ナナイロメキシコインコはどんな鳥?
ナナイロメキシコインコは、南米やブラジル南東部に生息する背面が緑の羽毛をした、鮮やかなインコです。
そのカラフルな体色でペットとしても、人気があります。
ナナイロメキシコインコの特徴を紹介していきます。
◆特徴
その最大の特徴は、羽毛の色でありナナイロメキシコインコは、背面や翼の色が緑色になり、顔や腹面は黄色やオレンジといった色味をしています。
羽を広げると、七色に輝くことからナナイロメキシコインコの名前がつきました。
中型のインコに分類され、成長すると全長30センチ前後に成長します。
体重は、15gほどであり飼育スペースをきちんと確保できるならば、賃貸での飼育も可能です。
人慣れしやすく、飼い主さんを見つけると大きな鳴き声で呼ぶ特徴があります。
賃貸で飼育する場合には、ご近所トラブルや騒音対策を、しっかりとする必要があります。
◆性格
性格は非常に陽気で活発、好奇心旺盛で人慣れしやすいです。
飼い主さんの顔を覚えて、呼んだりと頭も良くコミュニケーションを取ることもできます。
おもちゃのやりとりや肩や手に乗せたり、簡単な遊びを楽しんだりと、触れ合いも可能なため親近感がグッと湧きやすいです。
賢いので、芸なども個体により覚えることができます。
同じく人気の似た容姿をしたコガネメキシコインコよりも大人しい個体が多く、比較的飼いやすいとされています。
初心者にも扱いやすいインコになりますよ。
注意したいのは、大きな声で呼び鳴きする点とおしゃべりはあまりしない、不得意な個体が多い傾向にあります。
◆寿命
寿命は15年前後であり、長い時間一緒に過ごすことが可能です。
その分、終生飼育することができるか、飼育スペースの確保など計画的にお迎えする必要があります。
大切に飼育すれば17年前後生きる個体もいます。
◆値段・購入方法
ナナイロメキシコインコは流通数が少ない点と、鮮やかな羽毛で需要が高まり6万円前後から購入可能です。
大型のオウムなどに比べれば、リーズナブルに購入できますが、それなりに値の張るインコになります。
購入場所は鳥類に力を入れているペットショップならば、購入できます。
流通数が少なかったり、その時期の入荷状況によりナナイロメキシコインコがすぐにお迎えできない場合もあるため、一度近くのショップに問い合わせしてみると良いでしょう。
ナナイロメキシコインコは鳴き声がうるさい?
ナナイロメキシコインコは人慣れしやすく、コンパニオンバードとして人気ですが、キーキーとやや高めの大きな鳴き声を出します。
呼び鳴きとも言われており、賢いナナイロメキシコインコは飼い主さんに要求があるときや甘えたい時に大きな声を出します。
お迎えする場合には、必ず防音対策をして騒音問題に対処できるようにしましょう。
芸達者なので、簡単な芸を覚えるナナイロメキシコインコですが、おしゃべりはあまり得意ではありません。
しかし、根気よく教えれば単語を覚えることもありますよ。
コガネメキシコインコとの違い
同じく人気な品種として、ナナイロメキシコインコと対比されるのが、コガネメキシコインコです。
最も違う点は、コガネメキシコインコはその名の通り、羽毛に黄色の部分が大多数を占めます。
ナナイロメキシコインコは緑の部分が多く、羽毛の色味により見分けることができます。
また、性格もナナイロメキシコインコの方が大人しく穏やかな個体が多い傾向にあります。
どちらを飼いたいかは飼い主さんの好みになりますが、初心者の方はナナイロメキシコインコがおすすめです。
ナナイロメキシコインコの飼育に必要なグッズ
ナナイロメキシコインコの基本的な飼育に必要なグッズは以下になります。
お迎え前の準備は大切です。
入念に飼育スペースを立ち上げてから、お迎えしましょう。
●食器
●止まり木
●巣箱
●鳥用おもちゃ
●餌
ナナイロメキシコインコは、動き回るのが好きですので中型用のケージを準備します。
高さが50センチ以上あるケージを準備しましょう。
ナナイロメキシコインコは、おもちゃで遊ぶことが好きで、おもちゃを使って飼い主さんとコミュニケーションを取ることを好みます。
数種類おもちゃを準備してあげましょう。
ナナイロメキシコインコは果実などの果物や種子などを食べます。
飼育下では、インコ用のペレットやリンゴ、小松菜などをバランスよく与えるようにしましょう。
シード類も好物になり、嗜好性が高くよく食いつきますが脂質が高いため与えすぎには注意しましょう。
ブロッコリーやリンゴ、小松菜、ベリー類なども与えすぎると主食のペレットを食べなくなってしまうため、おやつやご褒美として量を調節しながら与えるようにしましょう。
ナナイロメキシコインコは高い声で鳴くため、防音対策が必要だと紹介しました。
アクリル板や防音カバーなどがあるので、準備しておくと良いでしょう。
カバーは冬場の防寒としても役に立つため、準備しておきます。
ナナイロメキシコインコの飼い方
ナナイロメキシコインコの基本的な飼い方を紹介します。
無理なくスムーズに飼育をスタートするための参考にしてください。
◆環境
ナナイロメキシコインコは温暖な地域のインコですので、基本的には人が快適に過ごせる温度に設定していれば、問題ありません。
適温は、20℃〜25℃前後であれば問題ないでしょう。
冬場は寒くなりすぎないように、防寒カバーや暖房をつけて室温の上がり下がりがないように対策しましょう。
◆コミュニケーション
ナナイロメキシコインコを飼育する上でポイントとなるのが、コミュニケーションです。
ナナイロメキシコインコは陽気で甘えん坊な一面があり、なによりも飼い主さんとの交流を大切にするインコです。
そのため、できるだけ毎日放鳥する時間を取り、おもちゃで遊んだり、触れ合いをしたりしてコミュニケーションを取りましょう。
飼い主さんに構ってもらえずに、ずっとケージの中にいたり、お留守番が長くなるとストレスを感じて羽をむしったり、体調不良の原因にもなります。
健康的に過ごすためには、ナナイロメキシコインコとコミュニケーションをとる時間を必ず取るようにしましょう。
人懐っこく甘えん坊で遊び好きなナナイロメキシコインコは、一人の時間よりも飼い主と一緒の時間を大切にします。そのため、コミュニケーションとして毎日必ず放鳥を行いましょう。
触られることも好きなナナイロメキシコインコは、優しく撫でてあげたり、話しかけてあげたりすることで信頼関係を築く上でも重要になります。
愛情たっぷりに触れ合いを楽しみながら、絆を深めていきましょう。
さらには、ナナイロメキシコインコは鳴き声が大きくキーキーとした声で鳴くため防音対策が必須になりますが、南米原産のインコという点から、四六時中カーテンで日光を遮っているとナナイロメキシコインコのストレスの原因になり、あまり良くありません。
適度に日光浴をさせたり、日当たりと防音を両立できるようにするなど工夫して飼育スペースで快適に過ごせるようにしましょう。
一人暮らしの方や留守にしがちであまりナナイロメキシコインコに構う時間が取れない、と言う方は飼う前によく考えてみることが大切です。
ナナイロメキシコインコを飼う際の注意点
ナナイロメキシコインコは温暖な地域の出身のインコですので、定期的に日光浴をさせてあげましょう。
暖かい場所を好むため、騒音対策でカーテンを閉め切っていると思うように日光浴ができずに体調不良の原因になります。
また、ナナイロメキシコインコは丈夫で病気にもかかりにくい品種ですが、好奇心旺盛な性格でケージ内でもよく動くため、骨折や落下事故に注意しましょう。
さらには、お迎えの前に鳥類に明るい獣医さんを確保しておくのも大切です。
インコなどは体調が悪くなるとそのまま回復しないことも多く、体調不良を隠す個体も多いので、手遅れになってしまう可能性があります。
病気や怪我の早期発見のためには、定期的な診察が重要になりますので、かかりつけ医をあらかじめ確保しておくようにしましょう。
📌【おすすめ記事】インコに日光浴は必要?メリットや頻度、行う際の注意点など紹介
まとめ
美しい羽毛と人懐っこい性格が魅力のナナイロメキシコインコの特徴や飼い方について紹介しました。
ナナイロメキシコインコは、コンパニオンバードの中でもコミュニケーションを楽しめるインコです。
本記事を参考にお迎えを検討してくださいね。
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