ハムスターとモルモットはどう違う?それぞれの生態と違いを解説

2022.04.09

ハムスターとモルモットはどう違う?それぞれの生態と違いを解説

ハムスターとモルモットといえば、小動物のペットの代表格といえます。なんとなく似たような見た目をしていますが、実は全く違う性質をもつ動物です。 ここでは、ハムスターとモルモット、どちらをお迎えするか悩んでいる方に向け、それぞれの特徴と生態の違いについて、ご紹介します。

ハムスターはこんな生き物

ハムスター

ハムスターは、げっ歯類に分類されるネズミの一種。植物の葉・実・種や昆虫など、何でも食べる雑食性の動物です。ハムスターは夜行性で、砂漠に生息し、暑い日中は地面に掘った穴のなかで過ごし、夕方から夜、早朝にかけた時間に行動します。
頬袋を上手く使い、えさを貯めたり、巣材となるものを運んだりすることができます。
また、ハムスターの前歯は一生伸び続ける性質があるため、固いものを噛むことで歯が伸びすぎることを防ぐ、という特徴があります。
なお、ハムスターの平均寿命は、2~3年ほど。1回の妊娠で4~10匹の子を産む多産の動物でもあります。


モルモットはこんな生き物

モルモット

モルモットは、げっ歯類に分類されるネズミの一種。植物の葉、茎、根などを食べる草食動物です。モルモットは夜行性で、主に南米に生息し、草原や森林、岩場などさまざまな環境で暮らしながら、夕方から夜、早朝にかけた時間に5~10頭くらいの群れで行動します。
モルモットは、ハムスターのように頬袋に食べ物を貯える習性はありません。
また、モルモットには、前歯とともに臼歯も一生伸び続ける性質がありますが、通常は、上下の歯をうまく噛み合わせることで歯が伸びすぎることを防ぐ、という特徴があります。
なお、モルモットの平均寿命は、5~7歳ほど。なかには、10年以上生きるモルモットもいるといわれています。


ハムスターとモルモットの生態の違い

ハムスターとモルモット、大きさの違いはありますが、それぞれ何となく見た目の似ている2種類。実際は、仲間や食性など、たくさんの違いがあります。
では、この2種の生態には、どのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、ハムスターとモルモットの生態の違いについて、ご紹介します。

◆体の大きさの違い

・ハムスター

ハムスターの平均的な体の大きさは、大型のゴールデンハムスターで、体長15~20㎝、体重100~200gくらい。小型のジャンガリアンハムスターで、体長が7~13cm、体重が30~40gくらいです。

・モルモット

モルモットの平均的な体の大きさは、ハムスターに比べると大きめで、体長は30cm前後。体重はオスの方が若干重いという傾向がありますが、700~1,200gくらいです。

このように、ハムスターとモルモットの体の大きさを比べると、明らかに違いがあります。

◆性格の違い

・ハムスター

ハムスターの性格には、種類や性別によって違いがあるといわれています。
たとえば、日本で人気のあるジャンガリアンハムスターは、基本的に人懐っこい性格といわれています。特にメスは、温厚で、環境の変化やストレス耐性に強い子が多いようです。オスは、好奇心旺盛で活発な反面、環境変化に敏感で神経質な子が多いといわれています。

・モルモット

モルモットは、基本的に温和で従順な性格といわれていますが、とても警戒心が強く、臆病で神経質な性質をもちます。本来は群れで生活するため、ハムスターに比べ、人に慣れるまでに多少時間が必要です。

◆生活リズムの違い

ハムスターもモルモットも、本来は、敵の少ない夕方から夜、早朝にかけた時間に活動する夜行性の動物です。
特に、ハムスターに関しては、比較的その傾向が強いようです。一方で、モルモットには周りの環境に合わせられる性質があり、人間に飼われているモルモットの多くは、昼間に活動することが多いようです。

◆遊び方の違い

・ハムスター

ハムスターの代表的な遊び道具といえば、回し車です。回し車は、ハムスターの運動不足やストレスを解消するためにも置いておいてあげることをおすすめします。
また、トンネルのような、体が入るくらいのぐらいの筒状のものを置いてあげると中に入って遊んだりします。歯の伸びすぎを防ぐためにも、かじり木のようなものを置いてあげると自然に嚙み始めます。

・モルモット

モルモットには、ハムスターが喜ぶような回し車のようなおもちゃを用意する必要はありません。
モルモットにとっての代表的な遊び道具は、トンネルのような、体が入るくらいのぐらいの筒状のものを置いてあげると中に入って遊んだりします。そのほか、かじり木やボールなどの転がるものを置いておくと自然と噛んだり、遊んだりします。


ハムスターとモルモットの飼い方の違い

ここまで、ハムスターとモルモットの生態の違いについてご紹介してきました。
では、実際に飼うとなった場合、それぞれどのような特徴があり、違いがあるのでしょうか。
ここでは、ハムスターとモルモットの飼育に関する違いについて、ご紹介します。

◆ご飯の違い

・ハムスター

ハムスターは、植物の葉・実・種や昆虫など、何でも食べる雑食性の動物です。
基本的なご飯は、ハムスター用のペレットです。そのほか、ハムスター用のおやつとして、種や果物だけでなく、チーズやタラのすり身なども販売されています。また、便秘気味のハムスターには、チモシーなどの牧草を与えることもあります。
なお、ハムスターは、ご飯やおやつをあげると、手を使って食べます。

・モルモット

モルモットは、植物の葉、茎、根などを食べる草食動物です。
基本的なご飯は、モルモット用のペレットです。そのほか、チモシーなどの牧草を与えます。
おやつとしては、新鮮な野菜や果物をあげるととても喜びます。冷蔵庫を開ける音に反応して、「キュー、キュー」と鳴いて催促したりすることもあります。
ちなみに、モルモットはハムスターのように手を使って食べることはありません。

◆飼育スペースの違い

ハムスターもモルモットも、ケージで飼育するのが一般的です。
それぞれ「固いものを噛む」性質があるため、ケージの素材は、噛んで誤飲してしまわないようなものを選ぶようにします。
では、実際に飼育スペースの違いをみていきましょう。

・ハムスター

さまざまな種類のハムスター専用のケージが販売されています。理想的なサイズとしては、高さが30cm前後、幅45~60cmくらいのケージを利用するのが、ゆとりがあっておすすめです。
ケージのなかには、エサ入れや給水ボトルのほかに、隠れることができるシェルターや砂浴び用の場所を置いてあげます。また、木くずなどの床材を敷くことで、ケガを防止することができます。
なお、ハムスターのケージの設置場所は、風通しの良い場所を選んであげましょう。

・モルモット

モルモットは比較的排泄物が多いため、鳥かごのような通気性のよい形状のケージが主流です。理想的なサイズとしては、高さが30~40cm、幅60~80cmくらいのうさぎ用のケージなどを利用するのが、ゆとりがあっておすすめです。
ケージのなかには、エサ入れや給水ボトルのほかに、隠れることができるシェルターや牧草などを置いてあげます。
モルモットのケージの設置場所は、臆病なモルモットが安心して過ごせるよう、静かで風通しの良い場所を選んであげましょう。

◆鳴き声の違い

・ハムスター

ハムスターは、基本的にあまり鳴き声を出さない動物です。
しかし、威嚇する、恐怖を感じる、驚くなどの感情で鳴くことがあります。たまに、甘えて鳴き声を出す場合もあります。
ハムスターが威嚇しているときは、「ギ」「ジ」といった鳴き声を出します。このようなときは、手を出して触ろうとしたりすると噛みつかれることもありますので、注意しましょう。
怖がっているときは「キー」という声を出します。このようなときも触らず、慣れるまでしばらく待ってあげましょう。
反対に、「キュッキュッ」「クンクン」といった鳴き声は、甘えているときに聞かれる鳴き声です。

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・モルモット

モルモットは、鳴き声でコミュニケーションをとる動物です。
威嚇する、恐怖を感じる、驚くはもちろんですが、飼い主に甘えて鳴き声を出すこともあります。
モルモットが威嚇しているときは、「キーキー」「グルルルル」といった鳴き声を出します。このようなときは、手を出して触ろうとしたりせず、ストレスの原因を取り除き、そっとしておいてあげましょう。
反対に、「クイクイ」「キューキュー」といった鳴き声は、甘えているときや催促しているときに聞かれる鳴き声です。

モルモットは、ハムスターよりも鳴き声を出します。飼い主さんに慣れると、たくさんの声を聞くことができるでしょう。

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◆慣れやすさの違い

ハムスターもモルモットも、警戒心の強い動物です。
もちろん個体差はありますが、はじめのうちは、慣れない環境から警戒したり、神経質になったりすることも多いので、お迎えして1週間くらいは静かに過ごさせてあげましょう。
ここでは、ハムスターとモルモットの慣れやすさについてみていきます。

・ハムスター

ハムスターは、個体差だけでなく、種類や性別によっても性格の違いが見られるといわれています。なかでもゴールデンハムスターは、温厚で賢く、人懐こい性格といわれています。
反対に、キャンベルハムスターなど、基本的に懐きにくい、慣れにくいといわれる種類もあります。
もちろん、お迎え後の飼い主さんの接し方によっても変わります。ハムスターは、たくさん名前を呼んであげたり、丁寧に接してあげたりすると、比較的早く飼い主さんにも、環境にも慣れてくれるようになります。

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・モルモット

モルモットは、とても警戒心が強く、臆病で神経質な性質をもちます。お迎えしてから、飼い主さんや場所に慣れるまで、少し時間はかかるかもしれませんが、ふれあい動物園などで子供に抱っこされても怒ることがないくらい温厚ですし、鳴き声で感情を表してくれるくらい、従順な性格です。
お迎えしたら、1週間くらい時間をかけて飼い主さんと場所に慣れさせましょう。1日に数回、ケージを除いてあげて飼い主さんを認識させたり、驚かせないよう静かにエサをあげたりしていると慣れてくれるようになります。

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まとめ

今回は、ハムスターとモルモット、一見似ているようで、実は異なる生態をもつ2種類の動物についてご紹介してきました。
ハムスターもモルモットも、ペットとして、昔から人気のある小動物です。
見た目の可愛らしさはもちろんのこと、ハムスターもモルモットも、飼い主さんとの信頼関係がしっかりと築ければ、撫でたり、いっしょに遊んだりできるようになります。
それぞれの生態と飼い主さんの環境などを見極めながら、一番仲良くなれる子を迎えてあげてください。



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