1.ラスボラエスペイってどんな魚?
1-1.ラスボラエスペイの性格
1-2.ラスボラエスペイの特徴
1-3.ラスボラエスペイの寿命・病気
ラスボラエスペイってどんな魚?
ラスポラエスペイはオレンジ色の身体が美しいコイの仲間になります。
小型の熱帯魚になり、丈夫なため飼育もしやすく人気があります。
同じような品種として、ラスボラヘテロモルファがあげられますが、ヘテロモルファよりも尾から身体の中央に入るとラインが細く、オレンジ味が強い特徴があります。
ラスポラエスペイの特徴について、詳しく紹介していきます。
◆ラスボラエスペイの性格
ラスポラエスペイは穏やかな気性の魚であり、さまざまな品種との混泳が可能です。
同種同士群れて泳ぐことが好きであり、複数で飼育してあげると落ち着いて水槽内で過ごすことができます。
逆に単一ですと、ストレスを感じてすぐに死んでしまうこともあるため、複数匹で飼育するようにしましょう。
縄張り意識もそこまで強くなく、穏やかな性格をしているため飼いやすい性格といえます。
一方で、身体が大きなエンゼルフィッシュや縄張り意識の強い魚には、怯えて攻撃を受けてしまう可能性もあるため、避難場所を準備するか大きなスペースで飼育するなどの工夫が必要になります。
◆ラスボラエスペイの特徴
ラスポラエスペイはコイの仲間であり、丈夫なので初心者にも飼育しやすい熱帯魚です。
その最も大きな特徴は、オレンジ色の鮮やかな体色になります。
さらに腹から背にかけて伸びている黒いラインがチャームポイントです。
成長すると3.5センチ前後に成長し、群れて泳ぐことを好みます。
原産国は、カンボジアやタイであり流れの穏やかな川に生息している淡水魚になります。
◆ラスボラエスペイの寿命・病気
ラスポラエスペイは丈夫な魚ですので、病気にも強い品種になります。
しかし、導入時の水合わせを丁寧に行わないと、ストレスから体調を崩して白点病などになりやすい面があるため注意しましょう。
また、ラスポラエスペイの数が少ないと他の魚に攻撃されて衰弱してしまうこともあります。
水槽のサイズにあわせたバランスでラスポラエスペイを複数お迎えして、群れて泳がせるように意識しましょう。
ある程度の水質の変化に耐えられる丈夫さはありますが、水質が悪化しないように定期的に水換えを行うようにします。
また、温度管理もラスポラエスペイの飼育では必須です。
水温計やヒーターを導入して水温管理をしましょう。
寿命は上手に飼育すれば2~3前後生きます。
平均的な寿命は4年前後です。
ラスボラエスペイは初心者でも飼える?
ラスポラエスペイの魅力は、その丈夫さにあります。
ラスボラスエスペイは初心者でも飼育しやすく、ある程度の水質の変化に耐えることができます。
さらに、オレンジ色の体色も綺麗で水槽内でも目立つので、水槽内のアクセントとしてもおすすめです。
ラスポラエスペイを飼育する時は、群れて泳ぐ性質から必ず複数匹で購入するようにしましょう。
ホームセンターなどでも取り扱いが多いため、比較的入手しやすい品種です。
さらには1匹100円前後で販売されているため安価でお迎えできる点も嬉しいですね。
アクアリウム専門店などでは、よりたくさんのラスポラエスペイの中からきれいな個体を選ぶことができますよ。
ラスボラエスペイの飼育方法
ラスボラエスペイの基本的な飼育方法について紹介していきます。
これからアクアリウムを始めたい方やラスボラエスペイに興味のある方はぜひ参考にしてくださいね。
◆飼育グッズ
基本的な飼育グッズはアクアリウムで用意しなければいけないものと、一緒です。
水槽の大きさなど詳しくポイントを紹介していきます。
水槽
水槽は小型水槽や30センチ前後の水槽でもラスボラエスペイだけの飼育であれば十分です。
混泳する場合には60センチ以上の水槽を水草でレイアウトしてあげると飼育しやすくなります。
ガラス製の丈夫な水槽を導入すると、破損の危険も少なくなりおすすめです。
小型水槽は省スペースでアクアリウムを始められるので気軽に始められますが、水が汚れやすく水換えを頻繁にしないといけないというデメリットもあります。
お家の環境に合わせて、できるだけ飼育スペースに余裕をもった水槽を準備してあげましょう。
フィルター
フィルターはできれば外掛けフィルターや上部フィルターなどろ過能力の強いフィルターを用意すると水換えの頻度を減らすことができます。
さらには、追加でフィルターに活性炭を入れたり、バクテリアを添加してあげたりすることにより、水の汚れるスピードを遅くすることができます。
底砂
底砂を導入すると綺麗に映えて、水草などのレイアウトもしやすくなります。
底砂は体が傷つかないように粒子の細かいものを使用して、尖っていない丸みのある材質を選ぶようにします。
底砂でも活性炭入りのものもあるため、使用すれば水質が安定します。
水草
水草との相性も良いので、一緒にレイアウトすると良いでしょう。
カボンバやアナカリスなど葉の細かい水草をいれると隠れ場所としても活用します。
水草は新鮮なものを入れるようにして、状態が悪くなったら交換するようにしましょう。
餌
エサは熱帯魚用の小粒のエサを用意しましょう。
ラスボラエスペイは口が小さいため小粒の口のサイズに合わせたエサを準備します。
フレークタイプのエサは食べやすいのでおすすめですよ。
赤虫なども好物ですので、食欲のない時や病気の回復期などに与えると良いでしょう。
ヒーター
ヒーターは冬場に飼育するために必須です。
適温をキープするためにうまく活用しましょう。
ラスボラエスペイが火傷しない構造のヒーターを用意します。
カバー付きのものが安心です。
火傷しないようにカバー付きのヒーターが安心です。
◆水温・水質
ラスボラエスペイの適温は、22℃〜28℃であり弱酸性の水質を好みます。
水質が悪化しないように、水換えは週1、1/3程度の水を変えるようにしましょう。
汚れているからと水槽の水を全て換えてしまうと、水質がガラリと変わってしまい、お魚の負担となり体調不良の原因になります。
水換えは水槽の様子を見ながら換える量を調節するようにしましょう。
ラスボラエスペイは複数飼いが良い
ラスボラエスペイの魅力は複数飼いができるのが魅力です。
上記で紹介したように群れて泳ぐことが好きな品種ですので、同種同士の混泳させるのが理想的です。
その他にも、ネオンテトラやグッピーなど小型の熱帯魚とも混泳相性がよく、見た目も綺麗なためおすすめですよ。
エビとの混泳も可能になります。
エビはお掃除屋さんとしても活躍してくれるので、混泳を検討してみてくださいね。
ラスボラエスペイの繁殖は難しい
ラスボラエスペイは家庭で繁殖させるのは難しいです。
オスメスの見分け方が難しい点や家庭での繁殖環境の立ち上げが難しいため、ペットショップから新しい個体をお迎えする方が良いです。
ラスボラエスペイを飼う際の注意点
ラスボラエスペイは丈夫で他の魚との混泳もさせやすい点から、初心者にも飼育しやすいです。
注意したい点は動きが活発なため、水槽にはフタを設置するようにして飛び出し事故を予防するようにしましょう。
水槽にはフタを設置するようにして、ラスボラエスペイが転落しないようにします。
また、気の強い魚との混泳は、ラスボラエスペイが攻撃されてしまう可能性があるため避けるようにしましょう。
特にシクリッドやディスカスのような魚との混泳はできません。
ネオンテトラやグッピー、モーリーなどを体のサイズを合わせて飼育するようにするとうまくいきます。
ラスボラエスペイは病気になりにくいですが、お迎え時の水合わせを丁寧にしないとストレスから白点病などの病気にかかることもあります。
お迎え時は丁寧に水合わせを行い、お迎え初日はエサをあげすぎないようにして様子を見ましょう。
水温が変化しないように注意しながら温度管理するようにします。
夏場は冷却ファン、冬場はヒーターを使用するようにしましょう。
まとめ
オレンジ色の体色が美しく、安価で購入できる点が魅力的のラスボラエスペイについて紹介しました。
アクアリウムの魅力は、さまざまな品種の魚を混泳させたり、水草などのレイアウトを楽しむことができたり、その自由度にあります。
ラスボラエスペイは小型の熱帯魚であれば、ほとんどの品種と混泳可能ですので、自分好みの組み合わせを選んで水槽を立ち上げてみてください。
ラスボラエスペイの生態を詳しく知りたい方やアクアリウムに興味のある方の参考になれば、幸いです。
– おすすめ記事 –
・【アクア事業部監修】ミッキーマウスプラティってどんな魚?飼い方や特徴を紹介 |
・【アクア事業部監修】コリドラスとはどんな魚?特徴や飼い方を紹介 |
・【アクア事業部監修】カージナルテトラを飼いたい!特徴を紹介 |
・【アクア事業部監修】鮮やかな赤い色合いが人気!!レッドビーシュリンプの飼育方法を紹介 |