【掲載:2023.05.10 更新:2024.10.07】
ピンク色のインコは3種類!
ピンク色なインコは、世界でも3種類確認されており、アキクサインコ、モモイロインコ、クルマサカオウムの3種類になります。
かわいらしいピンク色のインコと生活してみたいと思う方もいるでしょう。
まずはピンク色のインコの種類について詳しくご紹介します。
アキクサインコはオーストラリア原産の小型サイズのインコになります。
その最大の特徴は、お腹や背中もほのかなピンク色をしており、鮮やかな目を引く見た目です。
全長19センチ前後の小型のインコであり、ペットとして人気があり、流通しているのは、ローズやルビノーと言われている品種改良された個体です。
オーストラリアの野生で生活しているアキクサインコは、背中の一部がピンク色ですが、尾羽やお腹付近は灰色の羽が混ざり、もう少し地味な色味をしています。
他にも野生のものは黒や青も混じっており、全身ピンク色というわけではありません。
寿命は8年〜15年前後と長く一緒にいることができ、販売価格は3万円前後のことが多いです。
また、より綺麗な色味のローズやルビノーなどは割高の傾向にあります。
性格はおとなしく飼育しやすいと言われており、マイペースな穏やかな個体が多いです。
しかし、オカメインコのように人にベタ慣れすることは少なく、飼い主さんとも程よい距離感で付き合うのがベストなインコです。
冒頭で紹介したように、流通するが少ないため、アキクサインコをお迎えしたい方は計画的に長期間お迎えの準備をする必要があります。
ピンクと白の羽が愛らしいモモイロインコはその名の通り、腹部などの1番目立つ部分が鮮やかなピンク色をしています。
頭や尾羽にかけては、白からグレーの色味をしており、可愛らしい印象を受けます。
全長35〜38センチ前後、体重350〜400g前後の中型のインコであり、原産国はオーストラリアになります。
オーストラリアには、色彩鮮やかな鳥が多く森林や市街地、農耕地域など広い場所で生息しています。
モモイロインコは、集団で行動するのを好むためお迎えの際には複数で飼育するのもおすすめです。
性格は人懐っこく、好奇心旺盛で人好きな個体が多いです。
飼い主さんとも密にコミュニケーションをとるため、ペットとしての人気も高い品種になります。
モモイロインコと品種名にインコと付いていますが、実はオウム科の鳥であり、頭には冠羽という飾り羽がついています。
さらには、セキセイインコなどと比べると身体も大きいため広い飼育スペースが必要になります。
販売価格は、20万円〜40万円ほどであり寿命は、20年から40年前後と長いです。
長い時間一緒に最後まで終生飼育する覚悟がないと飼えない品種になります。
オーストラリア原産のオウムであり、全長40センチ、体重400gと大型のオウムです。
特徴は、薄ピンクの羽毛と尾羽や冠羽は白色をしており、冠羽には鮮やかな赤も混じることがあります。
非常に大型のオウムであるため広い飼育スペースが必要であり、飼うには相当な覚悟が必要になります。
その理由でして、非常に長命なオウムであり、40年近く生きることから長期的な飼育が必要になります。
1番長命な子は動物園で飼育されていた、クッキーというクルマサカオウムであり、83歳まで生きた記録があります。
性格は非常に利口であり、人の言葉をよく覚えてお喋りします。
警戒心が強いため幼少期から慣れさせる必要がありますが、賢いのでコミュニケーションはとりやすいオウムになります。
慣れてくると飼い主さんの顔を覚えて、おやつをおねだりしたり、声を真似したり非常に賢いオウムです。
さらにクルマサカオウムには、夜明け前などに絶叫する癖があり、住宅街などで飼育するときには、近所迷惑になる可能性が高いです。
この叫び声に関しては、非常に頭の良いオウムのため一緒に飼育している犬や猫、飼い主さんの声などをマネして叫ぶこともあります。
完全防音の部屋などを用意して、クルマサカオウムを迎える必要があります。
販売価格は、希少価値も高く100万円前後します。
ピンク色のインコをあまり見かけない理由
ピンク色のインコは実際にいますが、見たことがあるという人は少ないでしょう。
ピンク色のインコは個体数が少なく、ほとんどペットとして流通していません。
そのため、飼っている方も非常に少なく全身がピンク色のインコをなかなか見かけることがないのです。
羽毛の一部がピンクみがかった個体などはたまに見かけますが、全身が鮮やかなピンク色をした上記で紹介した、3種類は貴重な存在であり、日本でもなかなかいない種類になります。
ピンク色のインコはどこで飼える?
冒頭でも紹介したように、ピンク色のインコは流通数も少なく希少価値が高い存在です。
すぐに入荷することもないため、欲しいピンク色のインコがいる場合には、インコやオウムの専門店で問い合わせするのがおすすめです。
お迎えまでに品種の特徴を調べておき、飼育スペースなどを準備して、いつでもお迎えができるように計画的にお迎えするのがポイントになります。
また、ピンク色のインコは寿命が長く長期的に飼う必要があります。
最後まで終生飼育することができるかどうか、飼い主さんが万が一病気になったりした時にどうするかなどあらゆる場面を想定して、家族で話し合いをしておきましょう。
まとめ
ピンク色のインコは大変珍しく、日本で飼育できるのは3種類のみです。
可愛らしいピンク色のインコですが、希少価値が高かったり、飼育の難易度が高かったりと簡単にお迎えすることができない場合も多いでしょう。
お迎えしたい!と思ったらまずは飼育に関する情報から集め、計画的に飼育しましょう。
– おすすめ記事 –
・白色オウムのオオバタンって?特徴や飼い方を紹介 |
・飼育が楽しいコンパニオンバード!コガネメキシコインコ |
・人気のインコ・オウムの種類7選!性格や特徴、寿命、飼い方の注意点は? |
・【ウロコインコ】特徴、性格、寿命、長生きさせるコツを紹介!お迎え前に確認することは? |