うさぎにまつわることわざを知りたい!知って得することわざ12選!

2024.07.16

うさぎにまつわることわざを知りたい!知って得することわざ12選!

日本人にとって身近ないきもののひとつのうさぎ。 そんなうさぎにまつわることわざは日本にも世界にも多数紹介します。 今回は、そんなうさぎにまつわることわざをご紹介。 日常的に使えるものもあるので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。

【掲載:2024.04.29  更新:2024.07.16】


うさぎは日本でどのような存在?

日本で飼われているうさぎ

あなたはうさぎにどのようなイメージを抱いていますか?
小さい頃に、小学校などの飼育小屋で飼育していたり、満月はうさぎが餅をついているように見えたり、日本人にとってうさぎは比較的身近な生き物に感じる方も多いのではないでしょうか。

また、うさぎは逃げ足が速いことから悪運や厄から逃れる力があると言い伝えられていたり、子供を生むときは3〜6匹の子供を生むことから、子孫繁栄の象徴ともされています。

他にもうさぎが険しい上り坂を簡単に駆け上っていく様子から「物事が問題なく解決する」という、とてもポジティブなイメージも抱かれています。
今回はそんなうさぎにまつわることわざをご紹介していきます。


日本のうさぎにまつわることわざ10選

日本人にとっても身近な存在であるうさぎ。
身近であるからこそ、うさぎにまつわる日本のことわざはとても多く、よく使われているものから「そんなことわざ初めて聞く!」ようなものまでさまざま。
今回は、日本にたくさんあるうさぎのことわざの中から10個ピックアップしたのでご紹介します。

◆二兎を追う者は一兎をも得ず

一頭追うものは二兎も得ず

うさぎにまつわることわざで、多くの人が思い浮かべるのがこの「二兎を追う者は一兎をも得ず」ではないでしょうか。
うさぎを捕まえようと追いかけ、欲を出し2羽捕まえようとすると、結局両方のうさぎに逃げられ一羽も捕まえられない。
ひとつの物事に集中せず、欲を出して多くのものに手をつけると、結局はどれもうまくいかない、という意味が込められています。

    「この大きなプロジェクトを2つ同時に進めると、二兎を追う者は一兎をも得ずというようにふたつとも疎かになってしまう。まずひとつずつ進行しよう」

◆うさぎの上り坂

坂を上るうさぎ

「うさぎの上り坂」ということわざをご存知でしょうか。
うさぎは前足よりも後ろ足が長く、下り坂よりも上り坂を登るのが得意と言われています。
そのことから、最も得意とする場所でその能力を発揮し、スムーズにことが進むという例えで使用されます。

    「一見難しそうだけど、経験者が多くいるのでこの件はうさぎの上り坂だね」
    「彼はボーイスカウトをやっていたから、キャンプの準備もうさぎの上り坂だ」

◆兎の毛で突いたほど

うさぎを思い浮かべると、ふわふわした体毛で覆われた、可愛らしいイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
そのイメージ通り、うさぎの毛はふわふわで細くて繊細です。
「兎の毛で突いたほど」とは、そんな繊細な毛で突いた程度の、軽微な・微差なことという例えです。

    「そのテストで点数が1点高くなったって兎の毛で突いたほどだよ」
    「兎の毛で突いたほどの景気対策をしてもお財布は潤わないよ」

◆脱兎の勢い

うさぎは普段はおっとりとしていますが、テンションが上がったときや、敵が現れたり、身の危険を感じ逃れるときは、ものすごい足の速さで逃げていきます。
「脱兎の勢い」とは、そのようなうさぎの足の早い習性から「うさぎが逃げるときのように素早い」「きわめて速い」「とても迅速なさま」のたたとえとして使われます。

    「起きた時間が待ち合わせ時間だったので、脱兎の勢いで家を飛び出した」
    「残業を頼まれそうだったので、定時になったら脱兎の勢いで退勤をした」

◆うさぎのひり放し

猫などの動物は糞をすると丁寧に埋めますよね。
しかし、うさぎは習性として糞をしてもそのままほったらかしにしています。
うさぎを飼育している方ならその光景はすぐ思い浮かぶのではないでしょうか。
また、小学生のころに飼育小屋でうさぎを飼育していた方や、動物園のうさぎのふれあいコーナーなどに足を踏み入れたことがある人は、足元にコロコロとした糞がそのまま転がっている光景を目にしたことがある人もいるかもしれません。
「うさぎのひり放し」とは、うさぎのそのような習性から「後始末をせずにほったらかしにする」「無責任にそのままにしている」などの例えとして使用されます。

    「担当していた仕事の引き継ぎをまったくせずにいきなり会社を辞めるなんて、うさぎのひり放しだ」

◆兎に祭文

「兎に祭文」とは、どんなに意見をしてもその効果がなく無意味なことの例えに使われます。
「祭文」とはお祭りの際に、神々に捧げる文のことです。うさぎにどんなに祭文を唱えても、意味も理解せずにただ聞き流すだけ。そのような場面からきたことわざです。
同じような意味のことわざに「馬の耳に念仏」などがあります。

    「同じことを何度説明しても間違えるなんて、せっかくの説明はまるで兎に祭文だったな」
    「兎に祭文かもしれないけど、一応説明しておくね」

◆うさぎの耳(兎耳)

「うさぎの耳」は、「兎耳」と言われることもあります。

兎耳は基本的にはそのまま「うさぎみみ」と読みますが、昔は「とじ」という言い方で使われていたとも言われています。

うさぎの耳と聞いてイメージするのは、どんなに遠くの音でも、どんなに小さい音でも拾い集めることができそうな、あの高くピンと立った立派な耳ではないでしょうか。
そのようなうさぎが持つ耳のイメージから「兎耳」とは人の噂や、多くの人が知らないようなことを聞き出すこと、隠し事をたくみに聞き出すような人のことを例えたことわざです。

同じようなことわざに「地獄耳」があります。

    「あの人はうさぎの耳なことで有名だから気を付けておこう」

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◆うさぎの昼寝

うさぎにまつわる有名なお話のひとつに、うさぎと亀の話がありますよね。
足の遅い亀に油断して、昼寝をしていたら亀に負けてしまった…
このお話に象徴されるように、うさぎはお昼寝をする習性があります。
「うさぎの昼寝」とは、うさぎと亀のお話のように、思わぬ油断をして失敗してしまうことや、油断大敵なことを指します。

    「格下のチームだと思って油断していたら完敗してしまった。まさにうさぎの昼寝だ。」

◆うさぎの角、亀の毛

「うさぎの角、亀の毛」と聞いて、どのような印象を持つでしょうか?
「うさぎに角なんて生えてないし、亀に毛なんて生えない。そんなのありえないでしょ」と思うのではないでしょうか。その通りです。
「うさぎの角、亀の毛」とはありえないこと、実在しないこと、存在しないことの例えとして使われます。

    「この湖に恐竜が泳いでいると観光客を集めているけれど、そんなのうさぎの角、亀の毛だろう」
    「このスマホで電話もできて写真や動画もとれて、ゲームや映画も見られるなんて、江戸時代の人からしたらうさぎの角、亀の毛の夢物語だろうね」

◆うさぎの逆立ち

「うさぎの逆立ち」とは、耳が痛い、痛いところをつかれる、弱点を指摘されてつらい、などの意味を持ちます。
長い耳のうさぎが逆立ちをする姿を思い浮かべてください。耳が地面についてしまって、痛そうですよね。そのような光景からこのことわざができたと言われています。

    「それはうさぎの逆立ちのような話です」
    「彼女にうさぎの逆立ちな話をされてとても気まずかった」


世界のうさぎに関することわざ

日本で身近なうさぎ。
日本以外でもイギリスの絵本、ピーターラビットがあるように、世界でも身近な生き物です。
そのため、世界にもいろいろなうさぎに関することわざが存在します。
その中で、中国のことわざの「株を守りてうさぎを待つ」と、セネガルのことわざの「うさぎは走ることはできるが鞍を乗せることはできない」をご紹介します。

◆株を守りてうさぎを待つ

あなたは、昔の成功に味をしめて何度も同じことを繰り返していることはありませんか?
「株を守りてうさぎを待つ」とは、まさにそのような意味で、昔の成功や古くからの習慣にこだわり、新しいことをせずに、同じことを繰り返すこと、融通の聞かない人などの例えです。
由来としては、昔の農民が木の切り株にたまたまうさぎがぶつかって倒れたことで、自分で苦労せずにうさぎを捕ることができた。そんな偶然の成功体験を信じ、切り株を見守りながらうさぎが来るのを待ち続けたという故事からきています。

    「新しい技術があるのに株を守りてうさぎを待っていては、この業界は衰退してしまいます」

◆うさぎは走ることはできるが鞍(くら)を乗せることはできない

うさぎは、ご存知の通り早く走ることはお手の物ですが、馬のように背中に鞍を乗せ、人間を乗せて走ることはできませんよね。
このように、人の能力には限界があることを例えたことわざです。

例文として…
「うさぎは走ることはできるが鞍を乗せることはできない。この件は別の適任者に任せよう」
「この仕事を一人でこなそうとしていたなんて!うさぎは走ることはできるが鞍を乗せることはできないよ。」
このような場面で使用されます。

    「うさぎは走ることはできるが鞍を乗せることはできない。この件は別の適任者に任せよう」
    「この仕事を一人でこなそうとしていたなんて!うさぎは走ることはできるが鞍を乗せることはできないよ。」


まとめ

今回はうさぎにまつわることわざをご紹介してきました。
うさぎは日本をはじめ、世界中で古くから身近な生き物であるため、多くのことわざが存在しています。
多くのことわざが、うさぎの足の速さや耳の長さにまつわるもので、昔から人間がうさぎのその特徴に注目していたことがわかりますね。
うさぎを飼育している人はもちろん、そうでない人も、うさぎにまつわることわざを日常でも使ってみてくださいね。



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