1.はじめて飼う人におすすめのハムスター
1-1.ゴールデンハムスター
1-2.キンクマハムスター
1-3.ジャンガリアンハムスター
1-4.ロボロフスキーハムスター
1-5.チャイニーズハムスター
2.ハムスターの飼育に絶対に必要不可欠なもの
2-1.ケージ
2-2.給水器
2-3.食器
2-4.回し車
2-5.ハウス
2-6.床材
2-7.温感・冷感グッズ
2-8.ペレット
3.ハムスターの飼育に必要なもの
3-1.トイレ・トイレ砂
3-2.お風呂・浴び砂
3-3.かじり木
3-4.おやつ
はじめて飼う人におすすめのハムスター
「ハムスターと一緒に暮らしてみたい!」と思っても、たくさんの種類の中からどの子を選ぶべきか迷いますよね。
まず最初に、初めてハムスターを飼おうと思っている方向けにおすすめのハムスターをご紹介します。
ハムスターの種類はおおよそ24種と言われており、品種によって見た目だけでなく性格も異なっています。
ハムスターの飼育経験が少ない方には、以下の5種をおすすめします。
◆ゴールデンハムスター
ゴールデンハムスターはアニメキャラクターのモデルになるなど、代表的な人気品種です。名前を聞いたことがある方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
体が大きいため一見不安に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、比較的穏やかで人なれしやすい性格をしています。
また、頭もよく、トイレのしつけができる子もおり、飼育がしやすいハムスターです。
📌【おすすめ記事】ゴールデンハムスターの人気の毛色8選!値段や飼い方は?
◆キンクマハムスター
キンクマハムスターはゴールデンハムスターを品種改良して生まれた種類で、アプリコット色の綺麗な色をしています。
毛の長さが短い「短毛タイプ」と毛の長さが長い「長毛タイプ」がいます。中にはまるでサテンのような光沢感と艶のある毛質をもった個体もいます。
性格は臆病な一面もありますが基本的に穏やかで人なれしやすいです。触れ合いも可能です。
📌【おすすめ記事】毛色がかわいらしいキンクマハムスター!特徴や性格が知りたい!
◆ジャンガリアンハムスター
ジャンガリアンハムスターもゴールデンハムスターと同様に知名度が高く人気のある品種です。
カラーバリエーションが多く、足の裏にも毛が生えていることが特徴です。
性格は大人しく、人なれもしやすいため初心者の飼い主さんにおすすめです。
ただし、身体が小柄なため動きが俊敏ですので脱走には要注意です。
📌【おすすめ記事】ジャンガリアンハムスターの特徴、毛色、性格は?飼育のポイントを詳しく紹介
◆ロボロフスキーハムスター
ロボロフスキーハムスターはミニマムサイズの種類です。すばしっこくちょこちょこと動くことが特徴です。
性格は臆病なところがあるため、手に乗せたり触れ合いをするよりも、可愛い姿を見て癒されたいと思っている方に特におすすめです。
ハムスターには珍しく、多頭飼育も可能な種類です。多数のロボロフスキーハムスターが重なり合って寝ている姿は非常に可愛らしく、癒されます。
📌【おすすめ記事】ロボロフスキーハムスターの飼い方は?性格や必要なグッズを紹介
◆チャイニーズハムスター
チャイニーズハムスターは他の品種と比べて、胴が細長く、しっぽが長いことが特徴です。頭がよく、人なれしやすい性格をしています。
運動神経がよく木登りがうまいといった習性もあります。そのため、飼育の際にはケージの出入り口をしっかりと閉めたり、蓋をしたりすることで脱走を防ぎましょう。
📌【おすすめ記事】チャイニーズハムスターはどんなペット?ほかのハムスターとの違いや飼う時の注意点
ハムスターの飼育に絶対に必要不可欠なもの
続いて、ハムスターを飼育する上で「必ず」用意していただく必要があるものをご紹介します。
◆ケージ
まずはハムスターの飼育場所であるケージです。
従来のハムスターケージはワイヤーを使用して作られたものが主流でしたが、近年ではガラスと樹脂を組み合わせた素材で作られたクリアタイプが増えてきています。
ケージの中には後程ご紹介をするグッズを入れるので、余裕があるサイズを選びましょう。
◆給水器
続いて、飲み水を飲む上で重要な「給水器」です。
人間と同様に飲み水がないと生きていけませんので、必ず設置してください。
ケージの外から取り付けるボトルタイプが主流となっていますし、ペットショップにいる間もそういった給水器を使っているので心配いらないかと思いますが、中にはお皿からしか水を飲めない個体もいます。
最初のうちは、ボトルからきちんと水を飲むことができているかを注意して見てあげてください。
もし飲むことが難しそうであればお皿に変える、または何か別の方法がないかペットショップの店員さんに相談するとよいでしょう。
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2個のステンレスボールを内蔵し、逆流を防止。ボトル内を清潔に保ちます。2重構造の吸水ノズルで、水の流れもとってもスムーズ
水は毎日交換をしてください。
交換をする際にはこぼさないように気を付けましょう。
ケージ内にこぼれて床材が濡れてしまうと、雑菌が繁殖しやすく不衛生にもなります。
またハムスターにかかってしまうと体温低下につながる恐れがあります。
交換後に「水がこぼれていないか?ハムスターの周辺が濡れていないか?」をチェックしましょう。
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100mlまでの超小型用。給水ボトル内の雑菌の繁殖とぬめりを防ぎ、清潔な水を長く保ちます。
水に溶かすサプリメントやペット用飲料水ともいっしょにお使いいただけます。
◆食器
続いて、ご飯をいれる「食器」です。
食器を用意することでご飯の量を目視しやすく、毎日決まった量のご飯を与えやすくなります。
食器は小動物用のグッズもペットショップ等で販売されていますが、小さめのお皿で代用することも可能です。
ハムスターは食べ物を頬袋に入れて小屋に持っていく習性があります。
そのため、ご飯を与えてもすぐに食器が空になってしまう場合もありますが、一日の給餌量をしっかり与えている場合は足す必要はありません。
たくさん与えすぎてしまうと肥満の原因にもなるため、パッケージに記載の与え方・分量を守って与えてください。
また、与えてから時間がたった食べ物は傷んで不衛生になるため、残した分は回収して新しいご飯を与えましょう。
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◆回し車
続いて、ハムスターの運動に欠かせない「回し車」です。
野生の環境下ではハムスターは食糧を探すために一晩に7~8km歩き回ると言われています。
そのため、ケージ内では運動不足になりがちです。運動不足解消、ストレス解消のためにも設置をしてあげましょう。
ハムスターが成長するにつれて体の大きさと回し車が合わず、使わなくなってしまうケースもあります。
その場合は一回り大きいサイズのものに変えてあげましょう。
回し車のサイズの目安ですが、ゴールデンハムスターの成体には21cm、その他ドワーフハムスターの成体には17cm程度となります。
◆ハウス
続いて、ハムスターの寝床や落ち着く場所となる「ハウス」です。
ハムスターは狭い場所を好む習性があり、そのような場所で隠れて寝ることが多いです。
飼育を始めるときに用意してあげましょう。
ハムスターが環境に慣れてきたり、夏場暑かったりすると、ハウスの外でリラックスしていることもあります。
◆床材
続いて、ケージの底に敷くマットの役割を果たす「床材」です。
松の木を削って作られたパインチップ、広葉樹チップ、紙を裁断して作られたもの、パルプを砕いて作られたもの等様々なタイプの床材が販売されています。
針葉樹チップはアレルギー反応が出る可能性がありますので、その場合は別の素材を選択しましょう。
床材は、足の保護、保温、吸収、巣材と様々な役割があり、ハムスターの生活に欠かせないものです。
必ず入れてあげましょう。
ハムスターは床材におしっこをしてしまう場合があります、臭いが気になる飼い主さんには消臭効果があるタイプの床材をおすすめします。
掃除の際には全て捨ててしまうのではなく、一部残してあげましょう。ハムスターは、床材に自分の匂いが残るので落ち着くようです。
◆温感・冷感グッズ
続いて、「温感・冷感グッズ」です。
ハムスターは気温変化に弱い生き物です。
30度を超えるような暑すぎる環境では、ハムスターは熱中症や脱水症状を引き起こす恐れがあります。
一方、10度を下回るような寒すぎる環境では、ハムスターは冬眠をする可能性があります。
日本は季節が異なると気温の変動が激しいため、温感・冷感グッズは必須となります。
夏場は気温が30度近くなったら大理石やアルミプレートといった冷感グッズをケージ内に入れてあげましょう。
冬場はハムスター用のパネルヒーターや毛布などを活用し、冬眠状態にならないよう細心の注意を払いましょう。
ハムスターの飼育環境を快適に保つことは、ハムスターの寿命を延ばすことにもつながります。
📌【おすすめ記事】ハムスターの暑さ対策!エアコン以外の涼感グッズの使い方。100均でもOK?
📌【おすすめ記事】ハムスターは寒さが苦手?温度別の寒さ対策、正しい暖房の仕方は?
◆ペレット
続いて、「ペレット」です。
ペレットとはハムスターの主食となる餌のことで、木の実や種を粉末状にしてかためたものです。
ハムスターにとっては必要な栄養素が詰まっている総合栄養食とも言えます。
ハムスターはヒマワリの種や野菜も食べるイメージが強いと思いますが、それらはあくまで副食です。
ハムスターの健康を維持するためにも、主食のペレットは必ず用意してください。
ペレットは様々なメーカーから販売されているため、どれを購入すべきか迷ってしまうかもしれません。
ハムスターの種類、体の大きさ、年齢に合った成分、カロリー、かたさを基準にして選ぶとよいでしょう。
自分だけでは判断に迷う場合は、店員さんに相談しましょう。
ハムスターの飼育に必要なもの
次に、ハムスターを飼育する上で可能なら用意した方がいいものをご紹介していきます。
◆トイレ・トイレ砂
まずは「トイレ」と「トイレ砂」です。
先ほどもお伝えした通り、ゴールデンハムスターは比較的トイレを覚えてくれます。
ドワーフハムスターで小型になるほどトイレを覚えにくい傾向があります。
トイレ砂を入れたトイレをケージ内に設置し、おしっこの臭いのついた床材や糞を入れておきましょう。
徐々にそこをトイレだと認識し覚えてくれることが多いです。
しかし、この方法をとってもすべての個体が必ずしもトイレを覚えてくれるわけではありません。中には自分でトイレの場所を好きに変えてしまったりトイレで寝てしまう子もいます。
そのような場合には無理に怒ったりしつけをせず、その子の個性だと思って割り切ることも大切です。
トイレ砂はハムスター用のものを使用してください。掃除がしやすい固まるタイプ、かじっても問題ないタイプ、低アレルギータイプなど様々な種類があるため、ご家庭のハムスターに合った商品を購入しましょう。
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ゼオライトの中でも特にアンモニアの吸臭力が強い国産特選ゼオライトを使用しました。吸湿性にも優れ、濡れても素早く水分を吸水し、トイレは固まらずいつもサラサラ。
有機物の分解能力に特化したバクテリアを休眠状態で茶色の粒に付着させました。
バクテリアが、臭いの原因物質・菌を分解し、強力に消臭します。
体の大きさに合わせて、粒の大きさが違います。
◆お風呂・浴び砂
続いて、「お風呂・浴び砂」です。
本来ハムスターは乾燥地帯に住んでいる生き物です。砂浴びをすることによって体の汚れや臭いを落とします。
お風呂は「バス」と呼ばれることもあり、サラサラの砂を入れてあげると砂の上を転がる姿を見ることができます。
またハムスターは、砂を掘ることでストレス解消にもなります。
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ゼオライトの中でも特にアンモニアの吸臭力が強い国産特選ゼオライトを使用しました。
吸臭&吸湿性に優れ、いつも清潔でサラサラ美しい毛艶に。
天然素材のみを使用しているので間違って口にしても安心・安全です。
体の大きさに合わせて粒の大きさが違います。
砂浴び用の砂は固まらない素材が多いです。トイレ砂とは素材が違いますがハムスターはトイレとお風呂の使い分けができないことが多いです。そのため、お風呂でトイレをしてしまうこともあると思います。その場合はおしっこで濡れてしまった部分を掃除してあげましょう。
◆かじり木
続いて、「かじり木」です。
ハムスターの歯は常に伸び続けます。そのため、固いものをかじることで歯が削られます。
ケージのワイヤー等は噛むことで、歯を痛めたり異常を発生させる恐れがあります。固い金属をかじっているような様子が多くみられるようであれば飼育環境を見直しましょう。
噛みたい衝動に駆られているハムスターにはかじり木を用意してあげましょう。かじりやすい位置に設置をすることで適度にかじることができストレス解消にもつながります。
◆おやつ
続いて、「おやつ」です。
ハムスターは野菜、果物、ハムスター用のクッキーといったおやつを好みます。
中でも野菜や果物には栄養素が豊富に含まれていることもあるため、補助的に与えるとよいでしょう。
あくまで主食はペレットなので、その他の食べ物は与える頻度や量に気を付けましょう。
また、野菜や果物は水分量を多く含むため与えすぎると下痢を引き起こす恐れがあります。
心配な飼い主さんには、ハムスター用のドライ野菜やドライフルーツをおすすめします。
ハムスターの飼育にあれば役立つもの
最後に、ハムスターの飼育にあれば役立つものをご紹介します。
◆スペアケージ
メインケージの掃除中ハムスターを入れておく
普段ハムスターの飼育に使用をしているメインケージをお掃除する際に、スペアケージに入れておくことができます。
掃除の短い間だけでも、安全な場所に居られればハムスターも安心できます。
動物病院に連れていく際に使用できる
動物病院に連れていく際にメインケージのまま連れて行く方もいらっしゃるかと思います。
しかし、メインケージが下痢等で汚れていたり、掃除が済んでいない状態ですと動物病院に到着するまでの間にハムスターの体調が悪化してしまうような恐れがあります。
そのような場合にスペアケージがあると非常に便利です。
まとめ
今回は、初心者でも買いやすいハムスターの種類や、ハムスターを飼う上で必要なものをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事が、これからハムスターをお家にお迎えしたいと考えている方の参考になれば幸いです。
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