ミーアキャットの散歩は必要?散歩の仕方や注意点は

2024.04.25

ミーアキャットの散歩は必要?散歩の仕方や注意点は

小動物の中でも一緒に遊んだり、コミュニケーションを取れるミーアキャットは人気ですが、お散歩は必要なのでしょうか? ミーアキャットの散歩について、紹介します。


ミーアキャットってどんな生き物?

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ミーアキャットはアフリカ大陸原産のマングースの仲間になります。
名前にキャットと入りますが、猫科の動物ではありません。

体長30センチ前後であり、体重は1キロ前後と小柄な生き物です。
その愛らしい見た目とは裏腹に食性は肉食よりの雑食性であり、昆虫や果物などを食べます。

群れを形成して生活するミーアキャットは、一方が借りをしている時や巣の周りで立ち姿で見張りをすることが有名です。
点滴は鷲などの大型鳥類であり、天敵の有無を確認するためにも見張は役立ちます。

そのためミーアキャットは警戒心が強く、ペットとして飼うためにはまず慣らすまでに他のペットよりも時間がかかります。
見た目との可愛らしいギャップに驚く方もいるかもしれませんが、攻撃的な面もあり、本気噛みしてくることも少々。

なれるまで時間をかけるのが大切です。


ミーアキャットの散歩はした方が良い?

結論から言えば、ミーアキャットに散歩は必要です。
ミーアキャットは可愛らしい一面もありますがとても野生味のある生き物で活動量も多く、ケージの中だけでの生活はストレスが溜まります。

定期的にケージから出して部屋の中を散歩したり、リードをつけて外の空気を吸ってお散歩させてあげましょう。

また、ミーアキャットはトイレを覚えることが苦手なため、外に散歩にした際にトイレを済ませておくと良いでしょう。
もちろん、犬の散歩と同じように排泄物はお持ち帰りするようにしましょう。

ミーアキャットのお散歩には、ポイントがいくつかあります。
ミーアキャットの散歩の仕方について次から紹介していきますね。


ミーアキャットの散歩の仕方

 

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基本的なミーアキャットの散歩の仕方について、紹介していきます。
ミーアキャットを飼いたい方や散歩の仕方を知りたい方は参考にしてください。

◆散歩の頻度・時間

ミーアキャットは非常に活発な生き物であり、運動量も多いです。
ペットとして、流通しているエキゾチックアニマルの中でも飼育は難しく、散歩などのケアが必要になります。

散歩の頻度は、その子の生活リズムにより異なりますが、1日おきや毎日散歩にお出かけするとストレス発散になり良いでしょう。

ミーアキャットの散歩の時間は飼い主さんの生活リズムに合わせて問題ありません。

ミーアキャットの適温は28℃前後と言われていますので、できるだけ暖かい日中にお散歩すると良いでしょう。

夏場は直射日光がガンガン当たらない夕方や朝方などの涼しい時間帯、冬は日中の暖かい時間を散歩を取り入れると良いです。

特にミーアキャットは、冬場の寒さが大の苦手になります。
散歩中に気温が低すぎて、ミーアキャットが凍えないように天気の良い比較的気温が温かい日にお散歩に行くことが大切です。

さらには、ミーアキャットは穴掘りと日光浴が大好きです。
ミーアキャットが立ち上がり、日光浴する姿はよく動物園でも見ることができます。
土のある場所で穴掘りや探索、日光浴などを楽しめるようにしてあげましょう。
穴掘りは放っておくと、びっくりするぐらい深い穴を掘ることがあります。
子供などが転んでしまわないように、ある程度穴掘りを楽しんだら埋めて帰るようにしましょう。

◆準備するもの

ミーアキャットのお散歩には必要なアイテムを紹介していきます。
ミーアキャットのお散歩に挑戦する前に、事前に購入しておくようにしましょう。

ミーアキャットの散歩にはリードが必須になります。
小動物用のお散歩リードを準備しましょう。
リードの他には小動物用のハーネスが首輪を準備して逃走しないようにしっかりとミーアキャットのサイズに合ったものを準備します。

一見、愛くるしい見た目のミーアキャットは人に懐きやすい印象を受けますが、エキゾチックアニマル特有の警戒心の強さがあり、飼い主さんに本気噛みしてくることもあります。

お散歩により外の刺激を受けることで野生味が増して思わぬトラブルにつながる場合もあります。
そんな時もすぐに対応できるように、リードやハーネスは体に密着したしっかりしたものを準備するようにしましょう。

ミーアキャットのお散歩道具はペットショップで販売されている、うさぎ用のリードなどで代用できます。
また、ミーアキャットをお迎えしたショップなどから購入すると良いでしょう。

◆草など茂ってる場所には行かない

ミーアキャットは好奇心旺盛ですので、どんな場所にもいきたがりますが草などの茂っている場所はマダニに噛まれる危険性があります。
マダニに吸血されると、さまざまな病原菌の原因にもなり中には命の危険があります。
マダニについては、後述します。

さらには、草むらなどに入ってしまうと身体の小さなミーアキャットを見失ってしまい思わぬ事故につながる可能性もあります。

ミーアキャットが安全にお散歩できるコースを考えた時に草などの生い茂っている場所には入らないのが無難です。

他の犬や猫の動物や鳥類と接触して、事故に発展する可能性もあります。
飼い主さんの見守りやすい平地を散歩するようにしましょう。


ミーアキャットの散歩をする時の注意点

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ミーアキャットのお散歩時に気をつけたいことと言えば、先ほども触れたマダニの存在です。
マダニに気を付けたいことの中でも特に厄介なのが、命の危険がある重症熱性血小板減少症候群ウイルス (SFTS)でしょう。

これは、治療を受けないと致死率が60%前後まで上がり、命の危険がある疾患です。
潜伏期間は6日〜2週間前後であり主な症状として発熱、食欲不振、元気消失、頭痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節の腫れ、出血症状などが見られます。

人から人への感染も確認されており、他の家族にも危険があり、注意が必要です。

他にはマダニを媒介にする疾患として、日本紅斑熱があります。
これは、マダニが持つリケッチアという病原体が原因で感染する病気です。
潜伏期は2~8日であり、主な症状として頭痛、発熱、倦怠感、などがあります。全身にかゆみや痛みを伴わない斑点が出るといのも特徴です。

ダニ媒介性脳炎のような病気にも注意が必要です。
フラビウイルス科のダニ媒介脳炎ウイルスというウィルスをもつダニに刺されることで感染する疾患であり、人への感染はマダニ以外に、ヤギの生乳の飲用もあります。
初期症状は発熱、頭痛、眼窩痛、関節痛や筋肉痛などで進行すると、痙攣、眩暈、知覚異常などの中枢神経系症状が出現する可能性があります。
マダニを媒介する病気はこのように飼い主さんも病気になるリスクがあり、危険です。

また、有名なものとしてライム病があります。
ボレリア・ブルガドルフェリという病原体を持つダニに咬まれて感染する
ものであり潜伏期は3~30日、平均的には10日前後であり、主な症状は頭痛発熱、関節痛、倦怠感などが出現。
その後、赤く広がる発疹があり症状が重篤化すると、脊髄脳炎などが重症化し、死にいたるケースもあります。
主な治療法は抗菌剤で治療するため、早期発見・早期治療が重要であり、少しでも異常を感じた場合には、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

マダに対策をしっかりとして、ミーアキャットと飼い主さんの安全を確保するようにしましょう。

ミーアキャット自身が気をつけたいのは、散歩する前にノミの予防をすることです。
ノミはミーアキャットにも寄生します。
ノミがつくと激しい痒みや脱毛など皮膚炎の症状が見られ、お家の中で繁殖してしまうととても大変です。
ノミ予防としてはやはり、犬猫用のスポットタイプの薬を代用して使用するのが多いです。

お散歩に行く前にフィラリアとノミダニ対策について、かかりつけの獣医さんに相談してスポット薬を使用するかどうか決めてくださいね。

ミーアキャットはペットとしての歴史がまだ浅く、専用のお薬が開発されていません。
リスクなどをしっかりと加味した上で予防するのがベストです。

また、楽しいお散歩の時間で他の犬や猫とトラブルにならないように接触させないようにします。
上記で紹介したようにミーアキャットは警戒心が強く、攻撃性もあります。
子供が触ろうとして、引っ掻いたり噛んでしまう可能性もあるため極力ふれあいなどはさけてミーアキャットのペースでお散歩を楽しむのが良いでしょう。
犬や猫のなどと喧嘩になり、思わぬ怪我につながる可能性もあります。
飼い主さんと家族がしっかりと見守りながら、安全にお散歩を楽しんでくださいね。


まとめ

ミーアキャットのお散歩について、紹介しました。
お散歩の安全対策をして、運動不足解消にお散歩を楽しい時間にしてくださいね。



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