インコの「ニギコロ」とは?
ニギコロとは、インコなどの鳥が飼い主の手のひらでコロッと仰向けになっている状態のことを言います。
インコにとってニギコロは、完全に無防備な状態といえます。つまり、ニギコロを行いたい場合はかなりの信頼関係が必要になってくるということです。
どのインコであっても練習を重ねてもニギコロができないというパターンもありますし、スキンシップをとっているうちにいつの間にかニギコロができていたというパターンもあります。
信頼関係をしっかり築いていたとしても、インコの種類や性格によってはニギコロができないという場合もあるようですね。
インコの種類の中では、ウロコインコやスキンシップがとても好きなコザクラインコなどはニギコロしてくれやすいです。
もちろんスキンシップが苦手といわれているインコでも、ニギコロを行ってくれる場合もあるので、そのインコの性格も関係していると思います。
そんな高度な技ともいえるニギコロの練習方法を見ていきましょう。
ニギコロを練習する時の注意点
ニギコロの練習を行う前に、気を付けてほしいことを説明します。
◆長時間の練習は避ける
まず、ニギコロの練習は一日20分程度にしておいてください。長時間の練習はインコにとって苦痛になってしまったり、大きな負担になってしまうこともあります。
やさしく楽しく練習するためにも、短期間での練習にしておきましょう。
◆失敗しても怒らない
そして、失敗しても叱らないこと!これはとても大切です。ニギコロの練習の最中にできないからといって叱ってしまうと、それ以降不信感を抱いてしまい、信頼関係が亡くなってしまう可能性があります。
◆時間をかけて練習する
ニギコロは数週間でできるようなものではありません。数か月かけて練習していかなくてはいけない、ということを頭に入れてゆっくり練習する必要があります。
練習そのものが「いやなもの」というイメージをつけないためにも、終始笑顔でやさしく、焦らずコツコツと練習していってくださいね。
ニギコロの練習3ステップ!
次に、ニギコロの練習方法をくわしく紹介していきます。
◆ステップ①手に慣れてもらう
ニギコロの練習は、とにかく手に慣れてもらうことと、仰向けの状態に慣れてもらうことがとても大切です。そのため、ニギコロの練習前にインコが手になれていない場合は、まず手になれてもらうことから始めてください。
手でおやつを与えたり、やさしくなでてあげるなどして、手への警戒心を解いてあげてくださいね。
◆ステップ②仰向けの状態に慣れてもらう
手になれることができたら、実際にニギコロの練習を始めていきます。
インコを手に持ち、ゆっくり傾けていきます。この時、いきなり180℃にひっくり返すのではなく徐々にひっくり返していきましょう。
羽や足をばたつかせることがなければ、ゆっくり角度を変えてください。バタバタ暴れてしまったらいったんやめて、遊んであげましょう。
ゆっくり繰り返すことで、徐々に仰向けに慣れてきます。
◆ステップ③手から一本ずつ指を外していく
仰向けに慣れ始めたら、指を一本ずつ外していきます。すべての指を外すことができればニギコロの完成です。
ゆっくり指を外していくのもいいですし、耳や頬を撫でてリラックスさせ自然に外れるのを待ってもいいですね。
とにかく、インコが嫌がらない方法でニギコロの練習をしてあげてください。
ニギコロの体勢は、本来自然界で生きていると絶対に行うことのない体勢です。そのため、できないからといって叱ったり、無理にやらせたりしないでくださいね。
インコのニギコロに関するまとめ
今回はニギコロの練習方法についてまとめました。
ニギコロを行うためには、インコとの信頼関係が必要です。警戒心の少ない時期である、生後間もない時期のインコを飼うのもおすすめです。
ニギコロをすぐにできるようになるインコは極めて少ないです。気長に練習していくようにしてくださいね。
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