デグーが夜行性になった!?夜に活動的になる理由と昼行性に戻す方法を解説

2024.03.13

デグーが夜行性になった!?夜に活動的になる理由と昼行性に戻す方法を解説

かわいらしい見た目と人懐っこさから、ここ数年、人気が急上昇しているデグー。夜行性ではないことから生活リズムが合いやすいといわれているデグー飼育ですが、実際に飼ってみたら、夜鳴きをしたり、夜中に回し車で遊んだりして、本当に夜行性なの?と目を疑うことがあります。そこでこの記事では、デグーが夜行性になる理由や、夜行性になってしまったデグーを昼行性に戻す方法を徹底解説していきます。



【掲載:2021.12.4  更新:2024.03.13】

デグーの生態

デグー

最近ではペットショップでもよくみかけるようになったデグーですが、現在、残念ながらその生態はまだそれほど浸透していません。
そこでまずは、デグーの基本的な生態からご紹介していきます。

デグー(Degu)は体長12~20cmほどの齧歯動物です。
生息地はチリにあるアンデス山脈の西側斜面で、標高1200mほどの岩場に巣穴を作って暮らしています。
寿命は飼育下であれば5~8年くらいですが、なかには10年以上生きるデグーもいるそうですよ。
値段は毛色などによって幅があり、5,000円くらいのものもいれば、40,000円以上するものもいます。

また、デグーは社会性が高く、野生では小さな群れをつくって生活をしています。
仲間とは多種多様な鳴き声を使ってコミュニケーションを取っていて、「アンデスの歌うネズミ」とも呼ばれているほど、まるで歌を歌っているかのような美しい鳴き声をしています。

さらには、3歳児ほどの知能を持つともいわれているほど頭がよく、餌などを使って簡単な芸を覚えさせることもできます。
やや臆病な性格ではありますが、慣れてくれば飼い主によくなつき、好奇心も旺盛で遊び好きという、愛嬌たっぷりの動物です。

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デグーはキレイな鳴き声なので、ペットとして人気のある動物です。人間にも懐きやすく、頭の良いデグーと一緒に楽しく暮らすための方法について紹介します。現在デグーを飼っている方も、これからデグーの飼育を考えている方もデグーのことを詳しく知りましょう。デグーのことを詳しく知ることは、快適なデグーの環境作りにつながります。

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デグーは夜行性?

シマリスをはじめ、齧歯動物は夜行性であることが多いため、デグーも夜行性なのではないかと思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、自然下でのデグーは主に昼行性で、日中はエサを探し求めて行動し、夜になると寝床で眠るという生活をしています。
また、薄明薄暮性の行動を示すことから、明け方と夕方に特に行動が活発になります。

夜行性の動物を飼うと、日中に一緒に遊ぶことができなかったり、夜間の騒音問題に悩まされたりといったことが起こりがちですが、デグーは比較的飼い主との生活リズムが合いやすく、飼いやすいというメリットがあります。

とはいうものの、昼行性であるはずのデグーが、飼育下では夜行性になってしまうことがあります。
それはどうしてなのでしょうか。


昼行生のデグーが夜行性になる理由

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デグーの生活リズムは飼育環境に大きく影響されます。
そのため、条件がそろえば昼夜が逆転し、本来昼行性であるはずのデグーが夜行性になってしまうことがあります。
デグーの様子を観察してみて、以下について、当てはまるものがないか確認してみましょう,

◆遊べる環境が整っている

先ほどもお伝えしたとおり、デグーは好奇心旺盛で遊び好きです。
そのため、おもちゃなどで遊べる環境が整っていると、夜も遊びに夢中になり、夜行性になってしまうことがあります。

また、デグーはもともと運動量が多い動物です。
そのため、運動不足にならないようにと回し車をゲージの中に設置している方も多いですよね。
しかし、1日中回し車で運動ができる状態だと、夜も回し車で一生懸命走ってしまい、そのうち夜行性になってしまうことがあります。

◆飼い主さんの夜更かし

デグーの生活リズムは、飼い主さんの生活リズムに似ていきます。
というのも、私たち人間にもデグーにも体内時計というものがあり、日照時間によって生活リズムが一定にたもたれています。

そのため、飼い主さんが夜更かしをしてしまうと、電気をつけている時間が長くなってしまうので、デグーの体内時計が乱れ、夜行性になってしまうことがあるのです。

◆夜中の室温

デグーの活動性は温度にも左右されていて、野生のデグーは、気温が上がり始めると活動的になり、気温が下がってくると仲間たちと身体を寄せ合って、寒さをしのぎながら眠りにつきます。

そのため、特に、外気温が低くなる秋や冬の日中、デグーが寒い環境下にいると活動性が下がります。
そして夜に飼い主さんが帰ってきて暖房をつけることで室温が上がると、活動性も上がるので、結果的に夜行性になってしまうことがあります。

◆深夜に餌を与える

デグーの薄明薄暮性の行動を考えると、餌を与えるタイミングは朝と夕方の2回が理想的です。
しかし、本来デグーが眠る時間である深夜に餌を与えてしまうと、当然その時間にデグーは起きていることになります。
デグーはとても賢い動物なので、毎日同じ時間に餌を与えるとそれを覚えてしまうということもあり、生活リズムが崩れ、やはり夜行性になってしまいます。


夜行性になったデグーを昼行性に戻す方法

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デグーの生活リズムは飼育環境に大きく影響されるとお伝えしました。
それを逆手に取れば、デグーが夜行性になってしまったとしても、飼い主さんがデグーの生活環境を整えてあげることで、昼行性に戻すことができます。
それでは、どうすれば夜行性のデグーが昼行性に戻るのか、その具体的な方法を5つご紹介します。

◆夜は回し車を外す

デグーが夜も回し車で走ってしまう場合には、少し面倒ですが、夜の間は回し車を外すようにしましょう。
それならいっそのこと回し車を設置しなければよいのではないかという声が聞こえてきそうですが、運動量が多いデグーにとって、回し車はデグーの運動不足を解消するために必要なものです。
ストレスを発散する目的もあるため、日中は設置するようにしてください。

また、運動不足の解消やストレス発散のために、砂浴びも必要になりますよね。
もし夜に砂浴びをさせている場合は、日中に砂浴びをさせるようにしてください。

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◆湿度調節

デグーの適温は23~25℃、快適な湿度は50%くらいだといわれています。
そのため、空調などを使用して、室温や湿度を常に快適に保つように心がけましょう。
温度に気を取られて湿度の調節を忘れてしまいがちですが、デグーは乾燥地帯に生息していたことから、湿度が得意ではありません。
特に湿度が上がりやすい梅雨の時期や夏場には注意しましょう。

また、デグーは冬眠をしない動物なので、体温が下がりすぎると低体温症になり、命にかかわることもあります。
そのため、秋から冬は暖房器具を使って寒さ対策をしっかりしましょう。
寒さ対策グッズを用意しても良いかもしれませんね。

選び方がよくわからないという方のために、以下に、デグーにおすすめの寒さ対策グッズを3つご紹介します。
よかったら参考にしてみてくださいね。

★ホッと2WAYヒーター S

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ホッと2WAYヒーター S

外に吊り下げて寄りそって暖まる
中に置いて乗って暖まる
2通りの使い方が可能な小動物ヒーター

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こちらは小動物用の小さなヒーターです。
コードをかじらないようにカバーがつけられているので、飼い主さんが留守の間も安心です。
表と裏で温度が違うリバーシブルタイプなので、その日の気温に合わせて温度を調整することができます。

★ほっこり蓄熱ラグ オレンジ

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ほっこり蓄熱ラグ オレンジ

熱源は自分の体温のみ!電気いらずでぬくぬく!ペット自身の体温をラグが保温します。さらに、厚みのある断熱材が床面からの冷気を遮断し、保温効果を高めます。

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かじり防止のカバーがついていても、ヒーターはどうしてもコードが心配という方にはこちらの蓄熱ラグがおすすめです。
この蓄熱ラグは動物の体温を熱源にしているため、コードがついていませんし、火傷の心配もありません。
また、ヒーターと組み合わせることで保温効果が高くなるため、ヒーターとの併用もおすすめです。

★CASA ヒートセラミック 100W

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CASA ヒートセラミック 100W

赤外線放射で暖める陶器製ヒーター。タテ・ヨコ自在にレイアウト可能。便利な中間スイッチ付。

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かじり癖があるという場合には、ケージに取り付けるタイプのヒーターがおすすめです。
こちらは赤外線放射で温めるというもので、保護コイルとスチール製カバーのおかげで誤ってかじったり熱源に触れたりするのを防いでくれます。

◆餌を与える時間を変える

深夜の時間帯に餌を与えている場合は、餌を与える時間の見直しをしましょう。
朝と夕方の2回に分けて、デグー用のペレットを与えてください。

★SANKO ウェルバランス デグーフード 400g

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ウェルバランス デグーフード 400g

デグー本来の食性とペットとしての食育や偏食予防の観点からメインペレットを十数種類の牧草や野草を主な原料とし、野生下に比べ運動量の少ない飼育下での栄養供給を考えて穀物類を抑えた配合をしております。

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どうしても夕方に与えることが難しいという場合には、朝の1回だけでも大丈夫です。

チモシーなどの牧草は1日中食べられるように、たっぷり入れておきましょう。

◆飼い主さんの生活習慣の見直し

飼い主さんが夜型の生活をしている場合、生活習慣の見直しが可能であれば、飼い主さんも早寝早起きを心がけ、規則正しい生活をしましょう。

また、仕事などでどうしても帰宅時間が遅くなってしまうという方も多いですよね。
そんなときは照明の光が当たらないようにデグー用の部屋を用意しておいたり、ケージをタオルで覆ったりしましょう。

◆昼間はケージを明るい場所に置く

夜に暗くするだけでなく、昼間は明るくする必要があります。
日中に家をあける場合、カーテンを閉めて出かける方も多いと思いますが、昼間もカーテンを開けっぱなしにするようにしましょう。

また、窓際は明るくて暖かいですが、窓際にケージを置いてしまうと、特に夏場は熱中症になってしまう危険性があります。
そのため、直射日光は避けて、明るい場所にケージを置くようにしましょう。


まとめ

いかがでしたでしょうか。
この記事では、夜行性になってしまったデグーを昼行性に戻す方法をご紹介しました。

デグーの生活リズムは、良くも悪くも飼い主さんの影響を大きく受けます。
夜行性になってしまったとしても、昼行性に戻す方法はどれも難しいものではないので、すぐに実行してみてくださいね。

ぜひ、こちらの内容を参考にして、これからもデグーとの日々を楽しんでくださいね。



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