うさぎの色が知りたい!毛色の種類と人気のカラー

2023.12.03

うさぎの色が知りたい!毛色の種類と人気のカラー

小動物の中でも根強い人気があるウサギですが、毛色も豊富であり、お気に入りの子に出会う楽しみもあります。 本記事では、ウサギの色について紹介していきます。


うさぎの色はたくさん!

うさぎ

皆さんはうさぎの色というと、どんな色をイメージしますか?
一般的な色として、ホワイトやブラック、ブラウンをイメージする方が多いでしょう。

うさぎの色はたくさんあり、ARBA(アメリカうさぎ協会)が認定している色が日本のペットショップで採用されています。
登録されていれる色は、50種類にも上りその中でも6パターンに分類されています。

さらには、うさぎは成長とともに毛色の変わる個体も多く、はじめはグレーだったのに違う色になったということもあります。

一緒に過ごす時間の中で、毛色の変化を楽しむこともうさぎ飼いの魅力の一つになります。

主なうさぎの毛色について、紹介していきます。


うさぎのカラーはどんな色がある?

うさぎにはたくさんのカラーがありますが、これから紹介していくカラーが主体になります。
是非自分好みのうさぎカラーを探してみてください。

◆セルフ

黒いうさぎ

うさぎの基本色として、ブラック、ホワイト、チョコレートがありこのカラーをセルフと呼びます。

セルフのうさぎは個体数も多く、出会う確率も高いです。

このブラック、ホワイト、チョコレートから様々なバリエーションが生まれて広がっていきます。
この3色の他にもブルー、ライラックなどがあり単色のベースとなる色味が強い個体がセルフに分類されます。

アルビノ種などのREWとBEWもこのグループになります。
ホワイトの毛色に赤い目の個体がREW、ホワイトの毛色にブルーの目の個体がBEWと呼ばれています。

◆シェイデッド

体の色味がグラデーションのようになっており、背中や頭、尻尾の先の色が濃くお腹に向けて白っぽく薄くなる色味がシェイデッドになります。
シェイデッドも比較的うさぎの色としては多く、ペットショップでの取り扱いも多いです。

セーブルポイント、トータスシェルなどがシェイデッドに分類されます。

◆アグーチ

1本の毛から3色以上のカラーが見て取れる体色をアグーチと呼びます。
アグーチは、息を吹きかけた時にリング模様が現れるのが特徴です。
 

◆タンパターン

タンパターン

首の後ろの毛がオレンジや白の個体をタンパターンと呼びます。
お腹や目の周りや個体によっては、目の内側などが白やブラック、チョコレートの色味になっています。

タンパターンは、ブルーオター、チョコレートオター、ブラックシルバーマーチンなどと呼ばれています。

首周りや体の一部の色味が違うことがアクセントになっており、はっきりとした区別ができる色です。

◆ワイドバンド

ワイドバンドは一見同じ色味に見える色ですが、身体の一部の色が薄い個体の色味です。
薄い場所として多いのは、お腹や足先、目の周りや耳の一部、頭、尻尾などです。

フォーンやオレンジ、クリーム、フロスティなどがこちらのワイドバンドに分類されます。

◆ブロークン

ブロークン

ブチ模様のうさぎの色であり、その色味の入り方は様々です。
斑点模様のスポットタイプや帯状に模様の入ったブランケット模様などと呼ばれる違いがあり、それぞれに個性があります。

ブロークンクランチ、ブロークンオレンジなどがこのブロークンの類にあたります。
お茶目な見た目の子が多く、成長に合わせて模様の変化を楽しめる点も人気の色になります。

◆その他

うさぎのカラーは50種類前後あると言われており、上記で紹介したパターン意外にも種類があります。
ネザーランドドワーフやロップイヤーなどの品種によっても色が変わってくるので、ネザーランドドワーフだけでも30種類近くの色味があります。

また、長毛が短毛か、垂れ耳か立ち耳かなどによっても変化が出てきます。
うさぎの体色は個体差があるため、自分好みの色味が見つけてお迎えしてくださいね。


うさぎのカラーで人気の色は?

2羽のうさぎ

うさぎはたくさんのカラーがありますが、人気色はブラウンになります。
うさぎの品種として人気のネザーランドドワーフなどに茶色が多い点もあげられます。

最近の傾向としては、単色のカラーの人気があります。
ライラックなどのブルー系の個体も人気があります。

もしも、欲しい色の子がいる場合には人気の色の子はすぐにお迎えできない可能性があるためペットショップに問い合わせしてみるのが確実ですよ。

計画的に飼育スペースを用意して、お気に入りのカラーのうさぎさんをお迎えできると良いですね。


うさぎは色が変わる?

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うさぎは個体差がありますが、成長とともに色が変化する動物でもあります。
初めは黒っぽい色味をしていたと思えば、グレーになった!というケースもあります。

成長とともに色の変化を楽しむこともうさぎを飼う魅力だと言えますが、絶対にこの色が良いと思って購入した場合でも色が変化してしまう可能性があるということも、頭の片隅に入れておきましょう。

長年一緒に過ごしていると、身体の色だけでなく性格の違いからその子にしか出せない色というものがあり、愛着も湧くものです。
色が変わってしまったからと言って、無闇に飼育を止めることはできません。

生き物を飼うことは、終生飼育が絶対条件であり覚悟も必要になります。
例えどんな色に変化しても愛情を持って、生涯お世話してあげてください。


こんなうさぎの色の変化には注意

成長とともにうさぎの色は変化する場合があると紹介しましたが、中でも色味がこのように変化した時には病気の可能性があります。

脱毛により地肌が見えてるなど薄毛になり、色が変化している場合には皮膚の疾患やホルモンの病気の可能性があります。

うさぎに多い皮膚炎として、湿疹性皮膚炎があります。
湿疹性皮膚炎の原因は被毛が湿った状態が長く続くことにより起こる疾患です。

主な症状として、脱毛、皮膚の赤み、ただれ、膿が出る、痒がるなどがあります。

湿疹性皮膚炎の原因として、ブドウ球菌や緑膿菌などが湿った場所に繁殖してしまい、皮膚に炎症を起こすことで発生します。

治療法としては、増殖した菌を特定して抗菌剤や抗生物質などを投薬や塗り薬で治療します。
皮膚炎は完治するまでに時間がかかる可能性が高いため、早めに治療を受けることが大切になります。

少しでも普段と違う様子が見られたらば、早めに動物病院を受診するようにしましょう。

さらには、毛色がかわる病気として癌など腫瘍があります。
腫瘍の出来方によって色味は変わってきますが、多いのは黒っぽく身体の一部が変色することです。
腫瘍には良性と悪性があり、しこりがあるからと言って必ず癌であるというわけではありませんが、動物病院にて病理検査してもらうのが、安心です。

普段からかかりつけの病院を決めておき、身体の色味と一緒に目の周りや口周りも問題がないか、しこりなどができていないか、コミュニケーションをとりながら健康チェックするようにしましょう。

少しでも異常を感じた場合には、すぐに動物病院を受診すると安心です。


うさぎの色を美しく保つには

うさぎの被毛はとても柔らかく繊細です。
特に長毛種のうさぎであれば、1.2日に1回はブラッシングするようにして、被毛をきれいにしてあげます。

うさぎの色を保つためにも、ブラッシングは必須でありマッサージ効果で血流を上げることにより、被毛を色味よくきれいに保つことができます。
ブラッシングを行わないと毛球症などになってしまい、胃の中に毛玉が溜まってしまう可能性もあります。
毛球症になると、消化管を塞いでしまい最悪窒息するケースもある疾患です。

犬と猫のようにすぐに見てもらえる病院を見つけることは、うさぎの場合少し難しくなります。
できれば、お迎え前にかかりつけの病院を決めておき、定期的に健康診断を受けておくと安心ですよ。
普段からブラッシングして毛の様子を見ておけば、色味の変化にも気づきやすく愛着も湧きます。
成長するとともに変わる色の変化にも注目してください。

色を美しく保つためには、食事も大切です。
栄養バランスの良い食事を与えるようにしましょう。


まとめ

うさぎの色について、紹介しました。
うさぎは色の変化があり様々な色味があります。
特に近年人気があるのはブラウンなどの単色でホワイトのアルビノは人気が低いという結果が出ています。

ライラックなどのブルーベースも人気があり入手するまで少し時間がかかることもあります。
すぐに手に入らないこともあるため、欲しい色味の子がいる時には購入先を複数検討して、問い合わせしてみましょう。

うさぎを飼いたい方やうさぎの色に興味のある方の参考になれば、幸いです。

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