デグーには爪切りが必要?正しいやり方や注意点を徹底解説します!

2023.07.29

デグーには爪切りが必要?正しいやり方や注意点を徹底解説します!

デグーは近年ペットとしての人気が上昇している可愛らしい小動物です。 まだそこまでメジャーなペットではないため、飼育方法に迷っている飼い主さんは少なくありません。 なかでも爪切りについて気になっている方は多いのではないでしょうか。 そこで、この記事では、デグーの爪切りの正しいやり方や注意点について徹底解説します! ぜひ参考にしてくださいね。


デグーは爪切りが必要?

デグー

実は、デグーの爪切りは必要という人もいれば、不要という人もいます。
なぜなら、デグーは自分で爪を噛んでお手入れする事ができるからです。
デグーの爪を噛む姿はとても可愛いので、もしかするとそれを見るために爪切りはしないという飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、詳しくは後述しますが、デグーの爪を伸ばしたまま放置していると様々な危険性があるため、決しておすすめできません。

野生のデグーの爪は外を動き回るうちに自然と削られて長く伸びることはありませんが、ペットとしての暮らしの中ではそこまで動き回らないので、やはりお手入れが必要になります。
なかには爪を噛むのが苦手な子もいるので、飼い主さんの責任のもとでデグーの爪の管理をしてあげることが大切なのです。

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デグーの爪切りをしない危険性

デグーの爪切りをしない、つまりデグーの爪が伸びているとどんな危険性があるのでしょうか。
ここでは代表的なリスクを2つご紹介します!

◆爪が引っかかって怪我をする

運動が大好きなデグーのストレス解消のため、飼い主さんは1日1回、デグーをケージの外に出して遊ばせる「部屋んぽ」を行うはずです。
その際、デグーの爪が伸びていると絨毯に引っ掛けて爪が剥がれてしまったり、ソファの裏などの狭いところで爪が引っかかって動けなくなったりといった危険性があります。
デグーの爪は鋭いので、伸びていると色んなところで爪が引っかかるリスクがあります。
万一爪が剥がれて出血した場合、体の小さなデグーにとってはその傷が致命傷となる恐れもあります。
爪のトラブルは決して軽視できません。

◆巻き爪となり足に刺さってしまう

人間と同様に、デグーの爪も伸び過ぎると巻き爪となったり、爪が割れやすくなったりといったリスクがあります。
巻き爪が進んだ結果、足に刺さってしまうこともあり、巻き爪になる前に爪のケアをする事が非常に大切です。
また、爪が割れた場合には出血の恐れもあります。
デグーの健やかな毎日を守るためには、爪のケアはとても重要なのです。


デグーの爪切りの頻度

これまで爪切りの重要性について解説してきましたが、実際どのくらいの頻度で行えば良いのでしょうか。
結論からお伝えすると、デグーの爪切りはあくまで怪我防止であり、人間のように爪を「短く保つ」必要がない為、頻繁に行わなくても問題ありません。
目安として、デグーを手のひらに乗せた時にチクチクと感じたら爪切りのサインです。

なかには「はじめからデグーの爪を短く切っておけば、次の爪切りまでもっと間隔が空いて楽だな」と考える飼い主さんもいるかもしれません。
しかし、デグーの爪の根本には血管が通っている為、飼い主さんの判断でデグーの爪を短く切ると出血の恐れがあり、大変危険です。
そもそもデグーの爪のお手入れはそんなに高頻度ではないので、気負いすぎず都度適切な対応をお願いします。


デグーの爪切りのやり方

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①まずはデグーが怪我をしないように、先端が丸くなっている爪切りを用意しましょう。
ペット用品のところにある爪切りや人間の赤ちゃん用のハサミなら、まず問題ありません。
おすすめは切れ味の良いステンレス製の刃ですが、ご予算に合わせて購入してくださいね。
ちなみに、切れ味が良いと爪切りの時間が短縮される為、デグーと飼い主さんの両方にとって爪切りのストレスが最小限で済むだけでなく、上手く切れないことによる深爪や爪割れを防ぐ効果も期待できます。

②爪切りの用意が出来たら、いよいよ本番です。
デグーの爪切りの基本であり、最も大事なことは「デグーの体を固定すること」です。
デグーが動くと誤った箇所を切ってしまったり、深爪になったりするリスクが高まるので、とにかくしっかりと固定することが大切です。

③固定の基本の形は「縦抱き」です。
利き手とは逆の手でデグーの両前脚の下を軽く掴み、自分のお腹にデグーの背中をそっと押し当てるようにして支えます。
「固定」とはいえ力を入れすぎず、優しく支えるイメージで行ってください。

縦抱きが安定したら、用意した爪切りを利き手に持ち、デグーの爪の先端を2mm程度切りましょう。
たったそれだけ?と思う飼い主さんは少なくないでしょうが、まだ切れるくらいが安全で正しい爪切りの方法です。
デグーを傷つけないためにも無理は禁物ですよ。


デグーの爪切りをする際の注意点

デグーの爪切り
これまでにもいくつか注意点をお伝えしましたが、ここでは更に詳しく、デグーの爪切りをする際に気をつけるべきポイントを3つご紹介します。

◆様子を見ながら無理をさせない

デグーはとても賢い小動物です。
嫌がっているのに無理やり押さえつけて爪切りをすると、「この人は嫌なことをした」と記憶して飼い主さんに懐かなくなってしまうことがあります。
爪切りはゆっくりと進めて、あまりにもデグーが嫌がっているようなら止めることが大切です。
デグーに無理をさせないことを1番に考えましょう。

◆深く切り過ぎない

繰り返しになりますが、デグーの爪の根本には血管があります。
デグーの爪を深く切りすぎると出血の恐れがあり、大変危険です。

デグーの爪はカーブを描きながら先端にかけて細くなっていくのが特徴です。
爪切りは徹底して、このカーブの先の先端2mm程度のみとしてください。
ただし、年齢が上がるにつれてデグーの爪は先端部分も太くなる傾向があります。
「先端は細い」と認識していると爪切りをどこまでやればいいのか分からなくなってしまう恐れがあるので、「2mm切る」を合言葉にしましょう。

◆自宅で切れない場合は動物病院へ

デグーの爪のお手入れは、決して自分でやらなければいけない訳ではありません。
安全性を考えると、動物病院や小動物専門のトリマーに連れて行って爪切りをしてもらうのが1番でしょう。
デグーに嫌われたり、怪我をさせたりしないようにする為にも無理は禁物です。

ただし、犬や猫といった一般的なペットとは異なり、デグーは診てもらえる場所が限られています。
爪切りに限らず万が一に備えて、日頃からデグーを診てもらえる動物病院を探しておくことが大切です。


爪切りの際にデグーが暴れてしまう場合

先程、デグーがあまりにも暴れるなら爪切りを止めましょうとお伝えしました。
しかし、実はそんな時の対処法があるんです。
デグーの爪切りを諦める前に、まずは以下の3つの方法を試してみてくださいね!

◆二人で行う

1人がデグーを固定して、もう1人がデグーの爪を切るという2人がかりの分担制ならスムーズに進みやすいです。
デグーの爪を切るのは慣れている方にすると良いでしょう。

また、2人で行う時には「デグーの目を塞ぐ」という奥の手も活用できます。
デグーは視界を遮られると大人しくなる習性があります。
怖い思いをさせないように、手のひらでそっとデグーの目を塞ぎ、大人しくなったら爪切りをスタートしてください。
2人がかりとはいえ、デグーが急に動くことも考えられます。
油断禁物で、デグーに怪我をさせないように注意しながら進めてくださいね。

◆エサで注意を引く

デグーは何かを与えると動きを止めて、食べることに集中する傾向があります。
その隙に爪切りをしてしまおうという方法です。
爪切りをする際には生の野菜や乾燥野菜など、デグーの健康に悪影響のないものを用意して、おやつとして与えると良いでしょう。
生の野菜はしっかり洗って水気を切ってから与えてくださいね。

また、小動物のおやつとして定番のイメージがあるひまわりの種は、実は、デグーにとっては高カロリーで適したおやつとはいえません。
キャベツや大根の葉といったヘルシーなおやつがおすすめです。

◆洗濯ネットに入れる

デグーが暴れて上手く固定できない時は、デグーを洗濯ネットに入れる方法が有効です。
デグーをネットに入れると隙間から爪がはみ出るので、格段に切りやすくなりますよ。

ただし、片手にデグーの入ったネットを持ち、もう片方の手で爪切りをするのは危険です。
誰かに手伝ってもらって2人体制で行うか、どこかにネットを吊り下げて固定しましょう。
高い場所に固定すると、万が一落下した場合にデグーが怪我をしてしまう恐れがあります。
ネットの固定は床と近い位置にしてください。

また、もしデグーが暴れると、吊り下げる形で固定しているネットはぐるぐると回ってしまいます。
誤った箇所を切ってしまわないように、爪切りはあくまでも慎重に丁寧に進めましょう。


まとめ

いかがでしたか。この記事ではデグーの爪切りについて徹底解説しました。
デグーの爪切りは必要ないという方もいますが、爪が伸びたまま放置しておくと、最悪の場合デグーの命に関わる怪我に繋がる恐れがあります。
大切な家族の一員であるデグーが快適に過ごせるように身の回りのお世話をするのは飼い主さんの務めです。

ぜひこの記事を参考にして、デグーの爪のお手入れを始めてみてはいかがでしょうか?



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ゆうな

ゆうな

赤ちゃんの頃から犬、猫、フェレット、ハムスター、インコと一緒に暮らしてきました。 とにかく動物が大好きで、日課は動画の動画を観ることです。 私自身も更に知識を深めながら、動物の為になる記事をご提供します!


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