1.日本で見られる体全体が緑の鳥
1-1.メジロ
1-2.ウグイス
1-3.アオバト
1-4.ワカケホンセイインコ
2.日本で見られる体の一部が緑の鳥
2-1.マガモ
2-2.キジ
2-3.ブッポウソウ
日本で見られる体全体が緑の鳥
日本ではいろいろな種類の鳥が観察できますが、まずはその中でも日本で見られる体全体が緑色の鳥たちをチェックしていきたいと思います!
◆メジロ
緑色の鳥でもとても小さく、可愛らしい鳥です。
雑食ですが、花の蜜や果実が大好きなことから『はなすい』『はなつゆ』などの地方名があります。
◆ウグイス
日本の緑の鳥といえば、ウグイスを思い浮かべる方も多いのではないのでしょうか。
『ホーホケキョ』と鳴くウグイスはオスで、縄張り内を見張っていて他の鳥に対しての縄張り宣言をしています。
また巣に餌を運ぶのはメスで、メスに対する縄張り内に危険はないよ!という合図でもあります。
『ケキョケキョ』と鳴くのは、縄張りに侵入したものに対する威嚇と言われています。
この合図があると、メスは安全確保のため外敵に巣の位置がわからないように餌運びを中断し身を潜めます。
雑食ですが、夏場には小型の昆虫、幼虫、蜘蛛などを捕食します。
◆アオバト
広葉樹林、混交樹林が好きで、木の上で生活しています。
単独行動もしくは多い時で10羽程度の群れを作って行動しています。
植物食で果実や種子、桜やミズキなどの果実、木の芽や新芽を木の上で食します。
普段は森林に生息していますが夏から秋にかけては植物性の餌に恵まれないため、塩分・ミネラル補給として海岸に現れることがあります。
海水を飲み水にするという、大変珍しい鳥です。
◆ワカケホンセイインコ
近年、野生化した鳥の問題として取り上げられることもあり、緑の鳥といえばこの鳥を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
前述の通り、森林やサバンナ、樹木が多い市街地などに生息しており、植物食で植物の種子や花、果実、穀物などを食べます。
繁殖期は春で樹洞に巣を作ります。
繁殖期以外は群れで行動して、大木や街路樹で集団でねぐらをかまえます。
ペットとして飼うと多数の言葉を覚えたりワカケダンスなど面白い行動をとるので人気がありますが、神経質な性質を持ち合わせており、あまり知らない人が不用意に手を近づけてくると噛んで大怪我を負わせてしまう可能性があるため、注意が必要とされます。
日本で見られる体の一部が緑の鳥
これまでは体全体が緑色の鳥を紹介してきましたが、ここからは体の一部に緑色が入っている鳥をご紹介します。
◆マガモ
湖沼、河川、海岸、池、湿地の周辺の草地、田んぼなどに生息します。
植物食ですが、雑食で水草や植物の種子、貝なども食べます。
水面を泳ぐのが得意ですが、上手にもぐれません。
よく水中に首を突っ込んで逆立ちなどして餌をとる様子が見られますよね。
◆キジ
山、平地の林、農耕地、河川敷などの明るい草地に生息しています。
草の種子、芽、葉など植物を食べますが、蜘蛛や昆虫なども食します。
飛ぶのは苦手で主に地上を歩きますが、走るのがとても早いです。
夜は樹の上で休息します
◆ブッポウソウ
ブッポウソウを漢字にすると「仏法僧」と書き、仏法僧は“仏の教えを布教する僧”という意味になります。
そのようなことから古くから霊長として扱われてきた鳥です。
ブッポウソウと名付けられたのきっかけは鳴き声が「ブッ、ポウ、ソウ」と聞こえるからなのですが、実は実際のブッポウソウの鳴き声は「ゲェーゲゲゲ」といった濁ったような音です。
昔の人が暗い森の中から聞こえる「ブッ、ポウ、ソウ」という音をこの『ブッポウソウ』から聞こえていると勘違いしたことで名づけられてしまったのです。実際にそのように鳴くのはフクロウの仲間・コノハズクだったと後ほど判明しますが、改名することにはならなかったようですね。
そんなブッポウソウは平地から山地まで分布して、水辺に近い森林に生息します。
昆虫食でセミやコガネムシなどを食べますが、虫が空中を飛んでいる間にフライングキャッチで捕まえるという珍しい狩りを行います。
ペットとして飼える緑の鳥
これまで紹介してきた鳥は「ワカケホンセイインコ」を除き、完全な野鳥なので飼うことはできませんが、以下紹介する鳥さんはペットとして飼えますので検討してみてください!
◆セキセイインコ
漢字では『背黄青鸚哥』と書く。日本に初めて来た時のセキセイインコの背の色が黄色と青だったため。
野鳥としても、ペットとしても存在する。
群れを作って生活するものが多い。
草食で、植物の種子を食べて生活している。
小型のインコの中では最もおしゃべりが上手で長文も教えるとしゃべるようになります。
◆マメルリハ
『豆瑠璃羽』と漢字で書く。 【瑠璃色=紫がかった鮮やかな青色】のことで、そのような色の羽を持った、豆みたいに小さな鳥という意味があります。
大人しくマイペースな鳥で他のインコに比べて鳴き声が小さいので、ペットとして飼うのにはいいかな?
と思いますが、呼び鳴きなどは周りに響くかなり大きな声で鳴きます。
嫌がることをされると噛みついたりと攻撃的なところもあります。
飼育する際はしっかりコミュニケーションをとり、適度に距離をとってあげることが必要です。
◆コザクラインコ
物怖じしない積極的な性格な子が多いです。
パートナーへの愛情がとても深いことから『ラブ・バード』と呼ばれているほどで、信頼しているパートナーにはべったりとして愛情を注ぎ、パートナー以外には嫉妬心をもって威嚇したりします。
まるで人間のようで可愛いですね。
まとめ
今回は日本で見られる緑色の鳥ということで、野鳥がメインになってしまいましたがいろいろな緑色の鳥を集めてみました。
緑色の鳥は、色鮮やかで思わず目がいってしまいますよね。
私も自宅に緑色の愛鳥がおりますが、ペットとして飼うと毎日お世話もできてとても心が癒されますよ♪
皆さまが気になっている緑色の鳥は見られたでしょうか?
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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