【掲載:2021.04.05 更新:2026.06.12】
インコは暑さに強い?

インコは種類により適温が異なるため、暑さに強い種類もいます。鳥さんは犬や猫などの哺乳類と比べると、暑さに強いといえますが、全てのインコにおいて日本の暑さ対策が必要になります。
オーストリア原産の暑い地域に生息している種類のインコであっても、日本の暑さは苦手です。夏場のお留守番は特に注意が必要になります。
また、インコは身体も小さく、人よりも温度に対して影響を受けやすいです。熱中症になると重症化しやすいため、熱中症にならないように細やかな対策をすることが大切です。
夏の暑さ対策について触れましたが、1年を通して温度管理を徹底するようにしましょう。
続いてインコの適温や暑さ対策のポイントを紹介しています。
インコの適温
インコの種類により適温は異なりますが、成長では20℃〜28℃前後が快適に過ごせる温度になります。
インコは年齢によっても適温が異なり、幼鳥・シニアでは24℃〜28℃、成鳥で20℃〜28℃、病気の時は30℃前後が快適に過ごせる温度になります。
インコが病気の時は通常より高い温度設定にしてあげることが大切であり、元気なアダルト期には寒暖差が多少出ても対応することができます。
注意したいのは、幼鳥とシニア期であり抵抗力が弱く寒暖差が激しいと体調不良の原因になります。
なるべく一定の温度に保つように温湿度計を用意して飼育環境を整えてあげましょう。
インコの熱中症の症状と対処法

インコが熱中症になった時は早急に対応する必要があります。
インコの熱中症は重症化しやすく、死亡率が高い病気です。
熱中症になった際の症状や対処法について紹介します。
◆熱中症の症状
インコは熱中症になると主に「口を開けてハァハァ荒い呼吸をする」「羽を浮かせて脇を見せている」などの行動が見られます。
状態が悪化すると、ぐったりとして痙攣を起こして意識喪失などの症状が見られます。
室内だからと安心していると、熱中症になってしまった!ということもあり室内の方が熱中症になる可能性が高いので、注意が必要です。
初期の段階で羽を広げてハァハァしているようなしぐさがあれば、すぐに温度を24℃前後にしてインコの体温を下げるようにしましょう。
◆熱中症になってしまった時の応急処置
・部屋の温度を下げる
熱中症になっていることを発見した際には、すぐに体温を下げる必要があります。
室温が25℃ぐらいに設定して、濡らして硬く絞ったタオルで体を包み水を飲ませましょう。
扇風機で直接風を当てたり、水を直接身体にかけるのは体温が下がりすぎてしまう可能性があるので、避けましょう。
・水分補給
水は常温で飲ませるようにして、できれば人用の経口補水液をゆっくり飲ませます。
体温を下げるように対策したあと、かかりつけの動物病院で見てもらうと安心です。
動物病院はできればインコをお迎えするときに、インコなどの鳥に明るい獣医さんがいるかかりつけの動物病院を探しておきましょう。
エアコンを使って暑さ対策をする

具体的な温度管理の方法について紹介していきます。
インコの飼育はエアコンのある部屋で行うのが良いでしょう。
エアコンを使用すれば、室内の温度を一定に保つことができる他インコにとって最も負担が少なくなります。
理想的なのはエアコンをつけっぱなしにしておくことであり、インコにとって最も熱中症のリスクが低くなります。
特に夏場は、エアコンをつけっぱなしにしておくのが理想ですが、電気代が高額になったり停電や故障によりエアコンが止まってしまう可能性もあります。
エアコンの他にも暑さ対策を複数して、万が一の事態に日頃から備えておくと安心です。
◆温度設定
温度設置は適温に近い状態にセットします。
人が快適に感じる温度よりも+1℃を目安にしましょう。
冷えすぎるとインコの体調不良に繋がるため、サーキュレーターなどを併用して部屋を均一の温度にしましょう。
温めすぎると発情したり、熱中症やのぼせる原因にもなるので、快適に過ごせる温度設定にします。
◆ケージを置く位置
日光浴は健康のために必要ですが、夏場の気温上昇には注意しましょう。
夏場の暑い時期は、風通しの良い直射日光の当たらない日陰に、冬場は程よく日光浴ができる日向にケージを設置しましょう。
温度変化に敏感なインコは直接エアコンの風が当たってしまうと、すぐに影響を受けてしまいます。
冷房は直接当たらないようにしましょう。
部屋の空気がこもらないように適度に循環させて、部屋の角にケージを設置するのがおすすめです。
インコの様子を観察しながら、ケージの周りの気温を管理するようにしましょう。
◆エアコンの不具合や停電への対策
エアコンを使用すれば、温度管理はグッと楽になり寒暖差も少なくなるので、インコのカラダにも負担がかかりません。
しかし、電化製品であるエアコンは停電時や故障により動かなくなってしまうこともあります。
コンセントを指しっぱなしにすることにより出火や漏電の危険もあります。
エアコンのメンテナンスを定期的に行うようにして、状態をチェックしてから使うようにしましょう。
万が一停電してもインコのケージ内が暑くならないように凍らせたペットボトルを置いておくなど複数の暑さ対策を行うようにしましょう。
夏場は雷が多く、停電しやすい季節でもあります。
インコを留守番させる場合には2~3時間程度で帰るようにして、長時間外出しないように予定を組むのが理想です。
エアコン以外にも暑さ対策グッズを用意しよう
エアコン以外以外にもできるインコの暑さ対策について紹介します。
エアコンと併用しての使用や電気代節約のために違う暑さ対策を知りたい方はさんこうにしてくださいね。
◆扇風機
電気代が節約できて、持ち運びに便利な扇風機は暑さ対策としてエアコンの次に活躍します。
場所を取らないコンパクトなものから水を入れるタンクがついており、ミストが一緒に出るようなものまでたくさん種類があるのが魅力的です。
基本的には扇風機だけでの使用ではなく、エアコンと併用するのが理想です。
涼しい空気を循環することにより、効率的に部屋を冷やすことができるため1台あると嬉しい暑さ対策グッズです。
放鳥時には、インコが巻き込まれないようにカバーをかけるなどで対策するようにしましょう。
◆ペットボトルや保冷剤
インコの暑さ対策にペットボトルに水を入れて凍らせたものや保冷剤をケージの上におくのも良いでしょう。
冷気が下に落ちるため、自然な形で温度を下げることができます。
また、電気代もかからずにエコで暑さ対策できるため、電気代の気になる飼い主さんにもおすすめです。
注意点はペットボトルの水滴がケージに垂れてしまうとびしょびしょになるので、タオルを巻いて使用します。
しかし、タオルをインコがクチバシでつっついたり、イタズラしてしまうと中の氷や水が出てきてしまうのでインコがイタズラしないように気をつけてください。
特に保冷剤の冷却ジェルをインコが誤飲してしまうと、命に関わる危険な状態になる可能性もあります。
保冷効果は大きさにもよりますが、2時間〜3時間前後になります。
定期的に新しいものと取り替えるようにしましょう。
まとめ
インコの暑さ対策について紹介しました。
暑い地域に生息しているインコは野生下ですと自ら体温調節するために場所を移動しますが、ゲージで飼育しているインコが自ら温度調節することはなかなか難しいです。
飼い主さんがエアコンを中心に複数の暑さ対策を考えてインコが過ごしやすい環境を整えてあげましょう。
また、部屋の室温管理の他にもケージ周りの温度が上がらないように工夫しましょう。
ペットボトルや保冷剤にする保冷はエコでゆっくりとケージ周りを冷やすことができるので、おすすめです。
暑い時期も快適に過ごせるように飼育環境を整えてあげましょう
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