ペットで鳥を飼うのが向いている人は?鳥の魅力と注意点をご紹介

2022.07.23

ペットで鳥を飼うのが向いている人は?鳥の魅力と注意点をご紹介

「鳥を飼いたい!」と思ってもなかなかお迎えする勇気が出ない方は多いと思います。 自分が鳥を飼うことに向いているのか向いていないのか、また鳥を飼う場合、鳥の魅力と、鳥にどのような配慮が必要かを記事にしました。ぜひ読んでいただき、鳥を飼うきっかけになればと思います。

【目次】
1.鳥を飼育する魅力とは?
 1-1.見て癒される
 1-2.鳴き声に癒される
 1-3.好きなカラーや好きな見た目が選びやすい
 1-4.長生きする種類が多い
 1-5.つがいでの飼育も楽しい
 1-6.飼育スペースが比較的小さめ
 1-7.愛情にこたえてくれる

2.鳥を飼育するうえで覚悟が必要なこと
 2-1.香水やアロマオイルが使えない
 2-2.長期間家を空けられない
 2-3.医療費が高額になりがち
 2-4.放鳥が必要
 2-5.あちこちでフンをしてしまう
 2-6.鳴き声が響く
 2-7.噛むこともある
 2-8.毎日お掃除が必要
 2-9.年中温度管理が必要
 2-10.犬や猫と同時に飼うのは難しい

3.鳥の飼育が向いている人
 3-1.家にいることが多い人
 3-2.寛容な人
 3-3.鳥の変化に気付ける人
 3-4.しっかりしている人

4.鳥との暮らしは幸せいっぱい!

5.まとめ


鳥を飼育する魅力とは?

鳥の魅力

◆見て癒される

鳥の一つ一つのしぐさはとても愛らしく、見ていてすごく癒されます
鳥の種類や性格、オスメスによって動きの一つ一つが全く違い、個性豊かで魅力的です。

◆鳴き声に癒される

鳥はさまざまな鳴き声を聞かせてくれて、飼い主さんを癒してくれます。
コミュニケーションとして鳴くので、鳥がいる生活に慣れてくると、おうちの鳥が機嫌が良いのか不機嫌なのか、どのような気分で鳴いているか分かるようにもなります。
お喋り上手な鳥であれば、飼い主さんの言葉を真似てお喋りしようとする鳥もいるので、よりコミュニケーションがとても楽しくなります。

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◆好きなカラーや好きな見た目が選びやすい

鳥は同じ種類でもカラーバリエーションや模様が豊富です。
そのため、自分の好みのカラーの鳥を選ぶ楽しみがあります。
鳥を単頭飼いで飼うのも良いですが、多頭飼いで色々なカラーの鳥と暮らすことができるのも魅力の一つです。

◆長生きする種類が多い

動物はどうしても人よりも寿命が尽きてしまいます。
特に犬猫以外の小動物は短い寿命が多く、別れがとても辛くなってしまうことがあると思います。
ですが、小動物の中でも鳥は比較的、長生きなので、長く一緒に暮らすことができます。
よく飼育される人気ある鳥を代表としてあげると、文鳥やセキセイインコは約7~8年、カナリアは約10年、コザクラインコやボタンインコは約15年、オカメインコは18~20年といわれています。
文鳥やセキセイインコよりも小さいキンカチョウは約3~5年と言われていて、十姉妹は上手に飼えば約10年生きてくれる個体もいるようです。
体が小さい鳥でも小動物の中では長生きではないでしょうか。
ヨウムなど大きいサイズの鳥は約40年以上です。体が大きいサイズになればなるほど、長寿な種類が多いです。
少しでも一緒にいられるのはすごく幸せですよね。

◆つがいでの飼育も楽しい

単頭飼いでしっかり愛情注いで飼うのもいいですが、つがいもおすすめです。
一人暮らしの方やお仕事が忙しい方、長時間、1羽でお留守番させてしまうと、もともと群れの生活が好きな鳥にはストレスになってしまいます。
ストレスを溜めると、毛引きや過剰な呼び鳴きなど起こしてしまいます。
多頭飼いやつがいで飼うことで、寂しい思いをさせなくてすみますし、何より鳥それぞれ個性豊かで性格も違う行動を見て飼い主さんも癒されるでしょう。
単頭飼いより多頭飼いは、ケージスペースをしっかり確保してあげてください。

◆飼育スペースが比較的小さめ

鳥は鳥専用の飼育ケージでほとんど過ごします。
ケージは他の動物より比較的小さめのスペースで飼育することが可能です。

◆愛情にこたえてくれる

人に馴れている手乗りの鳥や飼い主さんをパートナーと認めた鳥は、こちらの愛情に沢山答えてくれますし、鳥から沢山愛情を表現してくれます。
鳥の種類によっては、飼い主さんに向けて沢山おしゃべりやさえずりをしてくれたり、一緒におもちゃで遊ぶこともできます。
なにより、飼い主さんの肩や手などに乗って無防備な姿で寝てくれる姿を見せてくれるようになります。
どうしても鳥は野生化では、他の動物に襲われてしまう生き物です。
そのため無防備な姿をあまり見せない生き物ですが、飼い主さんが鳥に沢山愛情を注いでお世話をすると、このような無防備な姿も見せてくれるようになります。

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鳥を飼育するうえで覚悟が必要なこと

インコ

◆香水やアロマオイルが使えない

香水やアロマオイルが鳥にとって有害、有毒です。
匂いが強い物、制汗剤スプレーや消臭剤など、鳥にとって刺激物になるため中毒死や呼吸不全を起こしてしまう可能性があります。
原因はハッキリとはまだされていませんが、部屋全体に匂いが行き渡るアロマフォーサーの使用で落鳥してしまった報告があります。
できるだけ使うことは控えるか、使用した際はすぐに換気したほうがいいでしょう。

◆長期間家を空けられない

鳥は長時間のお留守番が苦手です。
新鮮なお水や餌を準備してあげて、お留守番は一泊が限界です。
それ以上お留守番させてしまうと、水や餌が傷みやすくなってしまい不衛生になります。
長期でお留守番させないといけないときは、お世話を頼める知り合いやペットシッターを頼みましょう。
できたら鳥をお迎えする前に、万が一、長期で飼い主さんが家を空ける場合を考えて、事前に知り合いにお願いをしたり、ペットシッターを探しておくと良いでしょう。

◆医療費が高額になりがち

病気やケガで体調を崩してしまったとき、診察代、検査代、薬代はかかります。状況によって手術代、入院代もかかることもあります。
手術がなくても、鳥の体調の経過を見るために通院することが多いので、何回も病院に通うことになるでしょう。
そのため医療費が高額になりがちです。
さらに犬猫に比べて、鳥を診てくれる病院はまだまだ少ないです。家から遠い動物病院に通うこともあるかもしれません。
そして鳥のペット保険の扱いが少ないため、自己負担額が医療費全額になる場合が多いため高額になりがちです。
ペットショップでは鳥をお迎えする際に、ペット保険への加入案内をしてくれる場合もあります。
おうちの鳥が健康で長く暮らしていくためにも、ペット保険は加入しておくといいでしょう。
できたら、鳥をお迎えする前に、飼い主さんが通える範囲に鳥を診てくれる動物病院があるか見つけておくのもおすすめです。

◆放鳥が必要

鳥はケージのみで暮らすと、狭くて運動不足やストレスが溜まってしまいます。
それらを防止するために、できたら1日1回放鳥をしてあげなくてはいけません。

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◆あちこちでフンをしてしまう

鳥は飛ぶために体を軽くしておかなくてはいけません。
そのため、糞を溜めておくことができず、あちこちに排泄してしまいます。
特に放鳥時は色々な場所へ飛んで移動するので、あちこちに排泄してしまいます。

◆鳴き声が響く

色々な鳴き声を鳴いてくれる楽しみはありますが、
その鳴き声は、体の大きさに比例して大きな鳴き声になりますが、小鳥でも飼い主さんを呼ぶときなど何か要求があるとき、発情期のときなど、強く大きく鳴くことがあります。
マンションやアパートなど集合住宅では、鳴き声が響きやすく感じるかもしれません。
鳥をお迎えする前に、前もって大家さんに飼うことを伝えたり、周りの住民に鳥の鳴き声について伝えておくと、近隣トラブル防止にもなるでしょう。

◆噛むこともある

鳥はクチバシがあります。
鳥自身の感情を鳴いて表現することもありますが、クチバシを使って表現する場合もあります。
鳥が噛むときは怖がってしまったり怒ったときなど、必ず理由があります。
噛まれてしまった場合、怒るのではなく、なぜ鳥が噛むのかを知り、噛む対策を考えてあげることが大切です。

◆毎日お掃除が必要

鳥のケージは、排泄物や落としてしまった餌やシードの殻などで汚れてしまいます。
ケージ底の掃除や餌や水も取り換えるなど毎日ケージ内の掃除は行いましょう。

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◆年中温度管理が必要

鳥は寒さに弱いので、年中、温度管理が必要です。そのため電気代がかかります。
冬場は鳥ケージの中の温度を調節するペット用のヒーター、温度を一定に保ち調節するサーモスタットが必要です。
夏場は部屋の中の温度を調節するためにエアコンや扇風機もつけ続けなくてはいけません。

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◆犬や猫と同時に飼うのは難しい

基本的に犬と猫と一緒に飼うのは難しいです。
なぜなら犬猫には狩猟本能があるからです。
犬猫にとって遊びで鳥に向かって行ったとしても、鳥はとても怖い思いをしてしまいます。
最悪の場合、鳥が怪我をしてしまう、ショック死してしまうことも可能性としてあります。
ですが絶対に一緒に飼っていけないわけではありません。犬と猫、鳥を一緒に飼っている方はいます。
できたら最初、鳥をお迎えしたときは犬猫と部屋を別にして飼う、悪戯させない工夫をして、少しずつ環境に慣れてきたら、鳥をケージに入れたまま短時間、飼い主さんが見ながら犬猫に会わせ、相性をじっくり観察しましょう。
飼い主さんは犬猫には鳥に悪戯をしない環境作りを、鳥には怖い思い、驚かせない環境作りを意識してあげましょう。


鳥の飼育が向いている人

◆家にいることが多い人

鳥は長期的お留守番が難しく、群れで暮らす習性があります。
そのため、できるだけ家に飼い主さんがいるほうが、鳥の心の負担は軽減されるでしょう。

◆寛容な人

放鳥時にあちこちしてしまうフンの処理や、いたずら、壁紙やカレンダーをちぎるなどが許せる人は鳥の飼育に向いているでしょう。
いくら寛容な方でも、お金など千切られてはいけない物を悪戯されてしまったときは怒りたくなるでしょう。
必ず悪戯してほしくない物は、放鳥前に鳥が触らない場所に片づけを行いましょう。

◆鳥の変化に気付ける人

鳥は体調不良を隠す生き物です。
飼い主さんに弱った姿を見せるときには、最悪の場合、体調がかなり悪化している状態になってしまっていることもあります。
鳥の変化に気づくためにも、日頃、鳥とコミュニケーションをとるときに、鳥の仕草や行動をよく観察してことで健康チェックを意識して行いましょう。

◆しっかりしている人

鳥は放鳥時の脱走や事故が起こってしまうことがあります。
そのような不幸な事故が起きないよう、放鳥時はしっかり鳥を見て注意が払うことが必要です。
特に放鳥時はトラブルが起こりやすいので、どんな方でも放鳥している鳥をしっかり見守れるようにしましょう。


鳥との暮らしは幸せいっぱい!

毎日ケージの掃除が必要だったり、適温度の調節や放鳥、健康チェックなど、鳥のお世話がとても大変に感じてしまったかもしれません。
ですが、こまめなお世話は、犬猫、小動物全てに言えることです。
鳥は人に馴れるとコミュニケーション上手で、色々な可愛らしい仕草を見せてくれます。
鳥にしかできない美しい鳴き声を聞かせてくれることもあるでしょう。
鳥と暮らすことで得られる幸せは沢山あります。


まとめ

自分に合った鳥をどんな鳥なのか、お世話ができるかなど想像し、鳥を飼う前に、「万が一、長期でお留守番させることになったとき」「診てくれる動物病院の確認」など調べて準備しておくと、実際に鳥を飼ったときに飼い主さんが落ち着いて対処できると思います。
鳥がいる生活はとても幸せで癒されます。
ぜひ鳥のいる暮らしへ一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

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まるいやま

まるいやま

まだ幼い息子と個性豊かな小動物(フェレット、文鳥、キンカチョウ、レオ パ、ハリネズミ)と毎日笑って癒され暮らす母。


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