が荒くなる」「泳ぎ方が異常」「急に動きが止まる」などいつもと違う症状が見られるでしょう。
最悪の場合、水替え後に命を落とす場合もあります。
それを防ぐためには、

  • いきなり全量の水替えはNG
  • 頻繁に水替えを行わない
  • 水質のpH値を定期的に確認しておく

などを心がけておきましょう。

また、「水合わせ」についてもおさえておいてください。これは、「購入前⇒購入後」で水質が急激に変わることを避けるため、もともとの水(袋に入った)の水温や水質を新しい水に時間をかけてゆっくりと合わせていく方法です

市販の水合わせキットを使うとやりやすいかもしれませんね。

◆ポイント4.強い水流はNG

ラミーノーズテトラは穏やかな水流を好むと言われています。また、水流があると流れに逆らって泳ぐこともある為、あまりにも水流が強すぎると泳ぐのにかなりのパワーが必要となってしまいます。
結果として疲労やストレスに繋がる可能性がありますので、あまりにも強い水流は作らないよう気を付けましょう。

◆ポイント5.混泳させるときの相手選びに注意する

ラミーノーズテトラをほかの魚と同居させるときに注意したいのが相手選びです。
穏やかな性格のラミーノーズテトラは、異種の魚との混泳もできます。ただ、小さいラミーノーズテトラよりも大きな魚と同じ水槽で飼うと、エサとして標的になる可能性もあります。混泳させる場合、基本的には同じくらいの小型魚がおすすめです。
また、pH値の違う魚もラミーノーズテトラとの混泳には向いていません。相性の悪い魚が同じ水槽にいると、ラミーノーズテトラはストレスを溜めます。見た目の発色にも影響が出る可能性もあります。

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◆ポイント6.水温を適温に保つ

ラミーノーズテトラが快適に泳いでいられる水温は、23~28℃ほどです。
暑すぎたり寒過ぎたりなど、季節によっても水槽内の温度にも影響があるかと思います。

温度を測りながら、極端に低温・高温にならないように管理しましょう。

◆ポイント7.餌の頻度と量について

ラミーノーズテトラがパクパクとエサを食べてくれると嬉しいですよね。魚を飼っていると、エサやりも嬉しい瞬間のひとつではないでしょうか。
ただ、与え過ぎるとラミーノーズテトラにとって悪い影響しかありません。
ラミーノーズテトラは何でも食べるタイプの魚のため、与えるだけ食べてしまうこともあります。

  • 食べ過ぎてお腹に負担となる
  • 太る
  • 食べ残したエサが水質を悪化させる
  • 食べた量にともなって糞尿が増えて水が汚れる

など、餌の与え過ぎと水質の悪化は比例すると言ってもいいでしょう。

また、餌の“食べやすさ”にも着目してください。小型のラミーノーズテトラに大きめサイズの餌をあげると「大きくて口に入らない」という状況にも…。餌が食べられずに体調を悪くしたり、最悪、命を落とす可能性もあるため十分に注意しましょう。
顆粒の餌の方がラミーノーズテトラにとっては食べやすいですが、大きめサイズの餌でも砕いて与えることもできます。

◆ポイント8.水槽の蓋はしめておく

ラミーノーズテトラは、水面の近くを元気に泳ぎます。蓋がないと飛び出すことがあります。隙間のないようにしっかりと閉めて鑑賞しましょう。

◆ポイント9.白点病にかかりやすい魚

ラミーノーズテトラは比較的丈夫な魚ですが、迎えたばかりの時期は免疫も下がっているため「白点病」にかかりやすいので注意しましょう。白い斑点が出る病気ですが、重症化すると全体的に広がります。
通常、免疫が下がっていなければ、かかりにくい病気です。飼ってから1週間程度は、身体やヒレの様子をしっかりとチェックしてくださいね。

◆ポイント10.光の量を調整するにはLEDライトの導入を

ラミーノーズテトラの美しい姿を観賞するには、水槽用のLEDライトを設置しましょう。光の量によっては、ラミーノーズテトラの赤い発色に差がでます。
綺麗な赤の発色には、LEDライトを設置し、明るいなかで飼育してあげることが大事です。


まとめ

ラミーノーズテトラは初めて熱帯魚を育てる人にも向いている魚です。性格も穏やかで、ほかの魚との混泳もできます。
頭部の美しい赤色、そして黒白の模様が独特です。水槽にこだわってレイアウトすれば、ご自宅が小さな水族館のように…。日々、熱帯魚のいる暮らしに癒されるでしょう。

ラミーノーズテトラの魅力は、美しい体色ですが、掃除不足や間違った水替えで飼育環境が悪く発色が悪いときもあります。熱帯魚は“体の美しさ”を鑑賞するための魚です。飼育環境をしっかりと整え、美しい姿に癒されたいものですね。



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