テトラの種類は何種類いる?飼い方や注意点を紹介

2024.01.27

テトラの種類は何種類いる?飼い方や注意点を紹介

アクアリウムは自分好みの魚を組み合わせて楽しむことができます。 その中でも飼育しやすいテトラは、初心者にもおすすめです。 テトラについて、紹介していきます。


テトラとは

テトラとは、熱帯魚の中でも小型の品種が多くいるグループを指しています。
最も有名なテトラは、ブルーの身体に赤いラインが美しいネオンテトラではないでしょうか?

南米を中心に分布している品種が多く、小型のため賃貸などでも飼育しやすいのがテトラの魅力です。
テトラについて詳しく紹介していきます。

◆カラシン科

カラシンの数は非常に多く、その数は1500種類になると言われています。
カラシンの特徴として、尾びれと背びれの間に脂ひれという小さなヒレがあり、口には鋭い歯があるのが特徴です。

カラシンは小型の熱帯魚が多いですが、ピラニアなどもこのカラシン科に属しています。中南米が原産の品種が多く、たくさんのカラシン科の魚がアクアリウムで飼育されています。

そんなカラシン科の中でも小型熱帯魚の分類がテトラになるわけですが、初心者でも飼育しやすいテトラについて、紹介していきます。


テトラの種類

テトラの種類は豊富ですが、アクアリウムでも人気な品種を紹介します。
アクアリウムを始めたい方やテトラを飼いたい方は参考にしてください。

◆初心者向けのテトラ

初心者にもおすすめな丈夫な品種を紹介します。

ネオンテトラ

ネオンテトラ

テトラの代表種でもあるネオンテトラの特徴はブルーの身体に腹から背びれにかけて入っている赤いラインです。
成長しても3センチ前後にしか成長しないため、小型水槽での飼育も可能です。

ネオンテトラは群れて泳ぐことが好きな品種ですので、複数購入して混泳させるのが良いでしょう。
比較的安価に購入できる点も、ネオンテトラの魅力になります。

カージナルテトラ

カージナルテトラ

ネオンテトラと見た目はそっくりですが赤いラインが頭から尾鰭の先までありより色彩が鮮やかになり目立ちます。
さらには、ネオンテトラに比べて一回り前後大きくなり水槽内でも存在感があります。

性格はネオンテトラ同様温和なため、いろんな品種との混泳も可能です。

レモンテトラ

レモンテトラ

レモンテトラはその名前の通り黄色い身体が美しいテトラです。
赤い目も特徴的で水槽内でも綺麗な姿を楽しむことができます。

成長すると4センチ〜5センチ前後に成長し蒸れて泳ぐことを好みます。
水草水槽とも相性が良いためインテリアとして、水槽内をレイアウトするのも良いでしょう。

ブラックファントムテトラ

ブラックファントムテトラ

ブラックファントムは黒みががった神秘的な身体が特徴のテトラです。
水草水槽とも相性が良く、全体の引き締め役としても役に立ちます。
黒の色が映えるため、どんな色味の魚とも合わせやすいのが魅力です。

成長すると4センチ前後になり体高の高い身体と大きな尾ヒレが綺麗でシルエットが人気があります。

◆上級者向けのテトラ

テトラの飼育に慣れてきたら飼育したい上級者向けの品種を紹介します。
新しい子を増やしたい方は参考にしてください。

ラミーノーズテトラ

ラミーノーズテトラ

ラミノーズとは酔っぱらいの赤い鼻という意味があり、透明に近い身体に頭部だけ鮮やかな赤い体からこの名前がついています。
ラミノーズテトラは、ブラジルやコロンビアを流れるアマゾン川の支流に生息している熱帯魚であり、複数で飼育しやすい品種です。

成長すると5センチ前後になりますが、30センチ水槽でも飼育可能であり省スペースでも可能です。

ラミノーズテトラは強い水流が苦手なため、水流を強くしすぎないようにしましょう。
水流が強いとラミノーズテトラが疲れてしまい、衰弱死してしまう可能性があります。

水質は弱酸性を好むため、弱酸性に設定することにより赤色の発酵も良くなります。
ラミノーズテトラは口が小さいため、エサが上手に食べられるように口のサイズにあわせた餌を与えるようにします。

寿命は5年前後です。

レッドファントムテトラ

レッドファントムテトラ

レッドファントムは、赤い身体が美しいテトラです。
尾ヒレや背ヒレの形が可愛らしく、水槽でも目を引く存在です。

レッドファントムは、成長すると4センチ〜5センチ前後に成長してカージナルテトラよりも1センチ前後大きいのが特徴です。

レッドファントムの飼育で重要になるのは、水質であり弱酸性に設定してあげることで赤色が鮮やかに発色します。

レッドファントムは温和な性格ですので、他の品種とも混泳を楽しむことができます。
寿命は4年前後です。


テトラの飼い方

基本的なテトラの飼育について紹介します。
テトラ飼育やアクアリウムをはじめたい方は参考にしてください。

◆環境

テトラの好む環境は、弱酸性の水質に緩やかな水流です。
飼育するテトラが小型の場合には、30センチ水槽などコンパクトな水槽でも飼育が可能です。

アクアリウムのスペースやレイアウトに合わせて水槽を準備しましょう。
なるべくならば、頑丈で重さがあるガラス製の水槽を選ぶようにします。

また、テトラは熱帯魚になるため温度管理は必須です。
必ずヒーターや温度計を設置して水温が一定になるように立ち上げましょう。

テトラは水草水槽とも相性が良く、美しい水槽を見ることができます。
水槽に水草を入れることにより、水換えの負担軽減にも役立ちますよ。
また、テトラは臆病な性格の子も多いため、水草を入れることにより隠れ場所にもなります。

水草を導入しない場合には、流木や石などをセッティングしてテトラの隠れ場所を作るようにしましょう。

◆餌

テトラは普通の熱帯魚の餌を与えれば問題ありません。
注意したいのは、テトラの口のサイズはとても小さいため口のサイズに合わせた餌を与えるようにします。
極小粒の熱帯魚用のエサかフレークタイプのエサがおすすめです。

さらには、テトラは身体が小さいため食べる量も少ないです。
数分で食べきれる量を意識して与えましょう。

もし、エサが残ってしまった場合にはその都度取り除くようにして水が汚れないようにしましょう。
餌の与えすぎは突然死の原因にもなります。
最初は少なめに初めて、様子を見ながら調節しましょう。

◆温度・水質

多くのテトラは、弱酸性〜中性の水質を好みます。
弱酸性に水質を合わせることにより、色上げ効果もあり発色も良くなりますよ。

水温はその品種によりまちまちですが、22℃〜28℃前後に保つようにすれば間違いなしです。

夏の暑さにもテトラは注意が必要ですが、冬場の水温の低下は死活問題になるため、ヒーターを使用して水温が下がらないように注意しましょう。
水温の変化はテトラにとって体の負担になり、白点病など病気の原因にもなります。
ヒーターはカバー付きのものを用意して、テトラが火傷しないようにしましょう。


テトラは混泳できる?

テトラは比較的温和な性格の品種が多いので、混泳させやすいです。
特に小型熱帯魚の特徴として、蒸れて泳ぐことを好むため、同種同士複数匹入れてあげるのがベストです。

注意したいのは、肉食魚やシクリッドなどの縄張り意識の強い魚や食べられてしまう可能性がある魚との混泳はやめましょう。

エンゼルフィッシュなど身体が大きくなる魚との混泳も攻撃されてしまう可能性があるため、避けるようにします。
サイズを合わせたテトラ同士で飼育するのがおすすめです。


テトラは繁殖は難しい?

一般的にテトラの繁殖は難しく、一般家庭で繁殖させることはかなり難しくなります。
オスメスの判別が難しいことも繁殖が難しいことにあげられますが、卵から稚魚を孵すことも難しいです。

もし、数を増やしたい場合にはペットショップからお迎えするのが確実です。


テトラを飼育する際の注意点

テトラは温和な性格であり、混泳を楽しめつつ水草水槽とも相性が良いため初心者でも飼育しやすいです。

飼育の注意点は、テトラは身体が小さい分水質の変化や導入時のストレスに弱く死んでしまう可能性があります。
特にお迎えしたばかりの時には、環境に慣れるまで最低限のお世話だけして刺激しないように見守ることが大切です。

水あわせは丁寧に行い、テトラが水質になれるまでは注意深く観察するようにします。
ヒーターで水温を一定に保つようにしましょう。
テトラだけでも綺麗な色味の品種がたくさんいるため、複数種類のテトラを組み合わせた水槽を立ち上げても魅力的です。


まとめ

テトラ種の特徴や初心者向きのテトラについて紹介しました。
テトラはネオンテトラをはじめ、初心者にも導入しやすいアクアリウムの代表格でもあります。

アクアリウムをはじめたい方や新しい品種をお迎えしたい方の参考になれば、幸いです。



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