エキゾチックアニマルとは?ペットとして飼える代表的な種類を紹介!

2023.04.23

エキゾチックアニマルとは?ペットとして飼える代表的な種類を紹介!

一般的にペットとして最もポピュラーな動物は犬や猫ですが、現代では犬猫以外の様々な動物もペットとして飼育している人がいます。近年になって耳にするようになった「エキゾチックアニマル」とは一体どのような動物なのか、飼育する前に知っておくべきことも合わせてこちらの記事では紹介していきます。


エキゾチックアニマルとは

ハリネズミ

エキゾチックアニマルとは、一言で説明すると『犬猫を除いたペットの総称』です。

近年チンチラやモモンガといった少し珍しい動物をペットとして飼育している人も増えてきていますが、昔からポピュラーであるウサギやモルモットといった動物、他にも爬虫類、鳥類などのことを、総じてエキゾチックアニマルと呼びます。

エキゾチックアニマルの中には犬猫のように人に懐き、触れ合える生き物もいれば、触れ合いよりも鑑賞をメインとする生き物もいます。
体の大きさやその生き物の習性から犬猫よりも省スペースで飼育が出来る種類もいて、近年一人暮らしの人からも根強い人気があるエキゾチックアニマルたちですが、一体どのような種類の動物がいるのでしょうか。

エキゾチックアニマルと呼ばれる動物たちについてご紹介いたします。


エキゾチックアニマルといわれる動物たち

ハイナントカゲモドキ

一口にエキゾチックアニマルと言っても、既にポピュラーでペットショップ等にもいるお迎えしやすい生き物から、珍しい生き物まで様々です。
今回はメジャーな種類に加え、珍しいエキゾチックアニマルについても紹介します。

エキゾチックアニマルのお迎えを検討されている方は参考にしてください。

◆ハムスター

ネズミの仲間であるハムスターは大きめのゴールデンハムスターでも、17センチ前後にしか成長しないコンパクトな面が人気のエキゾチックアニマルです。

また、人に慣れやすく繁殖も容易な面からもさまざまな楽しみ方があります。

基本的にはケージの中で生活するハムスターは省スペースで飼育することができるため、ペットを初めて飼う方にもおすすめです。

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◆うさぎ

うさぎもエキゾチックアニマルの中では、ポピュラーで人気の動物です。
ペットショップでも比較的購入しやすく、種類も複数あるので、自分好みの子をお迎えすることができます。

犬や猫よりも鳴かないという点では、騒音トラブルなども防ぎやすいため人気があります。

また、しぐさが可愛らしく意外と感情表現が豊かな面もペットとしてウサギが選ばれる理由の一つです。

大きさは、品種により異なりますが20センチ〜50センチ前後です。
寿命は5〜7年前後になります。

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◆チンチラ

うさぎよりも変わったエキゾチックアニマルを飼いたい!という方に人気なのは、チンチラです。

チンチラはげっ歯類であり、丸いフォルムとふわふわの手触りが魅力のエキゾチックアニマルです。

砂浴びする様子や部屋の中を部屋んぽする活発な姿もチャーミングで、臭いもあまりなく飼いやすいと言われています。

チンチラは、平均寿命が10年前後と長く、病気になりにくい動物で、大切に飼育すれば20歳前後まで生きる子もいます。

チンチラは好奇心旺盛で、おやつを飼い主さんの手から食べたり、お部屋を散歩したりとコミュニケーションを密にとることができるのも魅力ですね。

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◆フェレット

賢くちょっとした芸を覚える子もいるフェレットは、イタチの仲間であり、肉食性のエキゾチックアニマルです。

犬のようなと表現されることもあり、人に慣れやすく飼い主さんとコミュニケーションをとることに優れています。

フェレットの魅力はなんといってもその慣れやすさであり、飼い主さんが大好きな甘えん坊の個体が多いです。
寿命は、10年前後になります。

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◆ハリネズミ

近年人気のあるのがハリネズミです。
エキゾチックアニマルとして、ペットとして流通しているハリネズミは、ヨツユビハリネズミという種類であり、ペット用にブリーディングされた個体が販売されています。

最近はハリネズミとふれあいができるカフェも人気であり、あまり鳴かないことから賃貸でも飼育できるのが、魅力です。

さらには、特徴であるトゲは、慣れてくると立てなくなるのでそのような心を許してくれたしぐさも可愛らしいですよね。

ハリネズミの寿命は、5年前後になります。

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◆インコやオウムなどの鳥

エキゾチックアニマルとして身近な存在であるセキセイインコなどの鳥類は、近所のホームセンターなどでも購入可能です。

インコやオウムなど自宅の環境やどんな子をお迎えしたいかなど、ある程度選んでお迎えできる楽しみもあり、選択の幅が広がりますよね。

ポピュラーなインコであるセキセイインコなどは、おしゃべりが好きな個体もいます。
寿命は種類により異なりますが、10年〜になります。

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他にも、飼育に向いている人はかなり限られてしまいますが、小型のフクロウやハリスホークといった鳥類を飼育している人もいます。

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◆ヘビやトカゲなどの爬虫類

ヘビやトカゲなどの爬虫類も人気があります。
犬や猫のように抱っこしたり、ふれあいをメインに飼育することは難しいですが、飼い主さんの顔を覚えて、エサをおねだりしたり、野生に近い飼育環境にすることで、その整体を観察たりといろんは方面で楽しむことができます。

また、硬いウロコに覆われたトカゲなどは、威厳もあり恐竜のような風格があります。

爬虫類は、見た目のカッコよさだけでなく、騒音被害が出づらいというのも飼育する上では魅力の1つと言えます。
爬虫類は、自分で体温調節することができない変温動物であるため、バスキングライトなどの体温調節ができるアイテムを必ず導入しましょう。

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エキゾチックアニマルを飼育する際の注意点

うさぎ

本記事をお読みの方は、様々な種類がいるエキゾチックアニマルとの生活に憧れる人も多いでしょう。
すでにエキゾチックアニマルと暮らしている方もいるかもしれません。

エキゾチックアニマルと暮らす上での注意点やポイントを紹介いたします。

◆飼育が難しいこともある

ウサギやフェレットは、ペットとしての歴史もそこそこ長く飼育方法も確立されてきましたが、一方で、近年人気が出てきたハリネズミなどは、まだわかっていない生態も多く飼育が難しい側面があります。

このようにエキゾチックアニマルは、飼育方法が難しかったり、特定の環境を用意しないといけないなど制限がある場合もあります。

特にエキゾチックアニマルの中には外部からの刺激や人の生活音でもストレスを感じる種類がいるため、体調不良により弱ってしまう可能性もあります。
さらに飼育方法が確立されていないということは、病気になってもわかりづらく手遅れになってしまう可能性もあります。

エキゾチックアニマルを飼う前にショップや実際飼っている方の話を聞いたり、そのエキゾチックアニマルについて生態を十分に調べた上でお迎えを検討しましょう。

お迎え後もその子の様子を見ながら臨機応変に対応して、飼育環境を立ち上げてあげると安心です。

◆診てもらえる病院がまだ少ない

エキゾチックアニマルの飼育での課題が、かかりつけ医の確保です。
タイトルにもある通り、飼育の歴史が浅いエキゾチックアニマルですと、診てくれる獣医さんがいない!ということや専門の動物病院が家から遠方にあると言うこともあります。

エキゾチックアニマルをお迎えするときには、その種類に明るい、診てくれる動物病院をあらかじめ探しておくようにしましょう。

また、素人目には病気の発見もわかりづらく見落としてしまう可能性もあります。
定期的に連れて行き、健康診断を受けておくと安心です。

さらには、動物病院としてもそのエキゾチックアニマルの様子をこまめにチェックすることによりいざというときにすぐに対応しやすくなるというメリットがあります。

健康管理は長生きしてもらうために、最も重要になりますのでかかりつけ医を決めておくようにしましょう。

◆動物に合った飼育環境を整える

エキゾチックアニマルの生態を調べてからお迎えするの何大切だと紹介しましたが、そのエキゾチックアニマルの生態にあった飼育環境を整えてあげましょう。

チンチラなどは砂浴びが好きですので、砂場を導入したり、爬虫類には登り木や植物などをケージ内にレイアウトして野生に近い環境にします。

鳥類には止まり木を用意して、止まり木もその種類にあった形状をピックアップします。

飼育環境を整えることは長生きの秘訣にもなり、双方にとって快適に過ごすために必要です。
お迎え前に飼育スペースを立ち上げて、計画的に準備しましょう。

◆懐くではなく慣れる

エキゾチックアニマルは犬や猫のように人が大好きでべったりと懐くことは少ないです。
野生の本能が残っている子が多く、人がいる環境になれて一緒に生活することにストレスを感じることなく、同じ空間で過ごすことができる。

という状態がエキゾチックアニマルとの暮らしの理想の形になります。

慣れることはあるこど、懐くことは稀であるということを覚えておきましょう。
中にはベタ慣れと言って、犬や猫のように懐いてくれるエキゾチックアニマルもいますが、ごく少数です。

過度なふれあいは、エキゾチックアニマルのストレスの原因にもなりますので、様子を見ながら適度な距離感で付き合っていきましょう。


まとめ

珍しい種類も多いエキゾチックアニマル。
犬や猫とは一味違った飼育を楽しめることが魅力でもありますが、一方珍しい分病院や飼育方法の確立がまだまだな部分があります。

お迎えする前には必ず、お迎えしたい動物についてよく調べて、かかりつけ医を決めてから計画的にお迎えすることをおすすめします。



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