スナネズミを飼育する方法と注意点、必要なグッズ

2021.01.28

スナネズミを飼育する方法と注意点、必要なグッズ

スナネズミの飼育に必要なグッズや、飼育の際の注意点をまとめました。 今までスナネズミの飼育をしたことが無い人でも飼育を始めることができようにまとめています。飼育の理解を深めるため、スナネズミの生態にも触れていますので、より分かりやすくなっています。


スナネズミの生態

スナネズミ

◆スナネズミの原産国・生息地

スナネズミはモンゴルや中国北東部、ロシアが原産国です。砂漠とステップ地域の中間に位置するような、草が適度に生えている砂地環境が生息地です。
日本には戦後にやってきたと言われていますが、最近までペット用よりは実験動物としての用途がメインでした。
ジャービル、カラージャービルの名前の方がペット用としては浸透しています。
原種は灰褐色の体毛にお腹だけ白い体毛が特徴ですが、ペット用は品種改良なので様々な色の体毛のスナネズミが多く販売されています。

◆スナネズミの習性

スナネズミは地中に巣穴を作り、普段はその中で生活します。生息地の多くが寒暖差が激しい地域のためです。
巣穴の中では基本的に群れを作って生活しており、1~3頭のオスに対して7頭くらいのメスで1グループを形成すると言われています。
スナネズミは群れで生活するため、縄張り意識や共同意識がとても強く、オスでも子育てには参加する一面も見ることができます。
スナネズミは飼育下でも多頭飼いは可能ですが、相性が悪いとケンカを止めない個体もいる点は注意が必要です。
基本的にスナネズミは夜行性だが、昼間の気温が20~26℃のスナネズミにとって適温であれば昼間でも生活します。冬眠はしません。
食性は、雑食寄りの草食にあたり、植物の根や茎、小さな虫などを好んで食べます。
砂漠環境に対応するため、尿を凝縮して排泄することにより、体内の水分の排出を最低限にすることができます。そのため、スナネズミは野菜や植物を食べていれば水分の摂取はそれほど必要ではなくなります。

◆スナネズミの特徴

体長は10~13㎝、体重は60g前後とハムスターくらいの大きさですが、尻尾の長さは10㎝程度あり、また毛に覆われています。
スナネズミの後ろ脚は発達しており、30㎝ほど高く飛び跳ねることができます。また、ストレスや警戒心を感じると後ろ脚で地団駄を踏むことがあります。
反面、前脚は小さいがその分器用に動かすことができ、物を掴むことが可能です。

◆スナネズミの性格

先述の通り、スナネズミは縄張り意識がとても強いです。
しかし、非常に臆病で気絶しやすいという一面もあり、大きな物音や強い光に対してはすぐに気絶してしまいます。
飼育環境に注意が必要です。


スナネズミの平均価格

スナネズミ1匹につき大体1000~3000円前後で購入可能です。


スナネズミの飼育環境

スナネズミの飼育環境

◆必要な用品

基本的にはハムスター飼育とほぼ同じです。
飼育スペース

水槽や小動物用のケージがおすすめです。スナネズミはジャンプ力があるので高さ30㎝以上あり、かつ蓋が必要です。また、床材をまき散らす習性があるのでケージよりは水槽などの方がおすすめです。
ケージでの飼育の際は、床から三分の一までの高さの周りを布などで巻き、床材の飛び散りを防ぐ方法もあります。
ケージや水槽の飼育についてはメリットは一長一短で、ケージであれば通気性が高いというメリットもありますので好みで選んで構いません。

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床材

スナネズミは穴を掘る習性があるため、厚めに敷き詰める必要があります。少なくとも3インチ以上の厚みがあるとよいです。また、汚すため頻繁に交換が必要なので、紙製や木製のものがおすすめです。

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エサ入れ

ケージ内を清潔に保つために必要です。毎食後に洗ってください。また、スナネズミは意外と力が強く前脚が器用なため、エサ入れが軽いとひっくり返します。小動物用の容器や陶器など、いずれにしても重量のあるものがおすすめです。

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おもちゃ

入れてあげると大変喜びます。ハムスター用の回し車やなどがおすすめですが、かじっても大丈夫なように木製のものが良いです。また、スナネズミを多頭飼いする場合はおもちゃの数が少ないと喧嘩やストレスの原因になります。

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ヒーター

適温に維持するためにも小動物用のものがおすすめです。それ以外にも飼育部屋の室温には常に注意を払うようにしてください。

水やり用

スナネズミはほとんど水を飲みませんが必ず設置してください。毎日中身の交換もしてください。

砂遊び用容器

スナネズミは砂遊びが大好きです。専用のエリアを作るか、容器を用意してください。

巣穴

スナネズミは非常に臆病な動物ですので、トンネルや巣穴を用意してください。

ケージ内にいくつか設置してやると、スナネズミの爪が自然に剥がれるため爪の伸びすぎを防止できます。

◆温度

野生下では-20°や50℃の環境にも耐えるスナネズミですが、活発に活動できるのは20~26℃前後です。小動物用のヒーターを使用するなどして適温を維持するようにしてください。


スナネズミの飼い方

◆ご飯について

ハムスターやうさぎ用のペレットを主食に与え、野菜や穀物類を加えてあげるのがおすすめです。
植物の種子メインにしてしまうと、スナネズミはほとんどがひまわりの種しか食べないため栄養が偏ってしまいます。
ペレットはたんぱく質含有量が18%以上あるものがおすすめです。ミルワームなども食べますが、動物性の食事は控えるようにしてください。
また、野菜でもネギやハーブといった一部刺激物などは与えないようにしてください。

専用のエサ入れに適量を入れて与えますが、食事後は毎回エサ入れを洗ってキレイにしてください。

スナネズミはエサを巣穴に持ち帰って貯め込む習性があります。
放っておくと腐ってしまうため、毎食後に巣穴は綺麗にしてください。

◆トイレについて

スナネズミは一般的にトイレのしつけが難しいと言われています。
尿の匂いはハムスターほどキツくないため、毎日掃除していれば匂いは気にならないです。
こまめに掃除してあげてください。

◆お手入れについて

スナネズミのエサ入れや水、巣穴の中は毎日チェックしてキレイにして下さい。
また、週に1度は床材や巣穴内を掃除してください。
ケージは月に一度、丸洗いして天日干しするのがおすすめです。

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スナネズミを買うときの注意点

◆多頭飼いはできるか

多頭飼い可能です。
むしろ野生のスナネズミは群れをなして生活するので、多頭飼いの方がおすすめです。
オスのスナネズミ同士でもほとんどはケンカせず生活しますが、中には相性が悪くずっとケンカする個体の組み合わせがあります。飼う前にペットショップの店員さんに相談するようにしてください。
また、雌雄を同じケージに入れておくと簡単に繁殖しますので、繁殖させたくない方は分けて飼育してください。

◆デリケートな生き物

スナネズミはとても臆病かつデリケートな生き物です。
大きな音や光に触れると気絶してしまうほどです。ですので、飼育環境は静かで暗いところの方がおすすめです。
また、気温の変化にも強くないので、小動物用のヒーターやエアコンで常に適温を維持してあげてください。大体20~26℃前後が目安となります。

スナネズミは基本的には観賞用のペットとして扱ってください。
ハムスターのように、手の平に載せるといった触れ合いをするのにはあまり適した動物ではありません。
中には手でエサを食べたり触れることのできる個体もいますが、ほとんどのスナネズミは得意ではないので触れないようにしてください。

ケージの掃除の際は、次の点に注意して触れるようにしてください。
スナネズミの尻尾の付け根を優しく摘まみ、お腹を手の平にのせて運んでください。
尻尾の先端や付け根以外を掴むと、その部分の皮が切れ、尻尾がちぎれてしまいます。
傷口から菌が入り病気の原因にもなります。
万が一尻尾が切れてしまった場合は病院に連れていくようにしてください。

掃除中などに不注意で逃げ出してしまった場合、無理に捕まえようとすると気絶したりケガに繋がってしまいます。
逃げ出してしまった場合はまず箱にエサを入れておびき出し、スナネズミの方から出てきた時に捕まえるようにしてください。

◆スナネズミを飼うときの注意点:近くの病院をチェック

スナネズミを飼い始める前に、必ず近くの動物病院をチェックしてください。
小動物の診察を行っている病院でも、スナネズミは対象外だというところはよくあります。
万が一病気になった時に慌てることのないよう、事前に診察できる病院はチェックしておいてください。


スナネズミの一か月の飼育費用

毎月に必要となってくるのは、餌のペレットと床材、砂あたりが挙げることができます。
どれも1袋500円前後なので、合計で2,000円程度あたりです。
但し、多頭飼いをするとそれだけ餌の量や掃除頻度が上がるため、一概には言えないです。


スナネズミの飼い方に関するまとめ

スナネズミの飼い方について、次のようにまとめました。

  • ①スナネズミは多頭飼いも単独飼育どちらも可能。触れ合いは苦手なので鑑賞動物として飼育する。
  • ②スナネズミはとても臆病。大きな音や強い光のない場所で飼育が好ましい。
  • ③食事はハムスター用のペレットを主食に、野菜を組み合わせる。水分はほとんど摂らないが水飲み場は設置し、毎日清潔にする必要あり。

スナネズミは個体の価格も非常に手ごろで、飼育環境も揃えやすいため飼育を始めやすいペットだと思います。
デリケートで触れ合いは苦手なので、鑑賞用として愛でることのできる人におすすめのペットです。慣れさせれば手の上で餌を食べてくれる個体もいますが、あまり期待しない方がよいです。
ハムスターと違い、スナネズミは尿の臭いがそこまでキツくないのも育てやすい点として挙げることができます。
最近では様々な体毛のスナネズミが販売されています。自分好みのスナネズミを飼育してみてください。



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