ワラビーをペットとして飼いたい!?飼育方法や注意点について解説!

2024.02.25

ワラビーをペットとして飼いたい!?飼育方法や注意点について解説!

動物園やペットショップで小さなカンガルーを見たことはありませんか? 実はその動物は“ワラビー”と言います。 小さくて可愛いワラビーを「飼ってみたいなぁー」と思っている人はきっといるはず!! 果たして、日本ではワラビーをペットとして飼えるのでしょうか? また、飼育の方法やその注意点なども解説していきます!


ワラビーとは?

ワラビー

皆さんはワラビーという動物を見たことかありますか??
小さなカンガルーのようでとても可愛らしい動物ですよね。
カンガルーと見た目もそっくりですが、その生態もよく似ています。
例えば、ワラビーも母親がお腹の袋(育児嚢)で子育てをする有袋類です。
繁殖期になるとお腹の袋から赤ちゃんが顔を出すので、運がいい人は見たことがあるかもしれません。

ワラビーはオーストラリアの森林地帯や岩の多い地域・草地などに生息しています。
都市郊外の森林地帯にも生息しており、比較的様々な環境に適応する動物のようです。
ワラビーはオーストラリアの固有種で、約30種類ほどいます。
あの世界一幸せな動物として有名な、“クウォッカワラビー”もワラビーの仲間です。

分類:カンガルー目カンガルー科
原産国:オーストラリア
分布:オーストラリア大陸


ワラビーはペットとして飼育できる!

小さなカンガルーのようで、見た目も可愛く、「飼育してみたいなぁ」と思った人もいると思います。
では、ワラビーはペットとして飼育する事ができるのでしょうか??

答えは「Yes!」です。
ワラビーはオーストラリア固有種なので、オーストラリアからの輸出許可が必要ですが、特定外来生物等の規制はされていません。
正規のルートで輸入されれば、ペットとして問題なく飼育・販売する事が可能な動物なのです!

しかし、犬猫の様にペットショップに行けば必ず会えるような動物ではありません。
小動物を取り扱うような大手のペットショップでもそう簡単に出会える動物ではないので、飼育を希望している人は探すのに苦労するかもしれません。

稀に珍しい動物を専門に販売しているペットショップもあり、そういったショップであればワラビーに出会えるかもしれません。
だたし、こういった珍しい動物を取り扱うショップで購入をする場合は注意も必要です!
海外から野生動物を輸入するには様々な条約や国内規制があります。
こういった法律は多くの野生動物達を守る為に制定されているものです。
珍しいからと言って勝手に国内に持ち込んではいけないのです。
また、法律は状況により変わります。
昨日までは飼育可能だった動物も今日からは飼育できなくなる場合もあります。最悪、知らずに飼育していることが分かると、法律違反となり、罰則を受ける事になります。
正しい知識を持ったショップである事を必ず確認した上で購入しましょう!!


ワラビーの飼い方

ワラビー

実際にワラビーを飼い始めた人にとって、「ワラビーは何を食べるの?」「どんな性格?」など分からない事が多いですよね。
ワラビーは飼育方法が確立されているわけではありません。
様々な飼育経験者の飼育方法を参考にしながら、その子にあった飼育方法を探していきましょう!
また、これから飼育しようと考えている人は本当に飼育できるかどうかも考えながら読んで頂けると良いと思います。
それではワラビーの飼育方法についてお話していきます。

◆ワラビーの性格

ワラビーは好奇心旺盛で、なんにでも興味を持つような動物です。
その為、小さい時から育てると飼い主に懐き易いです。
しかし、草食動物なので基本的には臆病な性格です。
環境の変化には弱く、急な物音や大きな音に驚いてパニックを起こしてしまうような動物です。
大人の個体を飼育する場合は、慣れるまでかなりの時間と根気が必要になると思います。
過度なスキンシップや“しつけ”はストレスになってしまう事も多く、ある程度の距離感を持って、気長に待てる人の方が向いているかもしれませんね。

また、動物を飼育する上で大事な問題の1つとして、「トイレ問題」があります。
残念ながらワラビーはトイレを覚える動物ではありません。粗相をしてしまっても、怒らないで下さい。
大きな声で怒ると、人に対して恐怖心を覚え逆効果に…。
運動させる際は、排泄をしても良い所で放すなど、工夫しましょう。

そして、ワラビーは夜行性です。基本的には夜に活動します。
マンションで飼育する際には下の階への騒音問題も考えましょう。防音シートを敷く等の工夫で、夜に動き回っても安心できるようにすると良いでしょう。

◆ワラビーの寿命

野生下では8~12年。
飼育下では10~15年と言われています。

◆ワラビーのエサ

ワラビーは草食動物です。
以下の様な食事を参考に与えましょう。

●主食:ペレット、乾牧草、青草、ヘイキューブなど
●副食:リンゴ、ミカン、小松菜など

主食とするペレットはうさぎ用など草食動物用のペレットを代用すると良いでしょう。乾牧草や青草は常に食べられるようにしておきます。
副食は与えすぎると下痢をする場合もあるので体調を見ながら与えましょう。

※カンガルー病について知ろう!

「カンガルー病」とはカンガルー科の仲間によくみられる病気です。
ワラビーもカンガルーの仲間なので、この病気に罹患します。
「カンガルー病」とは、口腔内の細菌感染が顎の骨にまで広がり、顎の骨が化膿して腫れてしまう病気です。
最悪、感染は全身に広がり、死亡してしまう怖い病気です。
原因としては、硬い乾牧草などが口腔内に刺さり、傷口から感染するケースや、食べ物が歯に挟まり虫歯になった所から感染するケースなどが考えられます。
カンガルー類を飼育する多くの動物園では、「カンガルー病」を予防する為、様々な工夫がされています。

「カンガルー病」の対策
① 乾牧草を短く切る(口腔内の傷の予防)
② 乾牧草から柔らかい“青草”に変更する(口腔内の傷の予防)
③ 甘い果物類は与えない(虫歯予防)
④ 野菜は細かくスライス(虫歯予防)

カンガルー類は傷口から細菌感染を起こしやすい動物です。
発症してしまうと、治療にも時間がかかります。早期発見が治療の鍵になるようです。
普段の健康チェックと早期治療が重要なのが分かりますよね。
動物園では特殊な動物の治療に特化した獣医師が常にいる環境です。しかし一般家庭でワラビーを診察してくれる動物病院がはたしてどれくらいあるでしょうか?
日頃から健康面や飼育方法について相談できる人はいますか?
病気の時診察してくれる獣医師はいますか?
珍しい動物を飼育する人にとって、「動物病院問題」は重要です。飼育できる環境が整ってから飼う事をおすすめしたいです。

◆ワラビーの飼育の注意点

飼育の方法についてお話してきましたが、その内容からいくつか“飼育の注意点について”まとめます。

飼育の注意点

・ワラビーのペースに合わせてスキンシップをとる事。
・「トイレのしつけ」が難しい事を理解する事。
・夜間、近隣住民に騒音等の迷惑が掛からないよう、住環境を整える事。
・適切な食事を与える事。
・ワラビーの罹りやすい病気について理解する事。(罹りにくいよう工夫する事。)
・飼育方法や病気について相談できる人や獣医師を見つける事。


ワラビーの種類

日本では「ダマワラビー」「ダマヤブワラビー」「パルマワラビー」「ベネットワラビー」の4種が販売可能です。
それぞれのワラビーの特徴について説明します。

◆ダマワラビー

体長:50㎝程度/体重:5~7㎏
特徴:灰褐色~茶褐色/約15万
※日本で一般的に販売されている種です。

◆ダマヤブワラビー

体長:60~70㎝/体重:7~10㎏
特徴:灰褐色~茶褐色/20~40万

◆パルマワラビー

体長:45~53㎝/体重:3.5~6㎏
特徴:頬に白いラインがある。頭頂部から背中の中央に暗色にラインが見られる/約30万
※カンガルー科の中では最小です。

◆ベネットワラビー

体長:100㎝/体重15~27㎏
特徴:茶褐色、鼻と耳の先端とつま先が黒っぽい/約30万
※ワラビーの中では大型の種です。別名:アカクビワラビー。


カンガルーとワラビーの違い

カンガルーとワラビーの違いって知っていますか??
実は…カンガルーよりも小さい種類をワラビーと言っているだけなのです!!

もう少し詳しく言うと、カンガルー科の中でも25㎏以下の小型の種類を「ワラビー」としています。
世界に約30種類ほどいます。
次にワラビーよりも大きく、カンガルーよりも小さい種類を「ワラルー」と言います。
ワラルーは体長75㎝~が目安で、3~4種類しかいません。
カンガルーはカンガルー科の中で一番大きく、体長約115~160㎝。50種類以上いると言われています。

簡単に大きさで比較すると…
ワラビー<ワラルー<カンガルーです。
動物園では展示場所が近い事が多いので、疑問に思う人も多いです。
豆知識として知っていると、質問された時にカッコイイかもしれませんね!


まとめ

小さなカンガルーのようで可愛らしいワラビーはペットとして飼育する事ができます。
しかし、ワラビーは犬猫の様に一般的なペットではありません。
飼育方法が確立されてない点やワラビーを診られる獣医師や相談できるプロが数少ない点など飼育するには様々な問題があります。
また、ワラビーは臆病な動物なので、時間をかけてゆっくりとスキンシップを図れるような人に向いています。
飼育難易度はかなり高い動物です。
“珍しくて可愛い”とい理由だけで簡単に飼育しては、動物も人間もハッピーになれません。
動物の事をよく知って、その子との生活をイメージしてから飼育を考えましょう!



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