1.亀が亡くなった時に火葬できる?
1-1.骨や甲羅を残すことができるの?
1-2.亀の火葬ができない所もある
2.亀が亡くなった時にやるべきことは
2-1.生死を見分ける
2-2.火葬業者へ連絡する
2-3.安置する
3.亀の火葬の種類
4.亀の火葬費用
5.亀の火葬後の供養方法
6.まとめ
亀が亡くなった時に火葬できる?
亀の種類により、大小サイズは異なりますが特別な理由がない場合には、原則として亀の火葬は可能です。
まずはペット火葬業者や火葬してもらえる場所に連絡して亀のサイズや種類など相談してみるのが良いでしょう。
そして、自宅の近くに亀の火葬に対応している、ペット霊園や火葬業者に連絡してみましょう。
遺骨の一部を身近に身につけておきたいと方形見分けを希望する飼い主さんもいるかもしれません。
そんなときにきになるのは、骨や遺骨を残すことができるのかという点ですが、小さな亀であっても骨を残すことは可能です。
しかし、甲羅は種類にもよりますが残ることは珍しく、他の部分と一緒に燃えてしまいます。
そのため、甲羅のみをきれいに残すことは難しいようです。
大体はペット霊園で亀の火葬は受け入れてくれますが、犬猫を専門に火葬している場合もあり、亀の火葬ができないこともあります。
亀のサイズが小さかったりすると、骨を残すのが難しく時間が調節できない、小さな動物を火葬する設備がないなどの理由から断られる可能性もあります。
ポイントは、生前から亀の火葬ができるペット霊園や火葬業者をいくつかピックアップしておくことです。
突然の別れは動揺してしまい、冷静に対処できない可能性もあります。
大切な亀さんが穏やかに天国に行けるように、生前からもしものための準備をしておきましょう。
亀が亡くなった時にやるべきことは
愛する亀との別れはショックも大きく、いざそのときになると対処できない可能性もあります。
亀が元気なうちに亡くなった際にやるべきことを確認するのがベストです。
まずは本当に亀さんが亡くなったのかを見分けることです。
亀の場合種類によっては、冬眠する可能性もあり、冬眠中は仮死状態に近い形になります。
元気に動いていても、水温が低くなると、いきなり動かなくなり冬眠に入る場合もあります。
亀が動かなくなりぐったりとしていたならば、季節や部屋の水温などを確認するようにしましょう。
死んでしまった場合には、触っても反応がなく動かなくなります。
冬眠中に亀を起こすのは、ストレスになるので頻繁に行うことは避ける必要がありますが、亀の生死確認のために触れてみましょう。
生きていれば、何らかの反応があるはずです。
死亡を確認したら、火葬業種に連絡をします。
亀の受け入れが可能な火葬業者の電話番号を携帯に登録したり、家のわかるところに張り出しておくと、連絡がスムーズになります。
残念ながら死んでしまった亀は時期にもよりますが、火葬が遅れるほど遺体状態が悪くなってしまいます。
大切なペットである亀とずっと一緒にいたいと考えるのは当たり前のことですが、愛する家族だからこそ早めに対処して、円滑に送り出してあげましょう。
夏場は凍らせたペットボトルや保冷剤を遺体の安置している近くに置き、火葬まで遺体の状態が悪化しないように注意します。
風通しの良い日陰に安置しておき、できれば家族が集まる片隅に安置すると、亡くなった亀さんも安心できますね。
人の往来が激しい場所や遺体をぶつけたり落としたりしないように飼育ケースとして使用していた水槽など遺体が傷つかないように注意しましょう。
衣装ケースや箱などを利用して安置すると良いです。
また、火葬まで時間がかかる場合もありますので、バスタオルやペットシーツなど濡れても良いように下に敷いておくのがベストです。
亀の火葬の種類
亀の火葬の種類について紹介します。
最後のお別れの形態は、飼い主さんの意向で決めることになりますので、家族が納得できるお別れの形を選びましょう。
まずは火葬業者を選びましょう。
主にペット霊園、自治体、自宅に来てもらい、訪問火葬してもらう方法があります。
お家の近くにはどんなペット霊園があるのか、自治体で火葬してもらうことは可能なのかを調べるようにしましょう。
訪問火葬とは、自宅まで亀さんをお迎えに来てもらい、火葬が終わり次第また自宅に遺骨を届けてくれるサービスです。
自宅から火葬場までの往復の交通費がかかる場合がありますので、事前に調べて利用を検討してくださいね。
ペット霊園などの火葬業者を選んだら、次は火葬の仕方を選択します。
一口に火葬と言っても種類が複数あるため、主な火葬方法について、紹介していきます。
合同火葬とは一度に複数の遺体を火葬する方法です。
遺骨が返ってくることは基本的になく、火葬後はそのまま共同墓地に散骨されるパターンが多いです。
骨の拾い上げなどを行わない分、散骨や納骨までスムーズであり、個別火葬よりも費用が抑えめな点がメリットになります。
飼い主さんが遠方で亀さんの遺骨を取りに行けない、自宅での供養を望んでいないなど遺骨を持ち帰らない場合には、こちらの合同火葬を希望するパターンになります。
デメリットは複数の遺体を同時にするため、当然個人の遺骨が返ってくることがないです。
手元供養したい、亀の遺骨を一部残したいという方には、こちらの火葬方法は不向きです。
火葬業者によっては、一部遺骨を返却してくれる場合もあるので、その点は問い合わせしてみましょう。
個別火葬は遺骨の返却が可能であり、ペットの亀を単体で火葬する方法です。
個別一任火葬とは、火葬から納骨まで火葬業者にお願いする方法であり、火葬終了後に遺骨を引き取りに行くか、火葬業者の方にお任せして購入した墓や共同納骨堂に収めてもらうパターンがあります。
また、前に紹介した訪問火葬の場合には、火葬業者の方が遺骨を自宅まで届けてくれるケースがあります。
個別一任火葬の最大のメリットは、家族の一員である亀の遺骨を残すことができるという点です。
さらには、納骨するか、遺骨を引き取る形などは火葬業者と一緒に決めて一任することができますので、飼い主さんの負担軽減にもなります。
デメリットは、合同火葬よりは費用が割高になるのと、個別一任火葬に対応していない場合もあるため、注意が必要です。
事前に問い合わせをしておくと、安心ですね。
立ち会い火葬はその名の通り、飼い主さんがペット霊園や火葬場までの赴き、火葬の瞬間を見届ける方法です。
人の火葬の時と同じようなイメージであり、直前に最後のお別れをしたり、お葬式もできる点がメリットになります。
大切な家族の本当に最後の瞬間まで寄り添うことができるため、気持ちの整理もつけやすくなります。
デメリットとしては、お葬式を行う場合には火葬料金の他にも別途費用がかかるという点と飼い主さんが直接火葬場に出向かなくてはならないという負担があります。
立ち会い火葬することができない火葬業者もあるため、確認しましょう。
亀の火葬費用
亀の種類や大きさにもよりますが、亀の火葬費用の相場は、4000円から10,000円前後になります。
これに自宅まで迎えに来てもらう場合には、交通費や納骨堂の利用費、お墓を建てる場合には購入費や霊園の管理費などが追加されます。
亀さんの供養の形や予算などを加味して悔いのない方法を選択するのが、大切です。
自治体で火葬する場合には、重さで火葬費用が決まることが多いため、亀のサイズや重さを測っておきましょう。
亀の火葬後の供養方法
火葬後の供養方法は飼い主さんの意向によりさまざまです。
遺骨を自宅に持ち帰り、仏壇を作りペットの写真や好きだったおやつなどをお供えして手元供養する方法や、ペット霊園にお墓を建てる方法、お墓まで建てなくても納骨堂に安置する、共同墓地に散骨するなど方法はさまざまです。
ペットの供養方法に特に決まりはありませんので、納得いく形で供養してあげるのが望ましいです。
遺骨をペンダントやミニ骨壷にしまい一部だけ残しておき、他は散骨するという方法もあります。
遺骨を残さずに、共同墓地などに散骨する方法もあるので、ご家族で話し合い納得いく形で、亀の供養をしてあげると良いでしょう。
まとめ
亀の火葬や費用、供養の方法について紹介しました。
大切な亀との別れは寂しいものであり、冷静に対処できない可能性もありますので、事前にいろいろ調べておくと安心です。
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