1.ペットとして飼えるリスの種類5選
1-1.シマリス
1-2.リチャードソンジリス
1-3.オグロプレーリードッグ
1-4.コロンビアジリス
1-5.バナナリス
【掲載:2020.10.27 更新:2024.03.06】
ペットとして飼えるリスの種類5選
リスの最大の特徴は大きな巻尾であり、サイズは種類により様々です。
大型のリスになると5キロ前後に成長する子もおり、ペットとして飼育する場合には種類を吟味することが大切になります。
ペットとして最もポピュラーなリスは縞模様が綺麗な「シマリス」ではないでしょうか?
サイズ感の掌サイズのため、ちょうど良くペットとして人気のリスです。
こちらの項目では、ペットとして飼えるリスの種類を5選紹介します。
購入の参考にして下さいね。
◆シマリス
日本でもリスト聞くとこのシマリスをイメージする方が多いかと思います。
シマリスはペットとして最もポピュラーなリスであり、成長しても14センチ前後、100gほどの小型のリスです。
大変活発なリスであり、ケージは高さと広さがあるものを選び十分に運動させる必要があります。
性格は個体差があり、人に懐く子もいますが繁殖期のオスは本能的に気性が荒くなるため間接的に飼育するのがベストです。
また、雑食性でありリス用の餌の他に野菜や果物をバランスよく与える必要があります。
ペットショップでも取り扱いの多い種類であり、5000円から1万円前後と安価で購入できます。
寿命はリスの中でも長めであり、7年〜9年前後です。
◆リチャードソンジリス
カナダやアメリカに生息するジリスの一種であり、尾は短くプレーリードッグに近い外見をしています。
茶色みがかった毛色をしており、30センチ前後、300g〜500g前後に成長する中型のリスです。
食性は雑食性ですが、草食よりでありきのみや果物などを好んで食べます。
人に慣れますが、犬や猫のように抱っこしたりスキンシップを取るような形ではなく間接的な飼育が望ましいです。
ストレスがたまらないように充分に動ける広さのケージを用意するのが、ポイントになります。
寿命は6年前後です。
◆オグロプレーリードッグ
プレーリードッグもリスの仲間であり、ペットとして飼育可能なリスになります。
成長すると30センチ前後、1.2キロほどになります。
慣れてくると膝の上に乗ってきたり、密にコミュニケーションを取れる点が魅力のリスでもあります。
寿命は7年前後であり、食性は粗食の草食性であり専用のペレットを主食に与えましょう。
ずんぐりとした身体つきから肥満体型になりやすい傾向があり、餌の量は飼い主さんが調節して与えます。
運動不足にならないように注意が必要です。
現在海外からの輸入が禁止されているため、入手困難な種類でありほかのリスよりも高額になります。
◆コロンビアジリス
ジリスの中でも灰色のきれいな毛色をしており、30センチ〜40センチ前後に成長するリスです。
大きなお尻がチャームポイントのコロンビアジリスは人にも比較的慣れやすく、飼い主さんに餌をねだったりする愛嬌のある姿を見せてくれます。
雑食性のため昆虫なども食べますが、肥満になりやすいため注意が必要です。
運動できる高さのあるケージを用意してあげましょう。
寿命は5年前後であり、砂遊びが好きな種類です。
◆バナナリス
シマリス同様にリスらしい大きな巻尾が特徴の小型のリスです。
成長しても22センチ前後にしか成長しないため賃貸などでも飼育しやすい種類です。
名前の通りバナナが鉱物の草食性のリスであり、スマートな体型をしています。
臆病な性格の子が多く、静かな環境で飼育することが望ましいです。
また、人にはその臆病な性格ゆえ慣れにくいと言われており、鑑賞を主に飼育する必要があります。
ペットショップでも比較的に購入しやすいリスであり、寿命は7年前後です。
リスは飼いやすい?
ペットとして飼育可能なリスの種類を紹介しましたが、実際リスを飼育することは難しいのでしょうか?
結論から言えばリスの飼育はコツがいるため、簡単とは言い切れません。
きちんとそのリスの種類を調べて適した環境を作ってからお迎えする必要があります。
同じ小型の小動物として人気のハムスターですが、ハムスターはペット用に改良されている種類が多いことから人に慣れやすく飼育しやすいですがリスの場合には、野性味が強い子が多く人に慣れるまで時間がかかるケースがあります。
リスの性格によっては、人の手の上にのりエサをねだる子もいますが本質的には警戒心が強く臆病なため人の手からエサを食べる子は稀です。
リスは鑑賞に適したペットであり、ふれあって飼育するというよりは間接的に飼育をして動き回る姿を愛でるというのが一般的な飼育方法になります。
シマリスなどペットとしての歴史が長いリスであれば飼い主さんの呼びかけに応じたり、飼い主さんが帰宅すると近くまで寄ってきてくれることもありますよ。
また、リスが活発に運動している姿には癒し効果があり可愛らしい仕草は癒されます。
抱っこなどが困難であっても、リスのしぐさや同じ空間にいる心地よさを味わうことができるためリスは適度な距離を保ってペットを飼育したいと考えている方におすすめです。
リスを飼うときの注意点
リスの種類について紹介してきましたが、具体的に飼育をする場合にはどのような点に注意すれば良いのでしょうか?
リスの飼育を始める前にリスト快適に生活するためのポイントについて紹介します。
リスを飼いたいと考えている方やリスの飼育に興味のある方は参考にしてください。
◆デリケートな生き物であること
第一にリスは臆病な動物であり、神経質な面があります。
特に木などの高い場所で生活するタイプのリスはケージの中では手狭であり、運動不足に陥る可能性があります。
ケージは広めで高さがしっかりとあるものを選ぶことが大切になります。
さらには、元からの警戒心の強さから人に慣れにくく基本的には人と同じ空間にいても興奮せずに落ち着いていられるということが理想的になります。
猫や犬、ウサギなどのように抱っこしたり肩に乗せたりすることはリスは不慣れでありストレスを感じる子が多いため適度な距離感を持って飼育することが望ましいです。
もちろん、人に懐いてふれあいが好きな子もいますが臆病な性格から他のペットよりもリスはデリケートな存在です。
静かな風通しの良い部屋の隅にゲージを設置するようにして、大きな物音などでリスをびっくりさせないように配慮しましょう。
環境の変化にも敏感であり、ストレスを感じると突然死の原因にもなるため、リスの飼育はデリケートな生き物であると理解してお迎えすることが大切です。
◆近所にエキゾチック専門病院があるか
リスをペットとしてお迎えする前に確認したいのが、リスを診てくれるエキゾチック専門病院があるのかです。
リスはペットとしても珍しく、種類が海外産のものになると治療も難しくなります。
エキゾチックアニマルに明るい獣医さんがいる病院が近くにあるのかチェックするようにします。
適切な治療を受けることができないと早死や突然死のリスクも高くなるため、専門の病院の場所を確認することは大切になります。
リスの1か月の飼育費用
リスの1ヶ月の飼育費用はその種類により異なりますが、数千円〜1万円前後になります。
リスは排泄物が多く、トイレや牧草などは毎日取り替えることが理想的です。
そのため消耗品の入れ替えは早くなるという特徴があります。
リスは体臭はそこまでキツくありませんが、排泄物による臭いが飼育の問題としてはよく上がります。
毎日掃除をしっかりとして匂いを防ぐためには、消臭アイテムなどの飼育費用もかかります。
リスの購入費も種類によっては数万円かかりますので、初期費用の予算を決めてからお迎えするようにしましょう。
リスの飼育に関するまとめ
飼育できるリスの種類や飼育のポイントについて紹介しました。
リスは繊細な動物であるため、他のペットとの共存は避けた方が無難です。
リスは単独飼育することが理想であり、広めのゲージを用意してあげましょう。
リスが人に早くなれるためには赤ちゃんの頃から飼育するのがおすすめです。
臆病ないきものですが、人になれたリスは呼びかけにも反応して愛嬌のある姿を見せてくれますよ。
ちょっと珍しいペットを飼いたい方やリスに興味のある方の参考になれば幸いです。
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