カブトムシの繁殖は簡単?必要なものと手順を総まとめ!

2021.04.21

カブトムシの繁殖は簡単?必要なものと手順を総まとめ!

最近密かにブームとなっているカブトムシの繁殖。レアなカブトムシとなるとかなりの値段で取引されるため、副業として行っている人も多いのではないのでしょうか?人気大物俳優の哀川翔さんも、たくさんのカブトムシを飼育していることで有名ですよね。 しかし、「カブトムシなんて虫かごでしか買ったことないし、繁殖なんて出来るのかな…」という方も多いと思います。今回の記事では、そんな方のためにカブトムシの繁殖に必要な環境・道具から産卵後までを徹底的に解説していきます。

カブトムシの繁殖に必要な環境・道具

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ここからは、カブトムシの繁殖に必要な環境・道具について紹介していきます。スタートから大掛かりな設備を導入する必要はありません。徐々に拡大していけば大丈夫です。

◆カブトムシ(オス・メス)

まずは親となるカブトムシを用意しましょう。この時、用意するメスには少しだけ注意点があります。

野外からとってきたメスや、ペットショップで購入したものであっても自然から採集してきた個体はもう交尾を済ませていることが多いです。そのため、新たにオスと一緒に飼育しても交尾をすることはありません。4、5日ほど休養させると、自然に産卵すると思われます。逆に、待っても産卵しないことを確認できた場合は押すとペアリングすることが出来ます。

また、オスメス共にきちんと成熟しているか、元気があるかどうかなどを餌への食いつきや夜に飛ぶかなどで確認しておきましょう。

◆産卵ケース

メスが卵を産みつける場所になるケースです。押し入れケースや大きめのプラスチックケースなど、深さのあるものにしましょう。

◆腐葉土・落ち葉・発酵マット

幼虫が育つ場所であり、幼虫の餌となります。産卵のケースの底から天井までみっちりと推し固めながら入れましょう。

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◆朽ち木・えさ

親カブトムシが生きていくためのものです。親カブトムシもしばらく同じケース内で生きていくことになるため、きちんと毎日取り替えましょう。

また、餌を入れる朽木は2〜3日水につけ、十分に湿った状態にしておきましょう。

◆温度の管理

産卵ケース内の温度は、20〜23℃になるようにきちんと管理しましょう。本来カブトムシが生活している森の中に近い温度です。温度が高すぎたり、あるいは低すぎたりするとメスが産卵しなかったり、死んでしまうことが考えられます。

また、親を入れてからも湿度の管理は徹底して行うようにしましょう。霧吹きで毎日水をスプレーするだけで構いません。

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カブトムシの交尾について

ここからは、最も重要なカブトムシの交尾について説明をしていきます。カブトムシな繁殖をするためには避けて通ることができない大切な知識ですので、しっかりと読んでくださいね。

◆交尾の時期

カブトムシの交尾の時期は、大体8月の初頭〜中頃です。遅いもので9月くらいに行う場合もあります。そのくらいの時期になるとカブトムシのメスはフェロモンを出し、それによってきたオスと交尾をします。

◆オス、メスのペアリング方法・交尾のさせ方

オスとメスのペアリング方法は非常に簡単です。十分に成熟しているオスとメスの用意ができたら、オスをメスの背中に乗せます。

ここでメスが十分に成熟しており、かつまだ交尾が済んでいなかった場合、オスを受け入れ交尾を開始します。交尾にかかる時間は個体によってまちまちで、数分のものもいれば数十分かかる個体もいます。刺激しないように気をつけながら、気長に待ちましょう。


カブトムシの産卵について

交尾が済んだら、いよいよ産卵です。ここからは、カブトムシの産卵について説明をしていきます。

◆産卵の時期

産卵の時期は、交尾の時期から少しずれて8月の中頃〜9月の初頭となります。メスは落ち葉の影や朽木、堆肥と地面の境界に少し潜り、卵を生みつけます。

メスを産卵ケースの中に入れてから、およそ1ヶ月以内には産卵が済んでいるものと思われます。 

◆産卵した後は?

メスを産卵ケースに入れてから1ヶ月くらい経ったのちに、メスをケースから出しましょう。その後の10月ごろになると、親カブトムシたちは死んでしまいます。最後までしっかりと飼ってあげましょう。

産卵した卵を確認したい場合は、新聞紙などに産卵ケース内の腐葉土を全部出して卵を回収しましょう。確認したいわけでない時には無闇に土に触らず、朽木や餌を取り除いたのちに冷暗所においておきましょう。この時、毎日霧吹きを行うことを忘れないようにしてください。しばらくすると、ケース内を動き回る幼虫が確認できるようになります。


卵から成虫になるまでの流れ

ここからは、カブトムシが卵から幼虫になるまでの流れを紹介していきます。成長の流れを知ることで正常に繁殖が進んでいるかの目安にすることが出来るので、ぜひ参考にしてくださいね。

◆孵化

産卵後10日ほど経過すると、丈夫な口で卵の殻を破り、幼虫が出てきます。卵の殻も立派な幼虫のエネルギーになるんですよ。

◆幼虫の成長

幼虫は腐葉土を食べ成長します。10ヶ月ほどの間腐葉土を食べ続け、その量は1匹で植木鉢1杯分ほどにもなります。また、その間に3回ほど脱皮を行い、1齢幼虫→2齢幼虫→3齢
幼虫と成長していきます。

昆虫や甲殻類といった節足動物の皮膚をつくっているキチン質やクチクラ質は、哺乳類の皮膚のように伸び縮みをすることができません。そこで、窮屈になった皮膚を脱いでさらに成長できるようにする脱皮を行うのです。

◆蛹化

孵化後10ヶ月くらい経った春頃、幼虫は体をくねらせ周りの土を押し除け固めることで蛹室と呼ばれる部屋を作ります。蛹室が完成後1週間ほど経つと、幼虫は3度目の脱皮をして蛹となります。

実は、昆虫は全員が蛹を経て成虫となるわけではありません。蛹を経る成長方法を完全変態と言います。カブトムシの他には、蝶なども完全変態として知られていますね。

◆羽化

カブトムシの蛹は初めは真っ白なのですが、しだいに褐色になり、日が経つに連れて色が濃くなっていきます。そして約3週間ほどたつと、蛹が体をくねらせ、中から成虫のカブトムシがあらわれます。まだ羽は真っ白で、中の羽も湿ってクシャクシャですが、確かにカブトムシです。
 

◆蛹室から脱出

羽化が終わったカブトムシは、体がしっかりと固まるまで約1日蛹室の中で過ごし、次の日の夕方、地上へと出ます。このときまでに、蛹の頃の皮はほぼ完全に取れています。 

◆成虫

蛹から羽化までが大体7月の終わり頃〜8月の初めに行われます。成虫はそれから10月ごろまでの間に活動、交尾を済ませ死んでいきます。


まとめ

ここまで、カブトムシの繁殖について紹介をしてきました。基本的に難しいのは温度、そして湿度の管理です。人間や犬・猫と違い、カブトムシの一生はとても短く儚いものです。だからこそ、きちんとお世話をしてあげて、カブトムシの一生をより良いものにしてあげてくださいね。それでは、良いペットライフを!



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