爬虫類はなつくのか?なつく爬虫類の種類を紹介

2023.03.05

爬虫類はなつくのか?なつく爬虫類の種類を紹介

近年では、たくさんの種類のペットと暮らせるようになりました。 爬虫類もペットとして、徐々に浸透していき人気ですよね。 飼える爬虫類で懐く品種がいるのか、紹介していきます。


爬虫類は懐くの?

まずは爬虫類は犬や猫のように懐くことはあるのか、という点を紹介します。
犬や猫は飼い主さんに甘えたり、抱っこできたり、可愛らしい姿を見せてくれます。

爬虫類にそんな仕草が見られるのか、解説しましょう。

◆懐くというより慣れる

爬虫類は基本的に人に懐くというよりは、慣れるという表現が正しいでしょう、

人と同じ空間にいるのがストレスにならずに、お世話の時に身体を触らせてくれる個体は人慣れしていると言えます。

また、爬虫類は犬や猫のように飼い主さんに献身的に愛情表現をしたり、甘えた仕草を見せることはごくわずかです。

餌の時に飼い主さんの顔を覚えて、近くに寄ってきたり手から直接餌を食べると言った程度のふれあいは可能になります。

爬虫類は元々警戒心が強い品種が多く、単独行動が多いです。
SNSなどでは、稀に懐いた個体が飼い主さんの肩に乗ってきたり、頭を撫でられて気持ちよさそうにしている様子が見られますが、貴重なケースでしょう。

注意点としては、爬虫類は極度に緊張したり、嫌なことがあると体を硬直させたり、目をつぶってやり過ごすことがあります。
動かないからと過度にふれあいを行えば、ストレスから体調を崩す可能性もあります。

爬虫類は飼い主さんの顔を覚えたり、給餌の際に近づいてきたり、ある程度のコミュニケーションは可能です。

どちらかと言えば、野生の生態を観察したり、鮮やかな体色やケージ内のしぐさを観察して楽しむことが、爬虫類飼育の醍醐味になります。

次に初心者でも飼育しやすい、人慣れしやすい品種を紹介します。


人に懐く爬虫類

爬虫類は見た目もかっこよく、小さな品種もいるため、環境を整えれば賃貸でも飼育可能です。

温厚な性格であり、好奇心旺盛な傾向にあるのには爬虫類は人に慣れやすくなります。
比較的人になれやすい品種を紹介します。

◆フトアゴヒゲトカゲ

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ペットの専門店コジマより引用

オーストラリアに生息している、体長50センチ前後の中型の爬虫類になります。
立派な鱗と愛らしい顔つきから、ペットとしても人気の品種であり、比較的入手しやすいのが、魅力的です。

食性は雑食性であり、昆虫や野菜果物を食べます。
タンパク質の摂取は必要不可欠なため、肉食寄りにエサを準備しましょう。

人の手に乗せて触れ合うハンドリングも、フタアゴヒゲトカゲは可能でこちらに駆け寄ってきたり、懐くような仕草を見せてくれる時もあります。
過度なふれあいはストレスになりますので、ハンドリングは10分以内に切り上げて体調面を考慮して実施しましょう。

フタアゴヒゲトカゲは1万円〜3万円前後で購入可能であり、飼育費用は3万円前後になります。

📌【おすすめ記事】【フトアゴヒゲトカゲの飼育方法】生態、飼育環境、必要なグッズなど

◆ヒョウモントカゲモドキ

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ペットの専門店コジマより引用

手のひらサイズなことが魅力であり、綺麗な体色とつぶらな瞳が魅力の爬虫類になります。

名前にトカゲと入りますが、ヤモリの仲間でありレオパという愛称で親しまれています。

気性は穏やかでハンドリングも可能です。
身体が丈夫であり、爬虫類飼育の入門編としても人気があります。

食性は、肉食性であり昆虫を主食とします。
ミネラルやビタミンなどを添加して与えるようにしましょう。

ヒョウモントカゲモドキは8000円前後で購入可能であり、飼育費用は2万円前後になります。

📌【おすすめ記事】ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)の飼い方!カラーも模様も魅力的な爬虫類

◆ヘルマンリクガメ

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ペットの専門店コジマより引用

ヘルマンリクガメは、ヨーロッパを中心に生息するリクガメであり、日本の気候が生息地に近いことからも飼育しやすいリクガメになります。

ヘルマンリクガメは、厳密にいうと3種類いてそれぞれ大きさが異なります。
最大で30センチ前後に成長しますが、小さいものですと17センチほどです。

ヘルマンリクガメは初心者でも扱いやすく、購入価格は2万円前後になります。
飼育費用を含めると3万円前後になります。

ヘルマンリクガメは、攻撃性はほとんどなく、 穏やかですのでふれあいも楽しめますよ。

注意したいのは、寿命が30年前後あり長い時間一緒にいることになります。
長年飼い続ける飼育スペースや費用、終生飼育できるか計画的にお迎えするようにしましょう。

📌【おすすめ記事】ヘルマンリクガメを飼ってみたい!特徴や飼育のポイントについて紹介

◆イグアナ

イグアナ

ペットとして1番ポピュラーなイグアナはグリーンイグアナです。
グリーンイグアナは、比較的入手しやすく、臭いが少なくあまり鳴かない点が魅力になります。

グリーンイグアナは1メートル〜1.5メートル前後に成長します。
そのため、広々した飼育スペースが必要になり、登ることができる木などが必要になります。

一般家庭で飼育するためには、それなりの準備が必要になるため計画的にお迎えするようにします。

また、イグアナは攻撃性の少ない爬虫類ではありますが、身体が大きく鋭い爪を有するため、取り扱いには十分注意する必要があります。

生体は1万前後で購入可能ですが、飼育費用は5万円前後になります。

📌【おすすめ記事】グリーンイグアナは飼育可能?特徴や性格を紹介

◆コーンスネーク

コーンスネーク

ヘビの中でも温厚な性格で、120センチ〜150センチほどに成長するコーンスネークは、カラーバリエーションが豊富なヘビです。

女性にも人気の品種で、購入価格は1万円〜2万円前後です。
コーンスネークはハンドリングのしやすさも、ヘビの中ではトップクラスであり、初心者も飼育しやすい点が魅力です。

コーンスネークの飼育費用は、3万円前後で食性は肉食性で、冷凍マウスなどが必要になります。

温厚で大人しいコーンスネークは、ほとんど攻撃性がありません。
寿命は15年前後です。

📌【おすすめ記事】コーンスネークは初心者向けのヘビ?特徴と飼育に必要な基礎知識


爬虫類になつかない原因は?

爬虫類は人間に慣れることはあっても、懐くことはほとんどありません。
では、その原因はなんなのでしょうか?

詳しく紹介していきます。

◆爬虫類の習性がある

犬や猫は種類によっては群れを作り、集団行動をする習性があります。
しかし、爬虫類はそのような習性はありません。

集団行動をする習性のない爬虫類は、端的にいえば自分か敵か餌といった具体的な認識しかしません。

そのため、飼い主さんの存在をエサを調達してくれる存在など、具体的な認識しかできません。
人のいる環境を受け入れたり、気にならない存在に慣れることはできますが、集団行動する習性がないため、犬や猫のように甘えたりすることはないのです。

爬虫類を懐かせるためのポイントについて、次は紹介していきます。


なつかせるにはどうしたらいい?

元々懐くという性質がない爬虫類ですが、ある程度対策をすることで早い段階で人慣れをすることが可能です。

第一に、爬虫類は懐かないという爬虫類の性質を理解するのが大切になります。

また、上記で紹介した人慣れやすい品種をお迎えすることにしましょう。
爬虫類を早めに慣れさせるためには、幼体をお迎えするのが大切です。

ベビーをお迎えして、幼少期から人のいる環境に慣らしておけば、まっさらな方が環境を受け入れやすく、柔軟性もグッと高くなります。

幼少期の個体をお迎えするときの注意点として、健康な個体をお迎えするようにします。
抵抗力がどうしても弱く、環境の変化にも敏感な幼体は少しの変化でも体調を崩してしまいます。

爬虫類に明るい獣医さんも確保しておき、かかりつけ医としてチェックしておきましょう。

また、爬虫類を懐かせるためにはなによりも根気が必要です。
最終的に飼い主さんの手から餌を食べることができるようにすると、ハンドリングなどのふれあいもしやすくなります。

お迎えしてすぐは、可愛さや珍しさから構いたくなるものですが、飼育環境に慣れるまでは見守り過度に干渉しないようにします。

さらには、爬虫類が快適に生活に慣れるためには、温度と湿度管理が重要です。
水場の確保やバスキングライトなどの照明器具の準備を念入りに行いましょう。

慣れさせるために、焦りは禁物であり爬虫類の体調をよく観察しながら、短めに慣れさせていき、徐々に時間を増やしていきましょう。


まとめ

爬虫類は懐くのか、懐かせるポイントなどについて紹介しました。
爬虫類は元々懐く習性がないため、犬や猫のようなふれあいは難しいですが、幼少期から人慣れさせることにより、ハンドリングが簡単なコミュニケーションを楽しむことが可能です。

適度な距離感で、生態や仕草などを観察しながら飼うことが出来るのも爬虫類飼育の魅力ですね。

爬虫類飼育のポイントは、準備になります。計画的に飼育スペースを準備してお迎えすれば、楽しい爬虫類との生活をスタートさせることができますよ。

本記事が爬虫類に興味のある方の参考になれば、幸いです。



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