1.デグーはげっ歯類!
1-1.常生歯という一生伸び続ける歯がある
1-2.デグー以外のげっ歯類の動物は?
2.デグーのケージから「ギリギリ」「ギシギシ」音が聞こえたら?
2-1.歯ぎしりをしている
3.デグーが歯ぎしりする理由
3-1.歯がかゆい
3-2.感情表現
3-3.体調不良
4.よだれを垂らしながら歯ぎしりしているのは「不正咬合」のサインかも
4-1.不正咬合ってどんな状態?
4-2.不正咬合の症状は?
4-3.不正咬合はなぜダメなの?
デグーはげっ歯類!
デグーは、見た目が可愛いだけでなく、とても賢く、世界中でペットとして愛好されています。
そんなデグーは、ネズミ目デグー科に分類されるげっ歯類(げっしるい)の動物で、げっ歯類特有のケアが必要です。
では、げっ歯類の動物にはいったいどのようなケアが必要なのでしょうか?
ここでは、デグーのようなげっ歯類の動物の特徴と、げっ歯類にはデグー以外にどのような動物がいるのか?について、ご紹介します。
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◆常生歯という一生伸び続ける歯がある
げっ歯類の動物の最大の特徴は、一生伸び続ける歯「常生歯」です。
げっ歯類の動物の中のマウス・ハムスターなどは「切歯」、ウサギやチンチラ、デグーは全ての歯がこの「常生歯」にあたります。
とにかく、一生伸び続けるため、適切な長さを維持できるよう、日ごろから牧草を食べたり、かじり木を齧ったりしながら、伸びた歯を削る必要があります。
げっ歯類の動物たちは、このようなケアをごく自然に行っており、飼い主さんは、常に牧草が食べられる状態にしておいたり、かじり木のような、齧って歯の伸びすぎを防げるようにしておいたりする環境づくりが必須です。
万が一、常生歯のケアをしないでいると、咬み合わせが悪くなり、ものが食べられなくなるなど体調不良の原因となります。
◆デグー以外のげっ歯類の動物は?
げっ歯類とは、哺乳類の1つネズミ目の動物を指します。
さらにネズミ目は、「デグー科」や「ネズミ科」「リス科」「テンジクネズミ科」「ヤマアラシ科」「ヤマネ科」などに分類されます。
ネズミ科の動物
ハツカネズミ、クマネズミ、スナネズミ、ファンシーラットなどがネズミ科に分類されます。
リス科
エゾリスやニホンリスはリス科に分類されます。
さらに、ムササビやモモンガ、プレーリードッグなどもリス科の動物です。
テンジクネズミ科
モルモット、カピバラなどがテンジクネズミ科に分類されます。
その他、ヤマネやヤマアラシなどもげっ歯類のなかのネズミ目に分類される動物です。
デグーのケージから「ギリギリ」「ギシギシ」音が聞こえたら?
デグーのケージから「ギリギリ」とか「ギシギシ」とかいう音が聞こえてきたら、驚きますよね。
デグーは、とても賢い動物のため、さまざまな方法で感情を表現しますが、鳴き声で感情を伝えようとしているのでしょうか?それとも?
今回は、デグーのケージから聞こえてくる「ギリギリ」「ギシギシ」といった音の正体について、ご紹介します。
◆歯ぎしりをしている
デグーのケージから聞こえてくる「ギリギリ」「ギシギシ」といった音の正体は、ずばり「歯ぎしり」です。
実は、デグーだけでなく、うさぎやハムスターといった動物も歯ぎしりをします。
さらに、歯ぎしりには、喜びの表現や威嚇、仲間を呼ぶなど、さまざまな理由があります。
もちろん、デグーの歯ぎしりにも理由があります。
ケージから歯ぎしりが聞こえてくるのは、どのようなときですか?
歯ぎしりするタイミングとそのときの状況を鑑みると、どうして歯ぎしりしているのか?その理由が見えてきます。
デグーの歯ぎしりが気になるようになったら、是非、どのようなタイミングで歯ぎしりをしているのか、行動を観察してみてください。
デグーが歯ぎしりする理由
デグーが突然歯ぎしりをしだしたら、驚くと共に、少し心配になったりするでしょう。
デグーが歯ぎしりをするのには、体調の変化や感情表現など、大きく分けると次の3つの理由のいずれかであると考えられます。
●歯がかゆい
●感情表現
●体調不良
デグーが歯ぎしりをしたとき、気分が良いのか、悪いのかが理解できたら安心です。
ここでは、デグーが歯ぎしりする3つの理由について、それぞれ解説していきます。
◆歯がかゆい
デグーは、一生歯が伸び続ける「常生歯」が特徴で、特に成長期の子供のデグーは、伸びる歯がかゆく歯ぎしりをすることが多いといいます。
幼体のデグーの歯ぎしりが気になるようになったときは、歯が生えるときのムズムズする感じが理由である可能性があります。
◆感情表現
うさぎは嬉しいときに、ハムスターは威嚇するときに歯ぎしりするといわれています。
デグーも、感情表現として歯ぎしりをすることがありますが、デグーの歯ぎしりは嬉しいときだけでなく、寂しいときにも見られる行動です。
そのため、デグーが歯ぎしりをしたときは、デグーの様子も加味しながら、どのような感情かを読み取る必要があります。
しかも、デグーは歯ぎしり以外に、鳴き声や表情などでも感情を表現することがあります。
お互いに理解しあえるよう、日頃からじっくり観察するようにしてあげてください。
◆体調不良
デグーは、体調の悪いときに歯ぎしりすることもあります。
体長が悪いときは、歯ぎしりだけでなく、あまり動かなくなってしまったり、食欲が落ちたりするなど、他にも気になる行動が現れます。
歯ぎしりに加え、デグーの様子がいつもと違うと感じたときは、速やかに獣医師の診察を受けましょう。
よだれを垂らしながら歯ぎしりしているのは「不正咬合」のサインかも
もしも、デグーが歯ぎしりをしているときによだれを垂らしているような場合は、葉が伸びすぎている、いわゆる「不正咬合」を起こしている可能性があります。
牧草の食べは減っていないか、かじり木はしっかりと齧っているか、様子を確認してみましょう。
そもそも、不成咬合とはいったいどのような状態なのでしょうか。
また、不正咬合には、どのようなデメリットが考えられるのでしょうか。
ここでは、不正咬合という病気について、解説していきます。
◆不正咬合ってどんな状態?
不正咬合とは、歯が伸びすぎてしまう、反対に、歯が欠けてしまうなどの理由から、歯並びが悪くなったり、上顎と下顎の位置がずれたりして、上下の歯がうまく咬みかみ合わない状態のことをいいます。
不正咬合を起こすと、食欲が落ちたり、歯が抜けてしまったり、口腔内で感染症を起こしたりするなど、健康に重大な悪影響を及ぼすことがあります。
さらに、齧ることができなくなり、歯がどんどん伸びていくという悪循環に陥ることから、不正咬合を発症すると、治療が必要となります。
◆不正咬合の症状は?
歯が伸び続けるデグーにとって、不正咬合は、単に咬み合わせが悪いで終わる病気ではありません。
デグーが不正咬合を起こすと病院での治療が必要になるため、できるだけ早く見つけ、診察・治療につなげる必要があります。
もしも、歯ぎしりだけでなく、デグーに次に挙げるような症状がみられるときは、不正咬合疑う必要があります。
◎よだれが多くなる
口元がうまく閉まらず、唾液を上手く飲み込むことができなくなることから、よだれの量が増えます。
◎食欲が落ち、体重が落ちる
咬み合わせの悪さや口腔内にできた傷の痛みなどにより、食欲が減退し、体重が落ちていくことがあります。
◎目ヤニや涙が出る、眼球が突出してくる
臼歯の根元が伸び続けることにより、鼻涙管が圧迫され、涙が出やすくなります。
さらに、臼歯が伸び続けたり、感染症などから口腔内が腫れたりすることで眼球を圧迫し、眼球が突出してくることがあります。
◎口元を気にするようになる
口の中の違和感から、前足で口元を気にするようなしぐさを見せることがあります。
◆不正咬合はなぜダメなの?
デグーが不正咬合になってしまうと、伸びてしまった歯を削ったり、悪くなってしまった歯列を整えたりするなどの治療を施す必要があります。
さらに、口腔内に歯以外の異常が見られたときは、併せて治療が必要です。
デグーが不正咬合を発症すると、完治することは難しく、定期的に通院し、歯が伸びすぎていないかをチェックしたり、伸過ぎている歯を削ったりするなどの治療を受ける必要が出てきます。
しかも、動物の歯を削るなどの治療には、麻酔を用いる必要があります。
特に、デグーのような小動物にとって、麻酔はそれだけでリスクとなります。
このような点からも、デグーにとって不正咬合はダメなのです。
飼い主さんは、牧草など繊維質の多いものを食べる、気に入って齧ってくれるかじり木を与えるなど、最大限、不正咬合にならないような生活を心がけてあげる必要があります。
まとめ
今回は、デグーが歯ぎしりをする理由、さらに、歯ぎしりから疑われる病気「不正咬合」について、解説してきました。
デグーはとても賢い動物で、鳴いたり、歯ぎしりしたりするなど、飼い主さんに気持ちを伝えようとするような行動をとります。
もちろん、デグーの歯ぎしりには、喜びを伝えたり、悲しみや寂しさを伝えたりするなど、感情表現をしている場合もありますが、デグーの様子や行動によっては、重大な病気のサインである可能性も考えられます。
このようなことから、歯ぎしりが気になるようになったら、いつもより多く様子を確認し、他に気になる様子や症状が見られないか、チェックするようにしましょう。
万が一、歯ぎしり以外に気になる様子が見られるようであれば、速やかに獣医師の診察を受けてください。
そのためにも、デグーをお迎えするときは、事前にエキゾチックアニマルの治療が可能な動物病院を見つけておく必要があります。
人間にとっては簡単な歯の治療であっても、デグーの歯科治療は、多くの場合全身麻酔で行われます。
デグーの歯ぎしりは感情表現だ!といえるように、デグーが常に健康でいられるよう、常に健康的な生活を心がけてあげましょう。
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