フェレットはなぜハンモックが好きなの?フェレットの習性から解説します!

2022.09.19

フェレットはなぜハンモックが好きなの?フェレットの習性から解説します!

小顔で愛嬌のある表情を持つフェレット。 ペットとしても人気で、ハンモックでスヤスヤ寝ている顔には癒される人も多いでしょう。 今回はフェレットがハンモック好きな理由について、習性も交えて説明していきます。

【目次】
1.フェレットは好奇心旺盛でヤンチャな子

2.フェレットがハンモックを好むのはどうして?
 2-1.【理由1】ハンモックで眠るのはフェレットにとって心地良いから
 2-2.【理由2】フェレットの好奇心をくすぐるから
 2-3.【理由3】狭いところがホッとするから
 2-4.【理由4】素材感が好きだから
 2-5.【理由5】暖かいから
 2-6.【理由6】ひんやりしたいから
 2-7.【理由7】何かを隠す場所として使いたいから

3.フェレットのハンモックで注意すべきポイントとは?
 3-1.適度なタイミングでお手入れする
 3-2.ハンモックが破損していないかチェックしよう
 3-3.季節に応じて素材を変えるのもおすすめ
 3-4.手作りするときは、とにかく安全性を重視する

4.まとめ


フェレットは好奇心旺盛でヤンチャな子

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まずは、フェレットの性格からお話します。

フェレットの大きな魅力と言えば、“天真爛漫な性格”でしょう。

「初めての人には警戒心を表す」といった動物も多い中、フェレットは友好的に自ら興味津々で近付いてくれる性格です。
人間の幼児に近いイメージで、無邪気に自分の気持ちを表してくれます。
その純粋さに、心惹かれる人もいるのではないでしょうか。

飼い主さんと遊ぶのはもちろん、一人でだって楽しそうに遊んでくれるでしょう。
遊んでいたかと思えば、スヤスヤと眠っている…。
目まぐるしく活動しているフェレットの様子は、見ていて飽きません。

そんなマイペースで明るいフェレットと暮らすと、こちらまで気持ちが晴れ晴れとしてきそうですね。

ただし、ここまでお伝えした性格は、あくまでも“傾向”です。

なかには「ちょっと人見知り」「気が強い」「慣れるまで時間がかかる」など個体差があります。

フェレットは、繁殖場(ファーム)によって体格や性格もやや異なると言われていますが、日本で流通量が多いのは、人懐こいタイプです。

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フェレットの種類や特徴、飼い方について紹介!必要なグッズは?

皆さんはフェレットというイタチ科に属する肉食性の小動物をご存じでしょうか。 古くからヨーロッパで飼育されており、現在では世界中で飼われています。 1995年ごろから、日本でも本格的にペットとして認知されるようになりました。 今回は、フェレットの基本的な情報や飼育環境、具体的な飼い方についてご紹介します。 これからフェレットを飼いたいと思っている方の参考になれば幸いです。

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フェレットがハンモックを好むのはどうして?

フェレットを飼育するには欠かせないと言われているハンモック。
ペットのフェレットは自ら好んでハンモックを使っているように見えます。
ハンモックで過ごしているとき、「楽しい」「安心している」という様子が伺えます。

フェレットがなぜハンモック好きなのか…、フェレットの習性も交えつつ読み解いていきましょう。

◆【理由1】ハンモックで眠るのはフェレットにとって心地良いから

フェレットは、ハンモックで眠るときに心地良さを感じているようです。

フェレットの毎日は「起きる」「エサを食べる」「遊ぶ」「トイレをする」「寝る」といった繰り返しです。
個体差によって異なりますが、1回の睡眠時間は3~4時間程度、1日なら15~20時間前後も眠るでしょう。

人間のようにまとまって眠るわけではありませんが、いったん眠ると睡眠は深めで、ちょっとやそっとでは起きないほど…。
“ぐっすり眠る”という表現がぴったりです。

そんなフェレットには、安眠を叶えてくれるアイテムが必要。
ハンモックなら、程よい揺れ感でフェレットの安眠を叶えてくれるでしょう。

普段はやんちゃで遊び好きな疲れたとき、ゆっくりと安眠できるアイテムです。

◆【理由2】フェレットの好奇心をくすぐるから

ハンモックは、何にでも好奇心を示すフェレットを惹きつけるアイテムのようです。

天真爛漫なフェレットは、何かを探索しながら遊ぶのが大好き。
本能のままに、明るく動きまわります。

そんな習性からか、シンプル過ぎるケージでは暇を持て余すようです。

ハンモックを吊り下げて遊べるようにすると、さまざまな変化が感じられてフェレットも大喜びでしょう。

フェレットの寝床として「床に置くタイプのベッド」もありますが、ケージの上の方にあって揺ら揺ら動くハンモックの方が、フェレットの好奇心・冒険心をくすぐります。
“眠る場所”という以外に、“楽しく遊べる場所”となるでしょう。

フェレットの「小さな頭+細長い体+短い足」を見るとイメージしやすいかもしれませんが、狭い空間に潜り込む習性があります。

ペットとして飼われている“フェレット”は、もともとイタチを家畜化したものです。
ずいぶん古くから人間の生活に役立ってくれていた動物で、ヨーロッパでは狩猟時に重宝されていました。

ウサギなどの巣穴に潜って追い出し、人間がそれを狩猟したり、家に住み着くネズミを退治するのにも役立っていたと言います。

狭くて暗いところに潜り込むのは、そんな習性からきているものです。
狭いところを見ると潜りたくてうずうずするのかもしれませんね。

そのため、穴あきで潜り込めるような構造のハンモックを見るとワクワクするのでしょう。
トンネルのような形状になっていると、とても喜ぶようです。

◆【理由3】狭いところがホッとするから

潜り込める構造のハンモックの狭い空間に、フェレットは安心感を抱くようです。

「ブランコのようなハンモック」
「シンプルに布を張っただけのハンモック」
「ポーチのようなハンモック」
「トンネルタイプのハンモック」
「小さな穴があいて潜れるハンモック」
「箱型のハンモック」
など、フェレット用のハンモックにはいろいろなデザインや素材があります。

多くのものはフェレットが喜ぶようにデザインされています。
そんななかでも是非とも使ってみたいのが、穴があいて中に入れるタイプのハンモックです。

フェレットの「穴のなかに入りたい」という習性を刺激してくれるでしょう。

現在のフェレットの祖先となる「ヨーロッパケナガイタチ」は、地面に巣穴を作る習性がありました。
そのため、その血を受け継ぐフェレットも狭い空間が大好き。
お部屋では、ソファーの下、タンスの影、テレビの裏…といったように、ついつい暗く狭いところを求めてしまう習性の持ち主です。
自分の体が入り込めるような部分があると思わず突入してしまうのです。

中に潜り込めるタイプのハンモックに入ると、包み込まれるような安心感を抱くようです。

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◆【理由4】素材感が好きだから

フェレットには穴に潜る習性がありますから、体が何かにぴったりと寄り添っていると安心します。

選ぶ商品によって素材は異なりますが、体にフィットしたときに心地良さを感じることができれば、フェレットがハンモックを好んで使うようになるでしょう。

◆【理由5】暖かいから

フェレットは被毛に覆われていますから寒さに強そうな印象があります。

でも、室内温度によっては「寒い」と感じて“暖”を求めるでしょう。

ハンモックの素材はたくさんの種類がありますが、“暖”が欲しくなる冬季にはフワフワした素材のハンモックにフェレットは癒されます。
人間のようにお布団をかける習慣はありませんが、穴に潜って暖をとる習性があります。

潜り込めるタイプのハンモックなら、冬季になってもフェレットの寒さを和らげてくれるでしょう。

◆【理由6】ひんやりしたいから

ハンモックに温かさを求める季節もありますが、逆に夏には、フェレットが“冷”を求めてハンモックで過ごすことがあります。

夏用ハンモックには、フェレットが涼しく過ごせる工夫をしているものが多いです。

通気性のよいメッシュ素材のハンモック、保冷剤を入れてヒンヤリが実現できるハンモック、触れるとひんやりが持続する素材のハンモックなどさまざまあります。

特に、メッシュ素材のハンモックなら、フェレットが寝た時にお腹側からも通気ができて涼しいでしょう。

◆【理由7】何かを隠す場所として使いたいから

フェレットには、「ものを隠す」という習性があります。
これは、フェレットの祖先となるイタチから、現在にまで引き継いでいる習性です。

野生のイタチは自分で捕獲した獲物をそこで完食せずに、「後から食べよう」と持ち帰ることがあります。

フェレットも、「誰にも見つけられたくない」という思いからか、さまざまな場所におやつやおもちゃを隠したりもします。

そんなフェレットの隠し場所のひとつとなるのがハンモックです。
「ここなら誰にも見つからないだろう」とハンモックに隠しているフェレットを見ると、何だか心が和みますね。


フェレットのハンモックで注意すべきポイントとは?

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フェレットが楽しそうにハンモックで過ごしている姿はとても可愛らしいものです。
そこで、フェレットのハンモックで注意すべき点をいくつかピックアップしました。

◆適度なタイミングでお手入れする

睡眠中や遊びにおいて、フェレットが多くの時間を過ごすハンモック。

常にお肌と被毛を密着させているため、抜け毛やトイレ砂、食べ物のかす、皮脂など、さまざまな汚れがハンモックに付きます。
フェレットが不衛生にならないように、定期的に洗濯しましょう。

「手洗い・洗濯機」のどちらにしても、抜け毛を粘着テープなどで取り除いてから水に濡らして洗うことをおすすめします。

洗濯機で洗う時には、ハンモックについている金具が壊れるリスクがあるため、洗濯ネットを使うといいでしょう。

また、人間用の洗剤では動物のニオイが取り切れないことも。
ペットの布製品に効果がある「ペット用洗濯洗剤」を使うと、汚れやニオイの除去、そして除菌も可能です。

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◆ハンモックが破損していないかチェックしよう

布地を吊り下げて使うハンモックは、フェレットの体重、そして動きが加わっています。

使い続けているうちに、生地がよれるなどの劣化や、縫い目が弱くなったりなどの破損が現れてくるかもしれません。
使う頻度にもよりますが、半永久的に新品状態を保てることはないのです。
劣化しているのに使い続けると、フェレットがハンモックから落下する事故のリスクも高まるでしょう。

また、フェレットのハンモックには、ケージに取り付けできるように「ナスカン」と言われる金具がついています。
ここも負荷がかかる部分ですから、劣化が心配です。

素材によっては洗濯を繰り返すうちに強度が失われることもあります。
時々、ハンモックの破損状態をチェックして、フェレットが安心して使えるようにしましょう。

◆季節に応じて素材を変えるのもおすすめ

フェレットにとってのハンモックは、安眠するための寝床です。
1日のうちの長時間を睡眠に費やすフェレットにとって、ハンモックは快適だからこそ“好きなスペース”です。
肌寒い冬に冷たい素材、逆に暑い夏にモフモフの素材など、季節に合っていなければ快適とは言えないでしょう。

そこで、ハンモックは季節によって使い分けられるように、いくつか持つのもおすすめです。

◆手作りするときは、とにかく安全性を重視する

フェレットのために、ハンモックを手作りする飼い主さんも増えています。
生地選びやデザインなど、愛するフェレットを思いながら作っていく過程も楽しいものですよね。

ただ、市販の商品と違い、手作りでは「縫い方」「強度」などに気を使わなければ安全性がともないません。

フェレットの体重をしっかりと支えられるように、「耐久性のある生地」「強度のある糸」などを使い、破損がないように安全性を重視して作ることも大事です。


まとめ

フェレットがハンモックを好むのは、「心地良い」「狭くて安心感がある」「楽しい」などの今回お伝えしたような理由が考えられます。
「狭い空間が大好き」というフェレットの習性もありますから、小さい穴から出入りできるタイプを選んであげると、きっと喜んでくれるでしょう。

また、フェレットがハンモックを使うとき、体をぴったり密着させます。
室温によっても使い心地が変わってしまうため、季節に応じた素材を選ぶのもおすすめです。
フェレットの汚れやニオイなどもつきますから、布製のハンモックは定期的にお洗濯してお手入れをしましょう。
洗い替えとして、複数準備しておくと安心です。

フェレットが楽しそうにハンモックを使ってくれると、飼い主さんとしても嬉しいですよね。

フェレットの習性を理解しながら、愛するフェレットにぴったりのハンモックを準備してあげてくださいね。



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