【掲載:2021.03.22 更新:2026.08.14】
チャイニーズハムスターとは?

チャイニーズハムスターは、20種類以上いるハムスターの中でも、ペットとして人気の高い品種です。以前は実験用動物に使われ、現在はペットとして流通しています。
生物分類学的にはキヌゲネズミ属の「モンゴルキヌゲネズミ」という名前を持っており、チャイニーズハムスターという通称で親しまれています。
◆見た目
チャイニーズハムスターは、ロボロフスキーハムスターやジャンガリアンハムスターと同様にドワーフハムスターの一種で、その中でも小柄な品種です。
・サイズ
体長:オス 10.5~11.5cm メス 9~10.5cm
体重:オス 35~41g メス 28~34g
体形はスリムで、顔がやや細長く、長い尻尾があります。他のハムスターは短い尻尾がちょろっと生えていますが、チャイニーズハムスターの尻尾は3cmくらいあり、どちらかというとネズミに近い外見です。
・カラー
カラーには、ノーマル(野生色)、シルバー、シルバー(パイド)、ホワイトがあります。他のハムスターに比べると、カラーバリエーションはそれほど多くありません。
- ノーマル: 背中はグレーがかった茶色、お腹と四肢は白、背中の中央に濃い色の濃い線が走っている
- シルバー:背中の色が薄いグレー
- シルバー(パイド):背中にぶち模様がある
- ホワイト:全身が白い、アルビノ種ではないので目の色は黒
見かけることの多いカラーはノーマル、シルバー、パイドです。ホワイトはそれほど多く出回っていません。
ちなみに、チャイニーズハムスターのオスは成熟すると、睾丸がとても大きくなります。股間からはみ出しているので、後ろから見ると男の子だということがすぐわかりますよ。
◆原産国・生息地
チャイニーズハムスター・モンゴルキヌゲネズミという名前のとおり、原産国は中国北西部から内モンゴル自治区あたりです。
中国北京の夜店で売られていたものがアメリカにわたり、1950年代に日本へ輸入されてきました。
◆特徴・性格
チャイニーズハムスターは、運動神経が良く、すばしっこいところが特徴です。
かなり臆病で警戒心の強い子が多いです。慣れるまでは、人が近づくとさっと隠れる子、人が寝ている夜間だけ活発に活動する子もいるでしょう。
環境に慣れると人にもなつき、手の上に乗せることもできるようになります。基本的な性格はおとなしくかみつく心配も少ないです。
シャイですが賢いハムスターなので、初心者の方でも飼育は難しくないでしょう。
◆寿命
チャイニーズハムスターの寿命は他のドワーフハムスターとほぼ同じで、2年程度です。
◆他のハムスターとの違いについて
他のハムスターとの一番の違いは、やはりネズミのような外見と優れた運動神経といえるでしょう。
丸っこくてむっくりしたハムスターが多い中、チャイニーズハムスターはネズミのようにすらっとした体形で機敏に動くので、ちょこまか動く様子を見ても楽しめます。
また、ネズミと同じで長い尻尾を使い、ものをつかんだり平衡感覚を取ったりすることもできます。活発に動き回り、ネズミのように高い所の昇り降りが得意です。
チャイニーズハムスターの値段

チャイニーズハムスターの値段は2,000~3,000円が相場です。ただし、お店や個体によっては、それより安い値段で販売されていることもあります。
手ごろな価格帯なので、犬や猫、うさぎと比べてもお迎えしやすいペットといえますね。
チャイニーズハムスターは多頭飼いできる?
チャイニーズハムスターを同じ飼育環境で多頭飼いすることは可能です。1匹より何匹かいるほうが、飼っていても楽しいかもしれませんね。
もともと群れで生活する動物ではないので、同じスペースに入れてもお互いを気にせずマイペースに過ごすことも多いでしょう。
ただし、縄張り意識の強い子はけんかをすることがあります。多頭飼いをする時は様子を見て、相性が悪いようなら別々に飼育する必要も出てきます。
また、他のハムスターにもいえることですが、オスとメスを一緒にケージに入れると、あっというまに繁殖する可能性もあります。
ハムスター同士のけんかや繁殖を防ぐためにも、できれば個別のケージで1匹ずつ飼うのがおすすめです。
チャイニーズハムスターの飼育のポイント
チャイニーズハムスターの飼い方は、他のハムスターと基本的に同じです。特別なものを用意する必要はありません。
◆必要な基本のグッズ一覧
まずは、ハムスターを飼育する時に必要な基本のグッズを紹介します。これら8点が揃っていれば、すぐにハムスターをお迎えすることができます。
- ハムスター用の飼育ケージ
- エサ入れ
- 給水器
- 巣箱
- 回し車
- 床材
- トイレ・トイレ砂
- エサ
ケージは、チャイニーズハムスターの運動量が多いことをふまえ、十分に動き回れるサイズがおすすめです。
ドワーフハムスターなので、45cm×30cm×高さ25cmくらいのコンパクトなケージでもよいのですが、一回り大きい60cm×45cm×高さ30cmくらいのゴールデンハムスター用でも広すぎるということはありません。
◆温度・湿度の設定
ハムスターの飼育環境は、温度20~24℃、湿度45~55%が理想です。
ハムスターは冬眠しない動物なのですが、気温が5℃以下になると「疑似冬眠」という現象に陥り、体温が下がって心肺機能が低下します。
これは冬眠しているのではなく危険な状態です。小動物用のヒーターなどを活用ましょう。
◆ケージからの脱走に注意
小さくてとてもすばしっこく、賢いハムスターのため、一度部屋に逃すと捕まえるのが難しくなってしまいます。
すぐケージ内の高い所へ登ったり狭い所へ入り込んだりします。そのため、すき間があったらするっと抜け出てしまう可能性があるのです。
ケージには金網タイプと水槽タイプがありますが、金網はよじ登ってすき間から脱走する可能性があります。できれば、プラスチックなどの水槽タイプで天井にふたが付いているものがおすすめです。
◆ニオイについて
チャイニーズハムスターのおしっこは、他のハムスターに比べてニオイが少ないです。
だからといって排泄物をしたままにしていると、ケージは臭うようになります。ニオイが少なくてもこまめな清掃は大切です。
◆かかりやすい病気について
チャイニーズハムスターが気をつけたいのは骨折です。よく動き回り、高い所の昇り降りをするため、すき間に脚を挟んだり高い所から落下したりして骨折が起こりやすいのです。
そのほか、ハムスターがかかりやすい病気には、以下があります。
・ウェットテイル
細菌感染・ストレスなどが原因で水溶性の下痢が起こる。下痢でお尻が濡れるためにこの名前が付いている。ハムスターに多い病気。
・前歯の不整咬合
ハムスターの前歯は常に伸び続けているため、伸び過ぎると歯の噛み合わせが悪くなる。不正咬合になると、エサが食べられなくなるほか伸びた歯で上顎を傷つけてしまうことがある。
・腫瘍
ハムスターは高齢になると腫瘍ができやすくなる。皮膚に腫瘍ができるケースが多い。
ハムスターの骨折を防ぐには、ケージの中に危ない場所がないかよくチェックし、危ない物は取り除くことが大切です。
飼育環境が不衛生だと感染症になりやすいので、ケージやグッズはこまめに清掃し清潔に保ちます。
そして、ハムスターの健康状態を毎日チェックし、食欲がない、元気がない、毛づやが悪くなってきた、などの症状があればすぐ受診することをおすすめします
まとめ
ハムスターの中でも人気の高いチャイニーズハムスターを紹介いたしました。ネズミのような外見とシャイな性格が特徴です。他のハムスターにない野性味があるので、定番の品種とは少し違うハムスターを観察したい方に是非おすすします。
– おすすめ記事 –
| ・うさぎが抱っこを嫌がる理由は?上手な抱っこの仕方と注意点を解説! |
| ・うさぎはなつく動物?なつかないと誤解される理由となついてもらう方法 |
| ・スナネズミを飼育する方法と注意点、必要なグッズ |
| ・ハムスターの寿命は何年?長生きさせる飼い方のポイント |








