1.ボトルアクアリウムって?
2.ボトルアクアリウムに必要なグッズ
2-1.ボトル
2-2.水
2-3.底砂(ソイル)
2-4.水草
2-5.ライト
2-6.ろ過装置
2-7.ヒーター
5.ボトルアクアリウムで飼える熱帯魚
5-1.アカヒレ
5-2.メダカ
5-3.ベタ
5-4.ネオンテトラ
5-5.ミナミヌマエビ
5-6.ヤマトヌマエビ
ボトルアクアリウムって?
ボトルアクアリウムとは、その名の通りボトルやグラスなどの小さな容器を使って楽しむアクアリウムのことです。
ボトルアクアリウムの最大の特徴は、大きな水槽を使わずに魚を小さなボトル容器で育てる飼育方法です。
飼育できる生き物は限られてきますが、デスクやリビングの一角にちょこんと置くことができて、癒し効果の高さやインテリアとしてのおしゃれな姿が注目されています。
必要な用品も従来のアクアリウムのように多くなく、場所もあまり取らないので、一人暮らしの方にもおすすめですよ。
ボトルアクアリウムに必要なグッズ
ボトルアクアリウムに必要なグッズをご紹介していきます。
基本的にこれらのグッズがあれば、ボトルアクアリウムを始めることができますよ。
◆ボトル
下記のようなおしゃれで可愛らしい飼育容器になるボトルを準備しましょう。
このようなボトルの他にも、グラスや瓶での飼育も可能です。
飼育環境やお部屋のインテリアに合わせて、飼育ボトルを選びましょう。
★グラスアクアリウム キャンドル
●お部屋のインテリアになる、背高でしずく型のクリア水槽
●アクアリウム、テラリウム、アクアテラリウムなどいろいろな使い方で楽しめます。
◆水
ボトルアクアリウムは水が少ない分、水換えなどメンテナンスには注意が必要です。
水はカルキ抜きしたものを使用します。
ホームセンターやペットショップで販売されているカルキ抜きがすぐに水を準備できるので便利ですよ。
◆底砂(ソイル)
底砂(ソイル)を敷くと汚れを吸着してくれるので、水換えの頻度を減らすことができます。
さらには、カラーサンドなど鮮やかな底砂を利用することにより、グンと映えるボトルアクアリウムを作ることが可能です。
◆水草
ボトルアクアリウムと相性が良いのは、ウィロースモスやアナカリスなどといった水草です。
水草には水質の浄化作用もあるため、水質を保つ効果も期待できます。
アクアリウムでいう、ろ過フィルターの役割ですね。
魚の種類によってはおやつにもなるため入れてあげると良いでしょう。
また、水草が古くなってきたら、定期的に新しいものに交換し、水草が伸びてきたらトリミングして水草の手入れをしてあげましょう。
◆ライト
ライトがあると水面がキラキラして、より一層美しい姿を楽しむことができます。
また水草を一緒に入れる場合は、水草の成長のためにライトは必ずつけてあげましょう。
飼育ボトルの大きさにもよりますが、小さめの光量が強すぎないライトを用意しましょう。
光量を調節できるコンパクトなものや、スタンド型の移動できるものを用意するのがおすすめです。
◆ろ過装置
小さな容器のボトルアクアリウムには、大きなろ過装置は必要ありませんが、投げ込み式のろ過装置や小型のろ過装置を用意すると良いでしょう。
ろ過装置なしでもボトルアクアリウムを作ることは可能ですが、水換えの頻度が多くなったり、コケが生えやすくなったりと、メンテナンスに時間を要します。
小さなろ過装置があるだけでも、グンと手間が減りますよ。
●おすすめろ過装置
★ピコロカ
●小型容器専用フィルター
●コンパクトで隠せるろ過フィルター
●やさしい水流 流量調節機能付
●高いろ過能力 ベースフィルター付
●水槽サイズ・レイアウトに合わせて自由にセッティングできる
◆ヒーター
ベタなどの温度管理が必要な熱帯魚をボトルアクアリウムで飼育する場合には、ヒーターを用意しましょう。
ボトルアクアリウムは小さな容器で飼育するため、水温が上がりすぎないように注意が必要です。
小さな水槽用の水量に合うヒーターを用意するようにしましょう。
ボトルアクアリウムの作り方
ボトルアクアリウムの立ち上げについてご紹介します。
スムーズに作るための参考にしてくださいね。
第一に上記で紹介した飼育アイテムを用意したら、ボトルの汚れを水で洗い流しましょう。
この時に洗剤等は使わずに水洗いだけにします。
次に砂底を入れますが、砂も軽く水洗いすると良いでしょう。
ソイルを使う場合は水洗いをしなくて構いません。
セットできたら、カルキ抜きした水を入れます。
水を作るには、一晩バケツなどに水道水を汲み置きしておくか、市販のカルキ抜きを使用して水道水のカルキを抜いてから使用しましょう。
カルキ抜きの他にバクテリア剤を入れておくと、水質が安定しやすいです。
市販の液体カルキ抜きを使用すれば、数十秒でカルキを抜くことができます。
できれば水を入れて数時間から一晩置いて水を馴染ませてから、生き物を入れるようにします。
バケツなどに購入してきた魚を水ごと移して、数回に分けてボトルの飼育水を入れて水合わせします。
魚の負担を少なくするために、水合わせは時間をかけて、丁寧に行いましょう。
水合わせが完了したら、ボトルに魚を移して完成です。
立ち上げして、お迎え当日は魚に負担がかかっているため餌を与えずに様子を見ましょう。
環境に慣れてきたら、少量からエサを与えて様子を見ます。
ボトルアクアリウムの水換え方法
ボトルアクアリウムは手軽さが魅力ですが、通常のアクアリウムよりも水量が少ないため、魚の数や環境によっては水が汚れる速度が早いです。
そのため、こまめな水換えが必要になります。
ボトルの水を全量交換してしまうと、魚の負担になってしまうため、3分の1を目安に交換していきます。
最低でも10日に一回は水を交換するようにしましょう。
月に一回は砂底などのアクセサリー類も洗うようにします。
水が汚れるスピードが早くなってきた場合には、バクテリアやろ過フィルターなどを追加して水質を安定させましょう。
ポイントは、ボトルアクアリウムは少量の水で問題ありませんが、ボトル内の水質が悪化した時にすぐ使えるように、多めに水を用意しておくと良いでしょう。
ボトルアクアリウムで飼える熱帯魚
ボトルアクアリウムで飼育できるおすすめの魚を紹介します。
デスクの傍らなどで泳ぐ姿は癒し効果が高いです。
◆アカヒレ
その名の通り赤いヒレが特徴の熱帯魚であり、成長しても4センチ前後にしかならないので、ボトルアクアリウムでも飼育しやすい魚です。
ひと昔前までは『コッピー』という名前で親しまれていました。
アクアリウムの入門魚としてもおすすめの魚であり、丈夫な点が人気です。
適温は幅広く、18℃〜28℃前後です。
アカヒレは熱帯魚なので、冬場は小型のヒーターを用意しましょう。
アカヒレは数匹で群れて泳ぐことを好む魚ですので、2、3匹で飼育するのが良いです。
◆メダカ
アカヒレ同様その飼育しやすい点で人気があり、大きさは4センチ前後になります。
現在は白メダカや青メダカといったさまざまな色合いのメダカもおり、より一層綺麗な姿を楽しむことができます。
ボトルアクアリウムの他にも初心者でも繁殖に挑戦しやすく、大きめの水槽と水草を用意して繁殖を楽しむことも可能です。
メダカの魅力は、安価で購入できる点もあります。
数匹を300円前後でお迎えできるのも、嬉しいところです。
◆ベタ
ボトルアクアリウムの代表格でもあり、オスは美しく長いヒレとカラフルな体色が人気の熱帯魚です。
ベタはラビリンス器官と言われる独特の器官があり、肺呼吸が可能な魚です。
そのため、少ない水でも呼吸ができるためボトルアクアリウムに適しています。
さらには、ベタは闘魚と言われており強い闘争心があります。
そのため、特に雄は同じ空間で飼育すると喧嘩してしまい、死んでしまう可能性があるため、基本的には単独飼育になります。
ベタはヒレも長く泳いでいる姿が美しいので観賞魚に向いています。
◆ネオンテトラ
青色の身体と赤のラインが美しいネオンテトラもボトルアクアリウム向きの品種です。
安価で購入できる点や、ポピュラーな品種ですのでペットショップやホームセンターで見つけやすいという利点があります。
ネオンテトラも群れて泳ぐことを好みますので、数匹で購入して飼育するのが、ベストです。
ネオンテトラも熱帯魚なので、冬場のヒーターは必須です。
◆ミナミヌマエビ
淡水のエビであり、ヤマトヌマエビよりも小柄な個体が多いです。
ペットショップやホームセンターなどでも購入しやすく、可愛らしい姿が癒されます。
ミナミヌマエビはボトルから飛び出しやすいので、飛び出し事故に注意が必要です。
◆ヤマトヌマエビ
淡水のエビの中で最もポピュラーであり、体が大きいので水槽内で目立ちます。
ボトル内のコケ取りもしてくれお掃除屋さんとして活躍してくれます。
こちらのエビもボトルからの落下事故に注意してください。
ヤマトヌマエビは水草との相性も良いので、様々な組み合わせが楽しめます。
ミナミヌマエビやヤマトヌマエビなどのエビと水草を一緒に飼育する場合は、
水草は完全無農薬のものを選びましょう。
農薬が付いた水草を使用すると、エビが死んでしまうことがありますので注意してください。
ボトルアクアリウムの注意点
手軽に始められるボトルアクアリウムですが、水が少ない分、水換えの頻度は多くなります。
水質悪化を抑制するために、水草や投げ込み式のろ過材を活用して、水質悪化しないようにしましょう。
また、ボトルの大きさにもよりますが、飼育数は少なめで設定すると、余裕を持って魚のストレスを軽減することができます。
あまりにも省スペースで立ち上げてしまうと、酸素不足になり、魚の早死などにつながりますので注意が必要です。
まとめ
手軽に始められるボトルアクアリウムの特徴や立ち上げについてご紹介しました。
賃貸でもチャレンジしやすいボトルアクアリウムは、魚の飼育と同時に水草のレイアウトやインテリアとしても楽しめます。
アクアリウム立ち上げのヒントになれば幸いです。
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